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LOVE PSYCHEDELICO インタビュー

Album

『ABBOT KINNEY』
2010.01.13 RELEASE
VICL-63480
3,045円(tax in.)

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01.Abbot Kinney
02.Beautiful days
03.Here I am
04.Secret crush
05.Shadow behind
06.I'm done
07.Hit the road
08.Bring down the Orion
09.Happy birthday
10.This way
11.Dr. Humpty Brownstone
12.Have you ever seen the rain?

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LOVE PSYCHEDELICOインタビュー

 今の日本に、そして2010年代の始まりにこれだけナチュラルにハッピーを響かせるアルバムが誕生したことを嬉しく思う。何が終わっても、悲しくても、苦しくても、それから目を逸らしてまた落ち込んだりしなくても、素直に生きていればポジティブに生きられる要因なんて日常の中に幾らでも転がっている。なんてことをわざわざメッセージしなくても、1曲目のイントロを聴いた途端にサラッと世界を変えてくれるアルバム『ABBOT KINNEY』について、KUMIとNAOKIに語ってもらった。

−−今日お会いしたらまず伝えたかったんですが、去年の【ARABAKI ROCK FEST.09】のステージは本当に最高でした!

KUMI:嬉しい!『Freedom』とか、あとカバーもやったよね。ビートルズの『ヘルター・スケルター』とか。

−−大袈裟じゃなくて、何か降臨してましたよ。大雨だったのに晴れだして。その空が嘘みたいに綺麗で。あんな綺麗な空、多分後にも先にも見たことない気がするんですが、ステージで演奏してる側としてはあの日のライブはどうだったんですか?

KUMI:すごく良かったよ。スーッと通るモノがあって気持ち良かったよね。

NAOKI:うん。曽我部(恵一)さんとセッションしたのも面白かったし。あの日は『ヘルター・スケルター』だけじゃなく『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』とか『アイ・ショット・ザ・シェリフ』とかもやったんだよね。良い1日だった。

−−どの曲も素晴らしかったんですが、特に素晴らしかったのが『Freedom』で。アラバキもそうですが、最近のライブではかなりの手応えを感じてるんじゃないですか?

KUMI:そうだね。やっぱりライブをやると中心になるよね。あの曲をどこに持ってくるかでライブの流れが変わる。

NAOKI:ギョッとするようなイントロなんで(笑)。それまでにないタイプの曲だったんで、ここ数年はLOVE PSYCHEDELICOの新しいカラーとして大きな存在になってます。

−−あと、4年ぐらい前から 開く 「本当に6人でバンドになれてる(※1)」 「このバンドは最高だ」的なことをKUMIさんもNAOKIさんも仰っていたんですが、時間っていうのは凄いもんで「こんなにまだ伸びしろがあったのか」っていうぐらい、バンドが進化しましたよね。

KUMI:どんどんバンドらしくなってるよね。今でもまだ進化し続けてるしね。ライブのときに集まるバンドメンバーだけど、みんなそれぞれ自分の分野で活躍していて、集まるときにはそこで得たモノを持ち寄ってくるから「パワーアップしてるな」って毎回思う。

NAOKI:先日「僕らの音楽」の収録で久々に集まったんですけど「やっぱりこのバンドはもう本当にバンドになってるな」って。あんまり言葉は要らないし、こっちが何をしたいかすぐ分かるし。

−−とは言え、普段は皆さん、それぞれのバンドやアーティスト活動に忙しいミュージシャンです。これだけ長くメンバーチェンジもなく、本当にバンドになれた要因って何だったんでしょうね?

KUMI:みんながみんなそれぞれのことを好きというか、リスペクトしてるからじゃないかな。

NAOKI:あと曲をしっかり作ってるのもあるよ。みんなが自由に演奏しても崩れない、ヤワじゃないリフを作ることだったりね。みんなが楽しく曲に一直線に向かえる、そういう曲を作るっていうのが大切だと思う。

−−前に僕は「LOVE PSYCHEDELICOは野外の似合うバンド」と言わせてもらったんですけど、今は野外じゃなくても野外みたいな開放感とかグルーヴを生めるバンドになってますよね。

NAOKI:そうだね。やっぱりあのバンドメンバーと出逢っていろいろ変わったことがあるから。こっちも勉強させてもらってるから。

−−じゃあ、これからも共に活動していく仲間で在り続けるんですかね。

NAOKI:それはそうだと思います。変にそこに執着するのは良くないけど、でも会えば必ず何か生まれるからね。

−−だからこそもっと観てもらいたいですね、LOVE PSYCHEDELICOのライブは。いろいろスケジュールの調整とか難しいと思うんですが、もっとライブの本数増やせないんですか?

KUMI:やりたい、やりたい。本当にライブはもっともっとやりたいの。でもみんなが忙しいのもあるし、私たちがアルバムの制作に時間が掛かるっていうのもあるし(笑)、でも常にライブはもっとやりたいっていう願望はある。

NAOKI:2人でアコースティックのライブとかもやってみたい。

KUMI:そうだね。だからあのバンドはあのバンドでずっと一緒にやっていきたいけど、そこに執着はしてないからこそ2人で何かやってもいいし、新しい出逢いがあればその人とやってもいいだろうし。

NAOKI開く Eストリートバンド(※2) じゃないけど、彼らみたいな確固たる仲間がいるからこそ、他のスタイルも模索できる。オノ・ヨーコさんのイベントに2人で呼ばれても楽しくライブはできるし。そうやっていろんな形のライブはやっていきたいですね。ただ、2010年のツアーはもちろんあのメンバーでやりますよ。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵