『ALWAYS』 2010.01.20 RELEASE AICL-2078 \1,223(tax in.)
--あの瞬間の中島美嘉を観ていて、自分の気持ちを出してしまうことへの恐れが全くなくなったなと感じました。 中島美嘉:そうですね。以前は感情が前に出れば出るほど歌えなくなってしまったんですけど、今回はトレーニングしたっていうのもあって、感情に声が負けなくなったんですね。だからより感情を前に前に出していけるようになって。 --そんな感動的なツアーを終えた後も『CANDY GIRL』『流れ星』のリリースと精力的な活動が続いてますが、映画「サヨナライツカ」主題歌を担当するというこれまたビッグニュースがありました。このお話を頂いたときはどんな気持ちになりました? 中島美嘉:もう本当に有り難かったです。 --映画をご覧になられてどんな印象や感想を? 中島美嘉:中山美穂さんの演じた沓子(※1)沓子(※1) ※1.真中沓子・・・その美貌と誰にも縛られない自由な性格ゆえに“ただ、愛される”人生を歩んできた、映画「サヨナライツカ」のヒロイン。その妖艶さ、そして豊と出逢ってから確実に芽生えていく純愛を、中山美穂は神懸かり的な演技で表現した。 について「すごいな」と思ったのは、大人の遊びみたいなところから始まってどんどん好きになっていく訳じゃないですか。でもそれをしっかり伝えるわけでもなく、いろいろ喚き散らしたりすることもなく、ああいう選択をするのが格好良いなと思って。それはすごいなと思いました。 --中島さんもこれまで様々な形の愛の歌を表現してきましたが、この映画の中でも様々な愛の形が描かれています。で、それぞれの愛の形について中島さんがどんなことを感じたのか覗いたいのですが、まず西島秀俊さんが演じた“好青年”こと豊(※2)。“好青年”こと豊(※2)。※2.東垣内 豊・・・女性にモテる。仕事もできる。それでいて9回裏に無難なバンドよりサヨナラホームランを打ち飛ばすような覇気もあるエリートビジネスマン。非の打ち所がない婚約者もおり、順風満帆な人生を歩んでいたが、沓子との出会いによって―――。 彼の生き方や愛の形にはどんな印象を持たれました? 中島美嘉:「勿体ないな」とは思いましたけどね~。あそこまでの大恋愛なんて一生の中でそうそうあるモノじゃないですからね。 --女性からすると最低の男と思われても仕方ない部分もあると思うんですが。 中島美嘉:私は愛の形については、毎回いろんなところで聞かれる度に言ってるんですけど、何でもアリだと思うんです。人を騙す以外は。だから間違いとか「これはないな」っていうのは自分の中であんまりない。そういう意味では、彼は騙していないので、彼なりに頑張ったのかなぁって思う。 --では、そんな豊を支えていく光子(石田ゆり子)(※3)光子(石田ゆり子)(※3)※3.尋末光子・・・バンコクにいる婚約者・豊との一日一回だけの電話を楽しみに過ごすような健気さを持ちながら、その心には最後まで自分の愛を貫く強さを持った女性。詩を書くのが趣味。 にはどんな印象を? 中島美嘉:いや、もう「すごい」としか思いませんでした。「何でそこまで出来るんだろう?」って思いました。本当に愛しているようには見えなかったんですよ、私には。それが彼女の家系に代々伝わる愛し方なのかもしれないんですけど。私的には「悲しいな」って。 --ちなみに中島さんは沓子と光子、どっちの気持ちで映画をご覧になられていました? 中島美嘉:どっちもですね。女性としてはどっちもつらいというか、どっちも悲しいじゃないですか。ただ、光子の心の強さは凄いなと思ったんですけど、あのシーン(※4)あのシーン(※4)※4.あのシーン・・・沓子、豊、光子による三角関係。その未来を決定付ける、現実にあったらかなりタジタジしてしまうシーン。 でちゃんと切ない顔をする沓子も好きです。 --個人的には、あの中山美穂さんの妖艶ぶりには神懸かり的なモノを感じました。原作における沓子が完全に降りてきていたと言っても過言ではないと思うんですが。 中島美嘉:私も凄いなと思いました。女性から見て嫌みが全くないんです。ただエロいだけじゃないから。あれは女の人でも「これだけ綺麗だったら仕方ない」と思っちゃいますよ(笑)。 --そんな三者三様の愛の形が描かれる「サヨナライツカ」ですが、この映画のテーマでもある「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと 愛したことを思い出すヒトにわかれる」。中島さんは自分ではどちらだと思いますか? 中島美嘉:分かんない!考えれば考えるほどどんどん分かんなくなってきてますね。あの、死ぬ前に聞いてください(笑)。 --分かりました(笑)。そんな映画「サヨナライツカ」の最後に響き渡る主題歌『ALWAYS』にまた、豊や沓子の想いが重なって泣けるんですが、自身では今作の仕上がりにどんな印象を持たれていますか? 中島美嘉:私も本当に大好きです。イントロから好き。そういうことって思ってもなかなか自分から言わないタイプなんですけど、この曲は「本当に良い歌がうたえたな」と思って。だからいっぱい聴いてほしいですね。 --かつてのインタビューで中島さんは「私はどちらかと言うと、すごく男性っぽい恋愛をする」と仰っていたんですが、そういう意味では「過ちだとしてかまわないから」「迷わず駆け出して今すぐ会いに行くよ」などのフレーズが出てくる今作は気持ちを入れやすい歌ではありましたか? 中島美嘉:そうですね!