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JASMINE 『THIS IS NOT A GAME』 インタビュー

シングル
JASMINE New single『THIS IS NOT A GAME』

『THIS IS NOT A GAME』
2010.03.03 RELEASE
[完全生産限定盤]
AICL-2089
1,020円(tax in.)

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01.This Is Not A Game
02.MY LIFE, MY LOVE, MY ALL

J天才JASMINE 本能のダンスミュージック『THIS IS NOT A GAME』リリース記念特集
天才JASMINE 本能のダンスミュージック『THIS IS NOT A GAME』リリース記念特集

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Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵
JASMINE 『THIS IS NOT A GAME』 インタビュー

 感覚と衝動。なんだかロック然とした言葉を並べているが、JASMINEの音楽はこのふたつによって生み出されていることが、今回のインタビューを通してよく分かった。叫びたい想いをリリックに乗せ「これは面白い」と思ったモノを感覚的に音へ変換していく。そのスタイルで、ましてや新人で彼女ほどの人気を集めるアーティストは非常に希だと思うのだが、故にメディアやリスナーがJASMINEをカリスマ化しようとするのも必然と言えよう。2010年代のシーンは面白くなる、そんな確信をこのテキストを通して感じてもらえたら嬉しい。

--今日はhotexpress初登場なので、まずはJASMINEが何に魅了されて、こうして今音楽を発信しているのかっていうところを聞いていきたいんですが、音楽が好きになったキッカケは何だったの?

JASMINE:家族が全員音楽好きで、お父さんはギターがすごく上手いんですけど、昔は歌手を目指していたんです。で、お母さんも最初は歌手になりたくて、でも楽器の方が得意だと気付いていろんな楽器を弾いてきて。ピアノの先生とかもやってるんですよ。なので家にいれば自然と音楽が流れてくるので、気付いたらもう好きになっていました。だから普通に「将来は音楽しかないんだ」と思っていて、音楽に関わることなら何でも良いからやろうと。でも私、面倒くさがりなんで、勉強とか嫌いなんで、音符を読むのが嫌だったんですよ。それで「音符を読まなくてもできるのは歌しかない」と思ってゴスペルを始めました。

--いわゆる娯楽やアート、エンターテインメントで最初にハマったのは音楽?

JASMINE:興味が音楽にしか行かなかったんですよ。小さいときから、いろんなテレビを観てたけど、記憶に残るのが音楽プロデューサーとか歌っている人の裏側とかを追っかけている番組ばかりで。「こんな風になってんだ~」って感心しながら観てました。あとテレビを観ていて憶えているのはウド(鈴木)ちゃんぐらいで。

--音楽とウドちゃんだったんだ(笑)。

JASMINE:ウドちゃんにファンレター書いたりしました。出せなかったんですけど。

--そんな女の子が音楽を作ったり発信していくことになったキッカケは何だったんでしょう?

JASMINE:何をやっても誰も認めてくれなくてグレる時期ってあるじゃないですか。「全員敵!」みたいな。そのときに「あなたは音楽をやりなさい」って言ってくれる人がいて、その言葉がちょっとずつ染みていって。で、そういう言葉を言ってくれていた人がひとり亡くなってしまったんです。その人は亡くなる直前に私のことをすごく口にして気に掛けていてくれたみたいで。それで「何でもいいから何かやんなきゃ」と思っていたときに、友達が「俺の先輩ラップやってんだけど、おまえ一緒にやってこいよ」って言ってくれて。「やる!」って言ってクラブに行って、その先輩に会ったら「この日までに曲作ってきて」って。それで何も分からないながらも無理やり作ったのがキッカケ。

--どうやって作ったの?

JASMINE:トラック流しながら鼻歌で。「こんなんでいいのかな?」とか思いながら。でもゴスペルをやっていたのでニュアンスとかハモりとか、何となく分解の仕方は分かっていたので、それだけを頼りに曲を作りました。

--今はどんなスタイルで曲を作ってるの?

JASMINE:なんだかんだでそのときと変わらない。でもそのときは「これでいいのかな?」って不安になりながら作っていたけど、今は「これでいいんだ!」と思って作ってます。

--初めて曲を作ってからデビューに至るまではどんなストーリーがあったんでしょう?

JASMINE:クラブで歌ってるときに「おまえはクラブで歌うより、ちゃんとメジャー行ってプロ目指した方がいいよ」って言われて、それで「そうするつもりッス。言われなくても」みたいな。で、そのときはライバルの存在が大きくて、ラッパーの中に入っていって「おまえなんかには負けないから」みたいな剥き出しな世界でどんどん意欲を燃やしていって。「こいつら、絶対見返してやるからな」みたいな感じだったんですけど、その中である日「CDをレコード会社に送りつけよう」と思って、送り……、叩き付けました。

--(笑)。それがソニーさんだったと?

JASMINE:他のところに入ろうとは思わなかった。好きなアーティストのCDを見てみると大体ソニーミュージックで。

--デビューが決まったときはどんな気持ちに?

JASMINE:フェードインしていく感じだったので「決まった!」って実感する瞬間がなくて。気付いたらデビューすることになったなっていう。ただ、私は常に外を歩くときにiPodで音楽聴いてるんですけど、レジか何かに並んでいるときにヘッドホンを外したら自分の曲が流れてきて「おぉ~!あ、そっか」ってデビューしたんだってことに気付いて「やべぇ!みんなこっち見てる?」みたいな感じにはなりました。

--ちなみにJASMINEのオフィシャルサイトのプロフィール欄には“弱冠20歳にして、間違いなく時代を変える驚異の存在”と書かれていますが、そういう意識を自らも持ってデビューした感覚ってあるの?

JASMINE:意識しても時代は変えられないです(笑)。逆にそれを見て「そういう意気込みか!」って。

--では、自分がそういう取り上げ方をされる要因って何だと思います?

JASMINE:テンション。ヴァイヴスですかね。クラブでけちょんけちょんにされた経験があるから、そのサヴァイヴな感じというか、ヴァイヴスが周りにそう感じさせるのかもしれない。

--僕はもう単純に他とは違うからだと思うんです。JASMINEと同世代でR&BやR&Bテイストのある音楽をやってる女の子たちとは一線を画す歌をうたってるから。

JASMINE:デビューするまではそういう女の子たちの曲は全然聴いてなかったんで、後からそういう風に言われてみんなとは違うんだって気付いた感じですね。それで「あの人たちはきっとヒップホップ聴いて育ってないなぁ」とか思ったことはあります。でも確かに私は小さいときから「友達とはかぶらないようにしよう」とか思っていたりはしました。洋服にしても「あの子が着てるようなのは絶対に買わない」とか。