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のあのわ 『MAGICAL CIRCUS』インタビュー

アルバム
のあのわ アルバム『MAGICAL CIRCUS』

『MAGICAL CIRCUS』
2010.08.04 RELEASE
[初回盤限定盤(CD+DVD)]
VIZL-384
\3,150(tax in.)

のあのわ アルバム『MAGICAL CIRCUS』<初回限定盤>を購入する

[通常盤(CD)]
VICL-63639
\3,000(tax in.)

のあのわ アルバム『MAGICAL CIRCUS』<通常盤>を購入する
01.lalala-uh-uh-yeah!
02.愛をこめて
03.FOCUS
04.マイガール
05.Sweet Sweet
06.つないで
07.スクォンクの涙
08.グラデーション
09.もぐらは鳥になる
10.good day
11.流星
12.ネバーランド
のあのわ 『MAGICAL CIRCUS』 インタビュー

 大傑作『SPECTACLE』を凌駕することができるか。2009年のhotexpress新人部門MVPでもある“のあのわ”最大の課題はそこにあると思っていた。そして彼らは「自分たちの表現と今の時代って合わないのかも知れない。受け入れられないのかも知れない」という葛藤を乗り越え、今作『MAGICAL CIRCUS』でひとつの答えを提示し、前作に勝るとも劣らない素晴らしい音楽を響かせる。Yukko(vo,cello)とゴウ(g)がアルバムの話を通してそのストーリーを語った。

--アルバム『SPECTACLE』のリリースから約1年。この期間はのあのわにとってどんな期間となりましたか?

Yukko(vo,cello):デビューしてから『SPECTACLE』までも嵐のような日々だったんですけど、その後も“曲作って、ライブやって”をずっとやってて。だから「もう1年経ったんだな」って驚いている感じです。

ゴウ(g):とにかくライブが大きかった。正直、インディーズ時代はそんなにがっつりライブをやっていた訳じゃないので、初のワンマンをやったことがいろいろ大きな影響を与えていて。ライブをやって「次はこういう楽曲を作りたい」って思うようになったり。

--『SPECTACLE』を引っ提げた全国ツアーは実際に廻ってみていかがでした?

ゴウ:初めてのワンマンツアーは、初日が大阪だったんですけど、もう緊張しちゃって。

Yukko:ワンマンライブがどういうものなのかをそのツアーで初めて知って。だから「お客さんが期待するレベルまでは辿り着いてないのかも」って思うところもあったんですけど、そのツアーが終わってライブのときの感じ方だったりが結構変わって。ワンマンライブを通してライブの流れというものが分かったし「もっと早くやっておけばよかった」って思いました。

ゴウ:長いセットの方が自分たちが生きるというか、世界が作りやすいんですよね。大きく作れる。

--また、そのツアーの前後でYukkoさんのチェロが盗難。そして発見されるというニュースがありました。失ってしまったときはどんな気持ちに?

Yukko:電話が来て「車上荒らしに遭ってチェロが無くなった」って聞いたんですけど「まさか」と思って信じられなかったんですよ。で、本当に無くなってるって分かっても「すぐ出てくるだろうな」となんとなくそう思ってたんです。でも全然出てこなくて、凹みました。

ゴウ:そのとき、たまたまチェロを車に入れていたんですよ。いつもは車に入れっ放しにはしてないんですけど、次の日が早いからってそのまま入れてたんです。そしたらチェロと、あとギターも盗られていたんですけど。

--チェロばかりがクローズアップされていましたけど(笑)。

ゴウ:そうなんですけど、実は借りてるギターも。しかも最初はそのギターが盗られていることに気付かなくて。マネージャーに「俺のギターもないじゃないか!なんで気付かないんだよ」って怒られて(笑)。最終的にはチェロと一緒に出てきたんですけど。

--どんな楽器でもそうだと思うんですが、特にチェロって長く使えば使うほどの楽器じゃないですか。愛情も注いでいたでしょうし、別のチェロでライブに臨むのにはやはり抵抗がありましたか?

Yukko:いや、実は夏に外で使うようにもうひとつチェロを買っていて。それを使っていたんですけど、PAの方とかに「音が全然違うね」とか言われると「はぁ~、悔しいな」って。

--しかし今年の1月に発見されました。

Yukko:最高でした。諦めた頃に戻ってきたので。あと、それまでネットとかいろんなところで励ましの言葉をもらったりしていて。ラジオ局に行ったとき「元気出してね」って言ってもらったりとか。それも本当に嬉しかったし。「人って他人のことでこんなに温かくなってくれるもんなんだ」って知ることができました。

--やっぱり全然違いますか? 失って、戻ってきて、それを弾いてみると。

Yukko:「優しい音なんだな」って思いました。それも嬉しかった。

--そのチェロが戻ってきた後、のあのわがNHK「トップランナー」テーマ曲を担当するというニュースが飛び込んできました。ミュージシャンを含むクリエイターが多数出演している番組のテーマ曲ということで、のあのわ的にかなりおいしいタイアップだったんじゃないですか?

Yukko:そうですね。あれはデモをNHKの方が聴いてくれて、気に入ってくれて。別に曲を探していた訳ではなかったみたいなんですけど、イメージにすごくハマってくれたみたいで。私たちも「トップランナー」テーマ曲を狙って作っていた訳ではなくて「次の新しい曲」っていうことで作っていたんですけど、結果として使って頂けることになって良かったです。

--そのテーマ曲『もぐらは鳥になる English ver.』。のあのわのアッパー系の曲の中では最もゴージャス感のある、それこそクイーンとかを彷彿させる楽曲に感じたんですが、そもそもどんなイメージや想いがベースになった曲なんでしょうか?

Yukko:nakame(b)くんが曲を持ってきて「サビでは懐かしくて切ない感じを出したいんだ」って言ってて、そこに向かってみんなで作っていった感じですね。最初の曲の意図っていうのは分からないんですけど、なんか「パスタ作ってるときに思いついた」とか言ってました(笑)。

ゴウ:あと、ドラムがドンドコドンドコ鳴ってるんですけど、あのフレーズは俺とnakameちゃんがずっと「使いたいな」って言ってて。それを俺がnakameちゃんに譲った結果として生まれた曲ですね(笑)。

--英語詞にしようと思ったのは?

Yukko:私、デモはいつもデタラメな英語で歌ってるんですけど、それを聴いたNHKの人から「喋るところに曲が乗るから日本語よりも英語でお願いしたい」と言われて。それで初めて挑戦しました。最終的には日本語詞バージョンも出そうとは思っていたので、まず日本語詞を書いてそれを英訳してもらった感じですね。

--そして6月には亀田誠治プロデュースのニューシングル『グラデーション』を発表。まず亀田さんとご一緒することになった経緯を教えてもらえますか?

Yukko:チャットモンチーさんの『風吹けば恋』とかスピッツさんの『正夢』とか聴いて「すごく良い曲だな」って思っていたんですけど、それを亀田さんがプロデュースしていることを知って。それで「いつか一緒にやってみたいな。パキッとしたのを作ってくれるに違いない」と言ってたら、その話をディレクターの方が亀田さんにしてくれたんです。

--実際、プロデュースしてもらっていかがでしたか?

ゴウ:亀田さんはすごく純粋で、音楽がすごく好きなんだなとも感じたし。のあのわの第6のメンバーみたいな感じで、すごく親しみやすくて。でも会う前のイメージとしては、もっと数学的な人だと思ってたんでしょ?

Yukko:クールな人なんだろうなぁって。でも真逆でした。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵