音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン  
 
   
 
音楽情報サイト:hotexpress トップページに戻るニュース一覧へインタビュー一覧へライブレポート一覧へ
レビュー一覧へエアプレイチャートへメールマガジンを購読する特集一覧へ
SEARCH
アーティスト検索
 
 

菅原紗由理 『『好き』という言葉』インタビュー

菅原紗由理 『『好き』という言葉』 インタビュー

 音楽に救われ、夢を見て、傷ついて、自らの想いを投影させるようになった菅原紗由理。hotexpressは彼女に対する初めてのインタビューで、そのストーリーを辿りながら“リアル・ボーカル”や「レコチョク新人杯」グランプリ受賞者という肩書きの向こう側にある実像に迫った。若き歌姫の初々しくも芯のある言葉たち、最新シングル『『好き』という言葉』と共にぜひ触れて頂きたい。

--菅原紗由理ってどんなアーティストだと自分では思いますか?

菅原紗由理:……難しいですね。でも「幅広くいろんな音楽を歌えるアーティストになりたい」っていう想いはあります。バラード曲だけ、アップテンポの曲だけのイメージよりは、ロックテイストのものだったり、ジャズっぽい曲だったり、いろんな色を出せるアーティスト。そんな風に見られたらいいなって思ってます。

--『さよなら feat.菅原紗由理』で共演されたMiss Mondayさんが「歌詞ひとつひとつに込められた情感をとにかく一生懸命に伝える人」と、菅原さんのことを仰っていました。実際のところはどうですか?

菅原紗由理:自分の今までの恋愛経験や友達との経験、そういう実体験をどれだけ鮮明にイメージしながら歌えるか、やっぱり「好き」っていう言葉でも「その」でも「あの」でも、どんな言葉にも想いは入っています。だから息遣いやブレスの仕方も言葉によって変わる。場面場面によって優しく歌うとか、そういうことは気を付けてます。

--では、菅原紗由理を形容するのに“リアル・ボーカル”という言葉がよく使われていますが、歌詞に込められた想いをどれだけリアルに声でも表現できるか。そこはすごく重要視しているんですね。

菅原紗由理:そうですね。例えば恋愛で悩んだときとか、友達や家族とのトラブルがあったときとか、自分自身で立ち直れない何かがあったとき。励ましの言葉とか電話とかすごく嬉しいんですけど、結局何で解消されているかと言うと、私は音楽が多いんです。暗くなってるとき、悲しいときは、言葉ひとつひとつにその人の全てが込められている曲を聴くと、やっぱり伝わってくる何かがあるので。だから自分もひとつひとつの言葉がストレートに伝わる歌を歌いたい。

--ちなみに今現在の自分のボーカルにはどんな自己評価をされていますか?

菅原紗由理:全然まだまだですね。星5つで表すとしたら星1つか1.5ぐらいですかね(笑)。ただ、デビューする前と後ではやっぱり気持ち的にも変化が大きかったし、デビュー以降、特にいろんな曲を歌っている分だけ、表現方法は増えたんじゃないかなと。でも日々勉強ですね。プロデューサーのSinさんからアドバイスを受ける度に「自分はこういう部分がまだ出来ていないんだ」って気付かされる面がたくさんあるので。自分が目標にしているアーティスト像にはまだまだ近付けていないなって。

--ただ、菅原紗由理が歌うラブソングは現時点で高い評価を受けています。

菅原紗由理:最近すごく感じるのは、今の年齢だからこそ歌えるラブソングがあると思うし、今私が一番リアリティを歌に持たせられるのは恋愛なのかなって。で、もっと年齢を重ねていくと、もっと複雑な想いをリアルに表現できるようになるのかなって感じています。今は25歳の人がどんなことを考えているのかは分からないので。ただ、今回のラブソング『『好き』という言葉』では今までと違って優しさとか温かさが出せたんじゃないかなって思ってて。終盤の二声コーラスの部分とかは特に。

--今のボーカルスタイルが形成されるまでには様々なストーリーがあったと思うんですが、そもそも菅原さんが歌うことの面白さや喜びに目覚めたきっかけって何だったの?

菅原紗由理:両親がすごく音楽好きだったんですね。秋田県の横手市っていうところに住んでいたんですけど、そこで父親がバンドのボーカルをやってて、趣味でギターもずっと弾いていたので、その度に一緒に歌ったりとか。生活の中に音楽が溢れていたんです。だから自然とどんどん歌が好きになっていって。ピアノも習ったりとかしていたんですけど、結局歌が一番好きだった。ただ、中学1年生の頃からオーディションを受けるようになるんですけど、親も最初賛成ではなくて、なかなか一歩踏み出せなかったんです。そんな中、バスケットボールの推薦で高校に入って。

--そんな才能もあったんですね。

菅原紗由理:でも歌が諦めきれなくて、推薦で入ったにも関わらず、2ヶ月程でバスケットは辞めるんです。その背中を押してくれたのは、テレビで流れていたDREAMS COME TRUEさんの東京ドームでのライブで。吉田美和さんの声に感動して涙したのと同時に「何を私は悩んでるんだろう。私はステージに立ちたい」と思ったんですよね。

--ちなみに人生で初めて買ったCDって何だったりするの?

菅原紗由理:何だったかなぁ? 自分の街にCDショップっていうのが無かったはずなので(笑)。秋田市に行って初めて親に買ってもらったのは、そのとき流行っていた『慎吾ママのおはロック』。でもその前に、親の影響で聴いていたのは尾崎豊さんの『I LOVE YOU』だったりするんですよ。初めて憶えた歌でもあるんですけど。まだ5才ぐらいのときだったかな?

--それからどんな音楽を聴いていくんでしょう?

菅原紗由理:小学校の辺りは宇多田ヒカルさんとか。中学生になってからは、ヒップホップだったりR&Bだったり。洋楽を聴いていた母親の影響もあって。最初に聴かせてもらったのはマライア・キャリーでしたね。それで「どうすればここまで全身を使ってひとつの歌を響かせることができるんだろう」ってすごく衝撃を受けて。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵