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ソウル・フラワー・ユニオン 『キャンプ・パンゲア』インタビュー

アルバム
ソウル・フラワー・ユニオン アルバム『キャンプ・パンゲア』

『キャンプ・パンゲア』
2010.12.15 RELEASE
XBCD-1034
\3,150円(税込)(tax in.)

ソウル・フラワー・ユニオン アルバム『キャンプ・パンゲア』<初回限定盤>を購入する
01.パンサラッサ
02.ホップ・ステップ・肉離れ
03.ダンスは機会均等
04.死ぬまで生きろ!
05.死んだあのコ
06.再生の鐘が鳴る
07.アクア・ヴィテ
08道々の者.トラック名
09.太陽がいっぱい
10.パンゲア
11.千の名前を持つ女
12.スモッグの底
13.ルーシーの子どもたち
14.続・死ぬまで生きろ!
15.移動遊園地の夜
Archive
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Interviewer:杉岡祐樹
Page Design:唐沢友里江
ソウル・フラワー・ユニオン 『キャンプ・パンゲア』 インタビュー

--では、『キャンプ・パンゲア』が完成した時の手ごたえというのは?

中川敬:もちろん! ただ、このアルバムを客観的に聴けるようになるのは、やっぱり数年後。なぜなら思い浮かんだメロディをボイスレコーダーに録音することから始まって、曲を作り、歌詞を書き、弾き語りデモをメンバーに送り、アレンジして、ライヴでやって、録音して、ダビングして、唄やコーラスを入れて、ミックスして、マスタリングして……って、初めから最後まで、俺、関わり過ぎ(笑)。

--なるほど!(笑) それは厳しい作業ですね……。

中川敬:そう。休みたい(笑)。あるいは、プロデューサー付けてみたい、とか。ギャラいらんからプロデュースさせてくれっていう巨匠、どっかにいないかな?(笑)。

--また、ラストを飾る<移動遊園地の夜>も、本当に素晴らしいダンス・ミュージックですよね。テンポの良い4つ打ちだけがダンスじゃないってことを、改めて痛感させられる曲だと……

中川敬:スウィングしてないと嫌なんよ。それに、歌い込まれているその言語が理解できなかったとしても、聴いている人となにがしかの深い関係を持ちたい。そうなった時に一番必要なのは、ヴァイブレーションもあるけど、やっぱり“響き”。声の響き、楽器アンサンブルの音色の響き、そして何と言ってもリズムの響き。俺にとって、絶対的に大切なこと。躍れる音楽、身体が揺れる音楽、心をスウィングさせる音楽。どんなにスロウな曲であろうが、どんなに静かな曲であろうが、ずっとこだわってやってきたし、ソウル・フラワーの音楽をもっとエスペラント(※4)な音楽にしたいっていう思いがある。大切にしているのは共通言語としての音楽。だから俺にとって、ダンス・ミュージックであることは凄く重要なこと。歌詞の意味がわからなくても、何となく身体が揺れてしまう、というのがいい。だから、極端に言えば、歌詞の内容は勝手に解釈して勘違いしてもらって結構。自分の手を離れて聴いてもらった瞬間から、音楽はその人のモノやからね。

--では、そうしたアルバムのタイトルを『キャンプ・パンゲア』とした理由は?

中川敬:アルバムの中に<パンゲア>っていう曲があるけど、これは3億年前くらいの超大陸のことで、ギリシャ語で“全ての陸地”って意味。で、“キャンプ”。米軍基地のことが脳裡をよぎったような気もする。ただ、受け取り方としては、「中川敬が新しい軍事基地を作った。見に行ってみたら呑み屋しかなかった。女しかいなかった」でもいいし(笑)、「パンゲアへキャンプに行った」でもいい。“キャンプ”は“仮の住まい”って意味。余所者のアルバム、移動するホモ・サピエンスがテーマ。それが地球っていうことやね。

--最後に読者の皆さんに、一言メッセージをお願いします!

中川敬:死ぬまで生きろ!(笑) ソウル・フラワーを聴いたことない人には「ここまでやってんねんから、いい加減、聴け!」(笑)。ここまでの本気のロック・ミュージックは、悪いけど、そうそう他にはないよ。あと、やっぱりライヴに来て欲しいな。共同作業型のライヴやから、みんなで良い時間を作りたいね。