音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン  
 
   
 
音楽情報サイト:hotexpress トップページに戻るニュース一覧へインタビュー一覧へライブレポート一覧へ
レビュー一覧へエアプレイチャートへメールマガジンを購読する特集一覧へ
SEARCH
アーティスト検索
 
 

加賀谷はつみ 『君がいる』インタビュー

デジタルシングル
加賀谷はつみ デジタルシングル『君がいる』

着うたフル(R)&iTunes配信『君がいる』
2011.08.31 RELEASE

 山の頂上でスタッフから告げられた“ひとりで”全国47都道府県路上ライブ【はつみ前線】敢行。しかも「1県ノルマ CD100枚 1曲作曲でクリア」という条件まで突き付けられるという、まるで「電波少年」を彷彿とさせるやり口によって前代未聞の冒険へ挑むことになったシンガーソングライター 加賀谷はつみ。今回のインタビューでは笑えて泣けるその冒険譚と、メジャーデビュー曲『君がいる』について語ってもらった。

−−全国47都道府県路上ライブ【はつみ前線】。そもそも挑戦しようと思ったきっかけって何だったの?

加賀谷はつみ インタビューカット

加賀谷はつみ:私自身もすごくライブが大好きで、ライブを大事にしたいなと思っているんですけど、周りからも「生歌が良い」って言われることがダントツに多かったんですよ。それで、実際に会って生歌を聴いてもらった人と握手とかしながら、手渡しでCDを買って頂く流れは良いし、今後にも繋がっていくと思えたんですよね。ただ、その規模がどんどん大きくなって、最終的に全国一周することになるとは思いませんでしたけど……。

−−全国一周は誰の発案だったんですか?

加賀谷はつみ:うーん……、気付いたら行くことになってました。

−−何?その「電波少年」みたいな流れ。

加賀谷はつみ:(笑)。本当に気付いたら行くことになっていたんです。事前にふわっと「例えば、全国まわるとかね〜」みたいな感じで伝えられていて。いざやることが決まっても「敏腕マネージャーを付けるから」って言われたから安心していたんですよ。それからみんなで“決起集会”という名の山登りをしたんです。で、頂上に着いて「そういえば、私の敏腕マネージャーって決まりましたか?」って聞いたら、誰も何も言わずにシーンとしちゃって。「あれ?」って思っていたら「おまえ、ひとりで行くようだわ」って。

−−山の頂上で告げるって凄いね。

加賀谷はつみ インタビューカット

加賀谷はつみ:そうなんですよ〜。

−−ちょっとした脅しだよね(笑)。

加賀谷はつみ:本当に! 逃げられない感じ(笑)。でも全国一周を断る理由もなかったんで、ひとりで行くことにしました。

−−そして、2月8日 沖縄より【はつみ前線】がスタートしました。

加賀谷はつみ:路上ライブ自体が初めてだったので、その場でCDがどれだけ売れるのかも分からないし、とにかく分からないことだらけだったんですけど、だからこそ逆に飛び込めたところもあって。でも最初の沖縄で、気温差もあってちょっと体調を壊して。軽い脱水症状みたいな。で、病院に行って……。

−−最悪なスタートじゃないですか(笑)。

加賀谷はつみ:そうなんですよ。でもやらなきゃいけないし、とにかくいっぱいいっぱいでしたね。やるって決めたからには最後までやろうと思っていたんですけど、まさか最初からあんなことになるとは……。「こんなんで時間かけてどうすんだよ!」って自分をすごく責めました。そんな最悪なスタートを切りつつも沖縄で3日間頑張った後に鹿児島へ行ったんです。そしたら今度は雪ですよ。更には声が出なくなっちゃって。もう最悪でした。

−−いつ最悪じゃなくなるの(笑)?

加賀谷はつみ:鹿児島で声出なくなって、路上ライブ中に初めて警察に注意されたりもして、心が更に荒んでいくんですけど「先は長いからちょっと休みな。声が出ないのはまずいから」って電話で言ってもらえて、1日休んで。でも休んでいても休まらないんですよ! 自分は歌いたいのに声が出ないから。そんな中でたまたま宮崎に東京の友達が来ていて「宮崎来たら路上ライブ、手伝うよ」って言ってくれたんですよ。その友達と会ってからちょっと元気になって、ようやく「頑張ろう」って始まれた感じがします。

−−ブログを見ているだけでも一筋縄ではいかない旅ですよね。しかも女の子ひとりで。危険な目に遭ったりしなかったんですか?

加賀谷はつみ インタビューカット

加賀谷はつみ:危険な目にはね、ラッキーなことに遭ってないんですよ。自分が気を張っていたというのもあるんですけど。とりあえずちゃんと威嚇はする(笑)。あとは繁華街で人が多いときにしかやらないように決めていて、夜遅くまでは続けないように気をつけてましたね。

−−では、どんなときに挑戦してよかったと思ったりしました?

加賀谷はつみ:歌っているときに1人でも足を止めてくれたり、CDを買ってくれたりした瞬間ですかね。あとは再会がすごく多くて。熊本に旅行へ来ていて会った人と東京で会ったりとか。手売りしているから結構みんなの顔を覚えているんですよね。だから再会する度に友達と会えた感覚になって「うわぁ〜!」ってなって。そこで「いつもブログ見てますよ」とか言われると「これが醍醐味だな。続けてて良かったな」って思いますね。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design&Photo:佐藤恵