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アンジェラ・アキ 『WHITE』インタビュー

アルバム
アンジェラ・アキ アルバム『WHITE』

2011.9.28 RELEASE
[初回生産限定盤(CD+DVD)]
ESCL-3778/9
2,800円(税込)

アンジェラ・アキ アルバム『WHITE』<初回限定盤>を購入する

[通常盤(CDのみ)]
ESCL-3780
2,500円(税込)

アンジェラ・アキ アルバム『WHITE』<通常盤>を購入する
01.始まりのバラード
02.津軽海峡・冬景色
03.I Have a Dream
04.フリオ
05.My Grandfather's Clock
06.モラルの葬式-revival-
07.ふるさと〜HOME
08.目撃車
09.Honesty
10.One Family

アンジェラ・アキ アルバム『WHITE』特集 アンジェラ・アキ アルバム『WHITE』特集

 9月15日のオフィシャルブログにて、妊娠した喜び、日本武道館公演の開催を報告したばかりのアンジェラ・アキ。公私共に目まぐるしい日々を送っており、今回は残念ながらメールでのインタビューとなったのだが、それでも彼女は子供を宿った今の心境について、ニューアルバム『WHITE』について真っ直ぐに答えてくれた。ぜひご覧頂きたい。

−−アンジ〜〜〜〜〜〜〜っ!ご懐妊おめでとう! いろいろあったんだね。それなのに、辛い素振りひとつ見せずに前回のインタビューに応えてくれてありがとう。今はどんな気分か、改めて聞かせて下さい。

アンジェラ・アキ:人生は色々あるし、先が見えない事だらけだけど、一つひとつを受け止めて、前に進んでいかないといけないんだなと感じた一年でした。子供ができるまで辛い事があったけど、今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

−−ニューアルバムの話の前に聞くのもアレですが、今はどんな曲を書いたり歌いたい気分なの? やっぱりお母さんになったら詞や曲調も変わっていくんですかね?

アンジェラ:意外と変わらないですよ。聴いている音楽も、作っている曲も別に“母親目線”みたいなものはないかも。もちろん、子供が育っていく過程で変わってくるかもしれませんが、今は一人の女として、一人のシンガーソングライターとして音楽に触れています。

−−影ながら立派なお子さんが生まれるように願ってます。あ、こんな質問してもいいですか。どんなお母さんになりたい?

アンジェラ:あんまり理想を高く持ち過ぎず、バランスのとれたお母さんになりたいですね。仕事もプライベートも両立できて、基本、前向きな姿勢で取り組めたらいいなと思っています。

−−では、そろそろニューアルバム『WHITE』の話を聞いていきたいんですが、自身では仕上がりにどんな印象や感想を持たれていますか?

アンジェラ:半分カバー、半分オリジナルというコンセプトで作ったアルバムなので、今までにない仕上がりになっています。原点回帰という意味を込めたタイトルの『WHITE』は、人間いつでも新しいスタートを切れる、いつでも「始まり」はあると言う気持ちでつけました。

−−前回のインタビューでは「ガラスの壁が今あって。向こう側が見えているのに進めないもどかしさがある。」って言っていたけど、その壁を破った上で生まれたのが今作なのかな? それとも壁を叩きながら作ったアルバムなんですかね?

アンジェラ:壁はまだありますね。笑。でも、まだぶち破ることができなくても、自分の事をもっと知っていく過程で、向こう側にあるのが“空想の世界”ではなく“現実に待ち構えている”場所になるので、どんどん自分と向き合う必要があるのかなと思います。

−−今作にカバー曲(セルカバー含む)が多いのは何故なんでしょう? とりあえず『津軽海峡・冬景色』にはぶっ飛びましたよ! 何、あのピアノの旋律! ビビりました。

アンジェラ:半分カバーにしたいとは最初から考えていました。自分が好きな曲、影響受けた曲のカバーと、それから自分の曲のセルフカバーも入れたいと思っていました。『津軽海峡・冬景色』は私の生まれ年の曲で、物心ついた時から人生の一部であり、34年間ともに歩んできた1曲です。この曲をいつかカバーしたいと思っていましたが、やるなら私にしかできないピアノの弾き語りのアレンジでやろうと思っていました。

−−『Honesty』は?

アンジェラ:『Honesty』は大きく影響を受けた一曲です。シンガーソングライターとしてビリー・ジョエルは登竜門だと思うし、この曲のコード進行、メロディの旋律、それから不器用で素直な歌詞には、どの時代でも訴えかけるメッセージがあると思います。名曲ですね。

−−『My Grandfather's Clock』をカバーしたのは?

アンジェラ:『My Grandfather's Clock』は1800年代の曲です。平井堅さんが有名にした日本語バージョンではなく、原曲の英語で歌ってみたいと思いました。英語と日本語の歌詞の違いも面白いです。まず、日本語のおじいちゃんは100歳まで生きましたが、原曲にでてくるおじいちゃんは90歳で亡くなります。この差はなんだろう、と思いながらも、こんな違いもカバーならではの楽しみですね。

−−このタイミングで『HOME』をリメイクしようと思ったのは、なぜ? 童謡『ふるさと』をフィーチャーする形で。

アンジェラ:『ふるさと〜HOME』についてですが、デビュー曲である『HOME』はどうしてもこのアルバムに再収録したかったです。『WHITE』というアルバムタイトルには「原点回帰」と言う意味も含まれているので、このタイミングでもう一度デビュー曲を歌ってみたかったのです。数年前に合唱団と武道館ライブで共演した時に、このアレンジで歌いましたが、かなり評判がよくて「もう一度聴きたい!」という言葉をたくさんいただきました。だからこそ、このバージョンでの収録する事に決めました。

−−『モラルの葬式-revival-』も凄まじいことになってますね。

アンジェラ:『モラルの葬式』は去年の武道館で演奏して、個人的に「この曲、やっぱり好きだな」と感じ、どうしても今回のアルバムに入れたくなりました。アレンジはガラッと変えたかったので、「アカペラ」と言う縛りでホッピー神山さんにお願いしました。初めて出来上がったアレンジを聴いた時、正直ぶっ飛びましたが、最高に気に入っています。モラルの「葬式」と言うよりも、モラルの「復活」を感じさせられるアレンジに仕上がりました。

−−家族について歌った『フリオ』と『One Family』へ込めた想いは?

アンジェラ:ラブソングにも色んな種類があると思います。私が「愛」という言葉を聞いて連想するのは「恋愛」だけではないので、自分が作るラブソングも、色んな角度のものがあります。家族の愛や絆について、友情、そして隣人への愛。『フリオ』も『One Family』も大きな意味でのラブソングとして作りました。

−−このアルバム『WHITE』を通して、ここに辿り着くまでのアンジェラ・アキのすべての音楽を通して、やっぱり生きたいなと思いました。生きているということを握り締めながら生きていくこと。極論を言うと、アンジェラ・アキの音楽はそれですよね?

アンジェラ:「生きる」事には、喜び、迷い、悲しみ、苦しみ、と言ったたくさんの感情が伴います。これはどんな人でも感じるものだと思います。私の音楽は「生きる」過程でそんな感情を共有する場所だと思います。音楽を通しての「つながり」を大切にこれからも作品を作っていきたいです。

−−次、アンジーと会うのは12月26日 日本武道館になると思うんですが。どんなライブで僕らを泣かせてくれるんでしょう!?

アンジェラ:お腹に大きくなっている赤ちゃんがいるので、きっと今までにない「初めて」の体験になると思います。でもいつも通り、泣いて、笑って、一緒に歌って、心のゴミをバンバン武道館の床に捨てて帰ってもらえるようなステージにしたいと思っています。お会いできるの楽しみにしています!!!

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵