介護福祉施設で働きながら、路上やライブハウスで歌い、手作り資料を片手に自分自身を売り込む。そんな地道な活動を約10年間続けた果山サキが、遂にメジャーデビューミニアルバム『Tasty』をリリース!
自身の恋愛体験を赤裸々に綴った楽曲で注目を集める彼女だけに、今回は“赤裸々恋愛トーク”を軸にインタビューを実施。さらに、いじめや挫折など、デビューに至るまでの辛い経験も赤裸々に語ってくれました。25歳女子のリアルな恋愛観、炸裂です!

−−2nd配信シングルとしてリリースされ、アルバム『Tasty』にも収録される『一緒、いたいのに。 feat.GIORGIO13(NERDHEAD)』は、かなりリアルな心情を描いた曲ですよね。
果山サキ:友達以上恋人未満の関係に悩む女の子の気持ちを綴っているんですけど、一番新しい実体験を元にして制作しました。だから、その時の相手もこの曲を聴いてるかもしれないって思うと色々と考えちゃいますね。歌っている時もまだウエットな気持ちになってしまう。それくらい掘り下げて書いた曲です。
−−当時はどんな心境だったんでしょう?
果山サキ:彼の気持ちを聞くのが怖かったです。好きとは言ってくれているけど、“本当のところはどうなの?”っていつも聞きたかった。だけど聞きたくもないような。進むことも下がることも出来ないし、本当に苦しかったですね。相手に近づいている気はするんだけど、一緒に居ても切ないことばかりで。くっつけばくっつくほど寂しい、“二人なのに一人”みたいな気持ちになることが多かったです。そんな関係が一年くらい続いて、このままじゃ駄目だと思って私から身を引きました。
ただ、レコーディングしている時も連絡が来ていたので、「うぅぅぅぅ↓↓」ってなりながら歌ってましたよ(笑)。結構キツかったですね。一人でレコーディングブースに入ると色々考えちゃったりして。自分が好きってことは伝えられたけど、彼の言葉は聞けなかったので、結局怖かっただけなんでしょうね。
−−そういう関係を体験したことがない者からすると、「付き合っちゃえばいいじゃん!」と思ってしまうんですけど、やっぱりそう簡単にはいかないものですか?
果山サキ:いかないんですよねぇ…。付き合ってるも同然なんですけどね。彼としては“付き合ってる風だからいいじゃん”って感じだけど、私はちゃんとした言葉が聞きたくて仕方がなかった。そこの二人の壁って凄く大きかったと思います。
−−だけど聞けなかったと。
果山サキ:聞けなかったんですよぉ…。ホント付き合っちゃえば良かったんですけどね。その言葉は最後まで聞けなかったなぁ。歌詞にもありますけど、指輪まで一緒に買ったんですよ。
−−しかも、歌詞によれば、その彼はヤキモチまで妬くんですよね!?
果山サキ:そうなんです! 私が「もう無理」とか言うと「サキが他の人に取られるのは嫌だよ」みたいな事を言う。そしたら私も「ええ?…じゃあ…」みたいな感じになるじゃないですか(笑)! でも今思うとそういう姿勢がよくなかったのかなぁ。
−−その恋愛から得たものはなんだと思いますか?
果山サキ:うーん…………恋は焦らずってことですかね。焦って全部を見せすぎたり、全部を許したりする姿勢がよくなかったのかなと思うので。ちゃんと段階を踏んで進んでいかないと駄目ですね。
−−自信がないから相手の気持ちを聞けない部分もあると思うんですけど、元々恋愛になるとすぐに不安になってしまうタイプ?
果山サキ:すっっごく不安になって、連絡が来ないと何時間でも待っちゃうタイプですね。正座して待ちます! 気が付いたら30回くらい電話してたこととかありますよ(笑)。今は落ち着いて来ましたけど、割と恋愛体質なので、仕事が手に着かないこともありましたね。あと、「私のこと好き?」とか凄く聞いちゃうタイプです。相手からすると、怖いというか、重いと思います。ヘビー級ですね。実際付き合ったら必ず「重い」って言われるし、自分でも「なんでもっとライトな付き合い方が出来ないんだろう」って思うし。だけど、好きになっちゃうんですよね。めちゃくちゃ好きになっちゃって、その人のことしか見えなくなってしまうんです。だから彼に「色の黒い子が好きだな」って言われると、その日の夜に日焼けサロンに行って黒くしちゃったりとか。
Interviewer:武川春奈
Page Design:佐藤恵