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GARNET CROW 『メモリーズ』インタビュー

アルバム
GARNET CROW アルバム『メモリーズ』

『メモリーズ』
2011.12.07 RELEASE
[初回限定盤(CD+DVD)]
GZCA-5241
3,500円(tax in.)

GARNET CROW アルバム『メモリーズ』<初回限定盤>を購入する

[通常盤(CD)]
GZCA-5242
3,059円(tax in.)

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01.Smiley Nation
02.live 〜When You Are Near!〜
03.JUDY
04.Misty Mystery
05.一緒に暮らそう
06.メモリーズ
07.静寂の concerto
08.創世記
09.ロンリーナイト
10.英雄
11.Blue Regret

 中村由利(vo,songwriting)自身も「最高傑作」「今、GARNET CROWが持っている音楽性の全部を出したアルバム」と断言する新作『メモリーズ』については勿論、震災の影響、タブーを無くしたことで到達できた表現、ツイッターをやらない理由、ますます恋愛成就率の高まったライブについて等、語ってもらった。


−−今回のインタビューに向けていろいろ調べ物しながらふと思ったんですけど、GARNET CROWってツイッターとかやってないんですか?

岡本仁志:やらないですね。

中村由利:だから何を言っても炎上しない(笑)。

岡本仁志:ウチ、炎上させるところないんですよ。

中村由利:スタッフブログぐらいだよね?

−−あれも9月ぐらいからしばらく更新止まってましたよね?

中村由利:ワタワタすると止まるんです。

−−こうしたインタビューの場ではいろいろ語ってくれますけど、ツイッター等のツールを使って必要以上に意見を発信したりはしない。それは何か想いや拘りがあってなんでしょうか。それとも単に苦手なんでしょうか。

岡本仁志:僕の場合は、すごく面倒くさがり屋なんですよ。あと、わざわざボロを出すことはないだろうと(笑)。

中村由利:私は全く興味がない。良さが分からないというか。あとは単純に面倒くさいですよね。「あ、今日は何にもアップしてない」とか気にするのがイヤです。それに縛られた生活になりそうで。

岡本仁志:あと、会社の人間に監視されるのがイヤ。「あれ? 岡本、飲みに行ってんぞ! 仕事は?」ってなるじゃないですか!「意外とつまんねぇ生活してんな」とか思われたくないですし!

中村由利:だからやらない。やらないからこそ良いイメージを持ってもらえるところもあると思うので(笑)。ジャケットとかいつも綺麗に写真も撮って頂いて、そこにはいろんなスタッフさんが関わっている訳ですよね。1000枚近くの写真から最高の1枚を選んだりして。それなのに居酒屋で騒いでいる写真を酔った勢いでアップしようもんなら、今まで築き上げてきたものが台無しになるじゃないですか。それは申し訳ない!

−−分かりました(笑)。さて、今日はアルバム『parallel universe』リリース(2010年12月)タイミング以来、約1年ぶりのインタビューになるのですが、この間はGARNET CROWにとってどんな期間になりましたか?

中村由利:今年は前半にいろんなことが起きましたから、そこでいろいろ考えましたね。「震災直後に果たしてリリースしていいのか」とか「リリースするならどういう楽曲を聴いてもらうのが一番良いのか」とか。その中で作ってきたのが『Smiley Nation』だったんですけど、そこには「みんなを笑顔でひとつに」という想いを込めたり。だから去年と今年では意識が違いましたね。自分自身の歩いてきた道を振り返って想いを馳せたり、大事にしたい想いみたいなものに改めて気付いたりもしましたし。だから今回のアルバム『メモリーズ』も今年ならではの作品になってる。ストレスを感じさせず、少しでも心から笑えるようにしたい。そういう想いから今年作った曲ばかりになっているので。

−−その発想に辿り着く前、震災直後はどんな心境だったの?

中村由利:しばらく何にも手は付けられなかったですね。制作も止まってるし、曲作りも止まってるし。テレビからはショッキングな映像が流れているけど、何をしていいか分からないし「一体どうしたらいいんだろう?」と戸惑ってはいました。リリースが決まってからは動き出していましたけど、そこまでは呆然としていましたね。スタッフの中にも実際に被災された方がいらっしゃったりしたので、しばらくは動けずにいました。

−−そこからどのように気持ちを立て直していったんでしょう?

中村由利:リリースが決まって通常通りに動き出したことによってですね。そうなると周りも安心して動き出すし、生活のサイクルが取り戻せる。歯車が回り出すって思うようにして、制作を再開していった感じです。

岡本仁志:当時「いざ大変なことになったら音楽なんていらない」みたいな空気があったじゃないですか。でもファンの皆さんは少なくとも必要としているので。そのことを考えたら、出来るんなら早く再開するべきだし、被災したファンの人は絶対待ってるんだから曲は届けた方がいいし。

−−そうして生まれた『Smiley Nation』の仕上がりを聴いたときは、どんなことを感じたんでしょう?

中村由利:最初からキーワードとして“Smile”というものがあった訳ではなかったんですけど、曲が出来上がったときに「これは“Smile”だ」と思って。聴いただけですごく前向きな気持ちになれるというか、自然と表情が緩むんですよ。だからこれなら大丈夫と思って。あと、PVも全国から大切な人の“Smile”写真を募集して取り入れてるんですよ。そういう試みもあったのですごく印象に残っていますね。ひとりでも多くの人に笑顔を届けたい。曲を届けたいというよりは、そっちの意識の方が大きかったです。

−−『Smiley Nation』は中村さんの声がいつもよりやや熱っぽく響いているように感じました。実際、歌入れにはどんなテンションで臨んだのでしょう?

中村由利:楽しく歌いましたね。歌っているときも、特にサビとか自然と笑顔になっちゃう。それぐらい“Smile”パワーを感じたんで、笑顔になっているみんなを思い浮かべながら歌わせてもらった感じですね。この曲を聴いている人がその間だけはいろいろ忘れてリフレッシュしてもらえたらなって、

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵