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鈴木亜美 『Ami Selection』インタビュー

鈴木亜美 アルバム『Ami Selection』インタビュー
アルバム
鈴木亜美 アルバム『Ami Selection』

『Ami Selection』
[限定盤(CD+DVD)]
2011.12.7 RELEASE
AVCD-38380/B
¥5,040(tax in.)

鈴木亜美 アルバム『Ami Selection』<初回限定盤>を購入する

[通常盤(CD)]
AVCD-38381
¥3,059(tax in.)

鈴木亜美 アルバム『Ami Selection』<通常盤>を購入する
01.love the island
02.alone in my room
03.all night long
04.white key
05.Don't leave me behind
06.BE TOGETHER
07.OUR DAYS
08.Don't need to say good bye
09.強いキズナ
10.Delightful
11.ねがいごと
12.Alright!
13.FREE FREE
14.Reincarnation
15.KISS KISS KISS

−−とにかく好きなことをやって、一通り音楽では遊んだ感があって。冷静に周りを見渡してみたら「今度はみんなを癒したい」と思えるようになった。そういう心境の変化なんですかね?

鈴木亜美:例えば、不良がやんちゃなことを一通りやって、いつの間にか先生になっていた。不良の教え子になっていた、みたいな(笑)。そういう流れで話すと、私の場合は、最近出てきた若いアイドルたちを見ながら「これからいろんなことがあるんだろうな」と想像できるんですよ。で、自分はその子たちが今できないことをやるっていう。

−−最近出てきたアイドルは気になります?

鈴木亜美:あんまり詳しくはないんですけど、すごく賑やかでいいなぁって思います。私の時代のアイドルって"出れば出るほどいい"って感じじゃなかったんですよ。出るタイミングが限られている。で、ちゃんと「こういうアイドルです。人間です」って創られて、料理された上で出ていくんですよ。でも今のアイドルって最初から素の自分たちを出し切っているので、もうそれはアイドルとは……まぁ見かけでね、アイドルっていう風には思うかもしれないけど。私の場合は素を出せなかったので、出したら止められていたし、インタビューされてもほとんど修正されていたので、そういう意味では今とは全く違いましたね。今のアイドルは本当に楽しそうで「羨ましいな」って思う(笑)。

−−なるほど。

鈴木亜美:バラエティ出てても、何でも言いたい放題じゃないですか。「あ、私はこんな風に言えなかったなぁ」って思います。守られて、創られて。

−−その中で「私、こんなんじゃない」って思うこともあったんですか?

鈴木亜美:私は自分が出ている番組とか、あんまりチェックしていなかったんですよ。だから最終的にどういう形で世に出ているのかが分かんない。でもよく「意外としっかりしてるんだね」って言われていて「ん? 何のことかな?」とは思ってました。

−−デビュー当時は実際に子供でしたけど、ずっと子供っぽいイメージで世に出てましたからね。DJ始めたり、ライブ中にシャンパン飲んだりしたときは、みんな驚いてましたよ。もうお酒なんて全然飲んでいい年齢だったのに。

鈴木亜美:そうなんですよね(笑)。

−−あと、あの日のライブで、焼き肉屋さんでバイトしている映像を流したじゃないですか。今回のベストの特典にもなっていますけど、鈴木亜美が「店長、ハラミってどこですか」って聞いている姿には大いに笑わせてもらいました。

鈴木亜美:へへへ。あれはライブの間に映像を流そうと思って、でも格好付けたものはやりたくなくて。そしたら「好きなことやっていいよ」って言われたんで、20代最後だからやり残したことをやろうと思い、バイトをすることにしたんです。どこで働くか悩んだんですけど、やっぱり"29(ニク)"にかけて、肉に関係する仕事にしようと。でもお客さんとのやり取りがないとアレなんで……

−−ひたすら精肉店で肉切ってても面白いですけどね。

鈴木亜美:でも映像として地味だから(笑)。それで焼肉屋さんでバイトすることにしました。

−−実際、どんな気分だったんですか? 人生初のアルバイトは。

鈴木亜美:「久しぶりにあんなに緊張したな」って思うぐらい、ステージより全然緊張しました。「どうしたらいいんだろう?」ってなってて、そのときに思いましたね。やっぱり接客は経験しておいた方がいいなって。

−−(笑)

鈴木亜美:言葉も出てこないんですよ! いつもお客さんとして見ていることなのに、何にもできない。接客されている側はどれだけラクなんだろうと。あと、中には意地悪言うお客さんもいるから「なんでそんなこと言うの?」って(笑)。だから、これからは周りにそういう人がいたら止めようと思います。

−−あの企画、シリーズ化してほしいです。BeeTVとかで配信して、その後にDVD発売して。

鈴木亜美:アハハハ!

−−で、そのアルバイト企画で味をしめたのか、今年はバラエティ番組への出演も目立ちました。

鈴木亜美:バラエティ番組も同じですよね。喋れなきゃ、全く扉は開かない。あと、日常のことを自分自身が分かっていないと、面白かったこととか、楽しかったこととか、上手く喋れないんですよ。日頃起きていることを常にインプットしておかないと、ネタがない。それから「芸人さんって凄いな」って思うようになりました(笑)。毎日のように何かしら面白いことを喋って笑わせてるって凄い。

−−鈴木亜美って基本的にマイペースじゃないですか。

鈴木亜美:(だから)すっごい必死ですよ! やぐっちゃん(矢口真里/ドリームモーニング娘。)とか凄いと思う。司会とかやってて、もうベテランじゃないですか。「凄いな〜、上手いところ行ったな〜」って。

−−(笑)。そんな鈴木亜美のベストアルバム『Ami Selection』、鈴木あみ時代のシングルたちがすべてニューバージョンになっていますけど、このリアレンジは誰がやってるの?

鈴木亜美:久保こーじ(音楽プロデューサー、作曲家、編曲家、キーボーディスト、マニピュレーター/小室哲哉の1番弟子とよく紹介される)さん。なので、当時と一緒ですね。数年前からちょくちょくお会いしていて、avex入る前の学園祭とかも手伝ってくれていたんですよ。で、2月のバースデーライブの時点では、鈴木あみ時代のシングルのリアレンジをお願いしてあって。仕上がりを聴いたときには「分かってるなぁ」って思いました。やっぱりみんな当時は忙しかったんで、時間がない中でミックス作業をやったり。あと、今回のコーラスの人も当時と同じ方なんですけど、当時はバタバタの中で全部録音していたから、それぞれに結構悔いが残っていたんですよね。だから今回しっかりと時間をかけて撮り直しすることになって、みんないろんな想いを込めて作業してましたよ。

−−歌も入れ直してますよね。今、改めてレコーディングしてみるのはどんな気分でした?

鈴木亜美:「あ、こんなにすんなり歌えるようになったんだなぁ〜」って。

−−昔は?

鈴木亜美:1小節ずつ(笑)。だから今回は本当にライブ感覚でレコーディングできましたよ。あと、私自身もそれぞれの曲にいろんな想いがあるので、とにかく今までのすべてを思い出しながら歌いました。特にファンのみんなの顔がくわぁ〜って出てきましたよ。ひとつひとつのライブの絵が自分の中で甦ってきて。いろんな場面が。だからライブ感はあると思います。

−−小室哲哉という人があの時代、鈴木あみの楽曲として生み出したものというのは、今の鈴木亜美にはどんな映り方をしているんだろう?

鈴木亜美:私からしたら自分の妹みたいな……妹にしてはちょっと歳が離れすぎてるか。妹と娘の間ぐらいの存在。だからすごく客観的に見れますね。当時、よく「普通に学生してて、この世界に飛び込んできたんだよね。本当に何にも知らないんだよね。大丈夫なの?」って事務所の人とか小室さんとかに言われていて。でも本当にその通りと今なら思う。今の私がそこにいたら同じことを言っていただろうし、心配で心配でしょうがなかったと思う(笑)。当人はケロッとしてるんでしょうけど。

−−当時の声と今の声、比べるとどんなことを感じますか?

鈴木亜美:当時は歌うことだけでいっぱいいっぱいだったんで、歌詞を間違えないようにはしていたけど、歌詞の内容を把握できてはいなかったんですよね。16歳からしたら、すごく大人の歌詞だし。失恋の曲でも、結構ドロドロの……どんぞこの歌詞もあったりするから。16歳だったら「これから突っ走っていくぞ!いぇーい」みたいな曲の方が理解できると思うんですけど、そうじゃなくて、今の年齢でも歌ってて恥ずかしくないような曲が多い。だから当時は大人ぶるんじゃなく「私にしかない声で、私らしく歌おう」っていう感じで歌ってましたね。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵