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特撮 『特撮復活ライブ 2011!5年後の世界』インタビュー

DVD
特撮 DVD『特撮復活ライブ 2011!5年後の世界』

『特撮復活ライブ 2011!5年後の世界』
2012.1.21 RELEASE
KIBM-297
¥3,990(tax in.)

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特撮 圧巻のアクトをDVDに凝縮!

近年ではももいろクローバーZへの楽曲提供でも名を馳せるNARASAKI(g)に、ピアノ奏者として確たる地位を築いた奇才 三柴理。そしてVAMPSではのサポートドラマーとして、結成時から強靭なビートでフロントを支えるARIMATSU。
シーンの重鎮 大槻ケンヂ(vo)を筆頭に、超絶的なプレイでロックファンを魅了する特撮が、ライブDVDをリリース! 今回はメンバー4人を招き、復活を遂げた昨年から同作に付属される稀代の名曲、新春ツアーについてまでを語ってもらいました。


−−昨年7月、特撮としては久しぶりのツアーを東名阪で行いましたが、公演後の率直な感想というのは?

特撮 ライブ写真
▲大槻ケンヂ

大槻ケンヂ:やっぱり肉体が疲労しましたね、疲れがドッと出た(笑)。歳月が経ったんだなって、快い痛みがありました。

三柴理:俺が一番老人なんですけど、楽しかったし全然疲れなかったですね。ずっと座って弾けるピアノっていうのは良いですね(笑)。12月31日にも、よりよいステージができたので、楽しいです、凄く。

ARIMATSU:久しぶりにこのメンバーで集まってライブがやれた。それは単純に楽しかったですね。活動していない期間も各自、色々やってたんだなって、経験を持ち寄ってやれた。新しさを感じたというか。

NARASAKI:特撮の楽曲は実験的なモノが多いので、アンサンブルには気を遣わなければいけない曲調が多い。だから再構築じゃないけど、同じ曲であってもグレードが上がったんじゃないかって。ARIMATSUのドラムセットが変わって、さらに良くなったなって思いますね。

大槻ケンヂ:やっぱり皆さんの力量が上がっていることが明らかに分かりますよね。それにイヤーモニターとかも当時よりも進化してたりして、色々発見があって面白いですよ。

−−例えばアスリートの場合、選手としてのピークを迎える年齢は早いですよね。肉体と演奏の関係性を感じる所はありますか?

特撮 ライブ写真
▲ARIMATSU

ARIMATSU:特に俺はドラムだから、顕著に出てきますよね。昔は叩けたフレーズが厳しいと感じる時もあったんだけど、考え方ひとつで変わる部分がある。詰め込んで詰め込んでやっていた所を、ちょっと引き算的にやることで新鮮に聴こえたり、結果的なスキルに繋がっていたりもするから。

大槻ケンヂ:ボーカルもね、若い頃は全身に力が入っている状態で歌っていたんだけど、太極拳的な力の抜き方というかさ。そういう気の遣い方をすると、ボーカルに伸びが出たりしますよ。色々変わってきていますね。

三柴理:俺は基本的に一生弾けるよね。100歳までプロだった人もいるし。ボケないの、指使うからね。あと、僕の場合は他に何もできないっていうのがあるので、基本的にピアノをやっているしかないって感じですね。

−−クラシック音楽の場合、同じ奏者、同じ楽曲の作品であっても、録音された年代によって違う趣があり、リスナーによって好みが分かれます。自分はホロヴィッツ(※1)が演奏するラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』が大好きなんですが、割と晩年に録音された盤の方が好みだったり……

特撮 ライブ写真
▲三柴理

三柴理:(ユージン)オーマンディが指揮でフィラデルフィア(管弦楽団)と一緒にやった奴じゃない? あれが一番良いですね。まあクラシックに限らず、プレイヤーは人生で何回も同じ曲をやりますけど、その時々で色んな解釈があると思う。
ただ、このバンドは全員が前向きに一生懸命だから、今回のライブDVDとかを頂くと、しっかり観ます。「この演奏良かったな〜」とか、楽しめるんですよ。やる気がなかったり、有名になってえばりくさって練習しなかったりする人っているんですけど、そうすると「つまんないな……」ってあんまり観なくなっちゃう(笑)。特撮は音楽をやっているって感じがしますね、バンドで。

大槻ケンヂ:過去の曲でも、やってみると新鮮なんですよ。あの、次のライブでやる曲の中には、本当に忘れている曲もあって、……聴いてさえ思い出せない曲もあったの(笑)。例えば、ナッキー(=NARASAKI)が選んだこの『友よ』とか、最初は「何のアルバムに入ってるんだっけ?」って(笑)。大体、僕は特撮のCDが家に無かったりするから。エディ(=三柴)はあるよね?

三柴理:君はすぐ“親戚”にあげちゃうからでしょ?(笑)

−−“親戚”に(笑)。では、NARASAKIさんはどうでしょうか?

特撮 ライブ写真
▲NARASAKI

NARASAKI:俺はテクニカル的なモノはあんまり追ってないので、音楽との関わり方においては、大きく捉えるというか、良い状態でいられれば、みたいなね。あんまり手練になりすぎちゃうのも良くないと思っているので、何処が一番大事なのかっていう所は、その時その時で気にするというか。その曲、その作品、そのバンドで、何が一番大切なのかを考える役割なのかなって。


Interviewer:杉岡祐樹
Page Design:佐藤恵