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Hi-Fi CAMP 『SUNRISE』インタビュー

アルバム
Hi-Fi CAMP 『SUNRISE』

『SUNRISE』
2012.06.20 RELEASE
PCCA-03600
2,700円(tax in.)

Hi-Fi CAMP 『SUNRISE』を購入する
01.SKY HIGH
02.Boys be Ambitious!!
03.この手伸ばして
04.ヒカリ
05.桜
06.Summer Magic
07.1人になんかさせたりしない
08.Pride
09.MY WAY〜Realistic Dreamer〜
10.愛し君へ
11.be with you
12.月雪花
13.数え切れないKiss

 「幕が下りるまで諦めたりしない 勝ちを疑わない」「前に進むことでしか 見えない世界があるから 願いは信じて待っていたって 決して叶いはしないさ」――。

 これはニューアルバム『SUNRISE』収録曲『Pride』の歌詞にある言葉だが、今作において彼らは随所でこのような攻めの姿勢を見せている。

 今回のインタビューでは、そんな仙台在住4人組ユニット Hi-Fi CAMPへ、アルバムについてはもちろん、震災を体験したからこそ生まれた感動バラード『ヒカリ』や今の音楽シーン、更には恋愛について。様々なことを訊いてみた。


−−3月からモールツアー(注1)を行ってきましたけど、自分たちにとってどんなツアーになりました?

TOSHIRO(dj):47都道府県をこんな短期間で廻ることって中々ないし、途中から麻痺するほどタイトなスケジュールでしたけど(笑)、確実に良い影響を受けましたね。今後に繋がっていくような糧になった。

KIM(vo):「わらしべ長者・絆」企画では、ただ義援金をお預かりするだけではなくて、日本を一つにする“橋渡し”的な役目もできたかなって。実際に絆で結ばれていく様子を実感できたし、本当に良い経験でした。

AIBA(key):北海道に行ったとき、寄せ書きの横断幕を作ってくれた人がいて。その寄せ書きも全国各地からメールのやり取りなどで書いてくれたみたいで、かなり嬉しかったですね。

−−正直、被災地以外では震災に対する意識が薄れている気がしていたのですが、そうではないんですね。

SOYA(vo,mc):ツアーを始める前にそういう話はしていたんです。僕ら自身、まだ何も出来ていないことに対して悔やんでもいたから、今やれる事として、風化させないように今回のモールツアーを行った。

KIM:ただ、実際にやってみたら、風化しているって思うことよりも、東日本に対する気持ちの強さを感じることの方が多かったよね。こういう形でHi-Fi CAMPが来てくれて、初めて復興のために動けましたって感謝してくれる方もいましたし。

SOYA:皆さんから頂く物一つ一つに気持ちが込められていて、これだけ東北は全国の人に想われているんだなって感じることができましたね。

−−そして、6月20日には3rdアルバム『SUNRISE』をリリースしました。Hi-Fi CAMPの良さが凝縮された1枚に仕上がっていますよね。

KIM:3枚目というよりは“新たな1枚”という意識の方が強いです。デビューした当初の気持ちを思い出して、「自分たちができることを全部やろう!」「まだやっていないことも全部やろう!」っていう想いが詰まったアルバム。全員で作詞に挑戦したり、マイクにまで拘ってレコーディングしたり、色々とトライしてみました。

TOSHIRO:自分たちが作ってきたHi-Fi CAMPという枠を少し越えた1枚になればいいなと。僕としては、進化の過程というか、次も見据えた作品なのかなって。今回のアルバムで色々と挑戦してみて、それを聴いた人たちの声を聞いて、また僕らも変ってくると思いますね。

−−因みに、Hi-Fi CAMPの良さって自分たちではどこだと思います?

KIM:………AIBAの髪型じゃないですか?

SOYA:いや、サングラスでしょ?

TOSHIRO:スタイルもいいよ。

AIBA:じゃあ、真面目に答えますけど(笑)、『SUNRISE』にも反映されている通り“前向きさ”だと思うんですよ。3枚目にして、以前にも増して明るい曲が多く収録されているってことは、俺らの伝えたいことはそういうことなのかなって。

−−確かに『SKY HIGH』は涙が出そうになるくらい明るい曲です。

TOSHIRO:震災で活動できない時期に作詞した曲なんですけど、その時期に思ったことは「前へ進んで行くしかない」だったんですよね。だから、こういう曲になった。

SOYA:最初にTOSHIROから渡されたときは、もしかしたら俺らのスタンダードになるかもしれないって思うくらいに「新しいな!」ってなりましたね。だから1曲目に収録しました。

−−SOYAさんが作詞した『Boys be Ambitious!!』も前向きな楽曲に仕上がっていますよね。

SOYA:未来を担う若い子たちへ向けて書いてみた部分もあります。今の若い人たちは、大っぴらに夢を語らない人が多いじゃないですか。色々と空気を読んでいるからだとは思うんですけど、そこに対して勿体無いなって感じることがあって。もっとデカイこと考えようぜ、やりたいことをやりたいって言おうぜっていう、ちょっと説教じみた曲になっていますね(笑)。今後この国や世界をまわしてくのは、そういう子たちだと思うから、俺ら世代からのメッセージを残していけたらいいなと。ただ、こういうことを考えていると、俺も歳をとったなぁとしみじみ思います。

KIM:とりすぎじゃない(笑)? おじいちゃんだよ、完全に。


Interviewer:武川春奈
Page Design:佐藤恵