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MiChi 『WoNdeR WomaN』 インタビュー

シングル
MiChi シングル『WoNdeR WomaN』

『WoNdeR WomaN』 2010.06.23 RELEASE
初回生産限定盤 CD+DVD
AICL-2135/6
¥1,500(tax in.)

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[通常盤]
AICL-2137
1,200円(tax in.)

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01.MiChi×the telephones
「WoNdeR WomaN」
02.MiChi 「Strong MAN」
03.MiChi×the telephones
「WoNdeR WomaN」
<T.O.M remix> 
04.MiChi×the telephones
「WoNdeR WomaN」
<Instrumental>
05.MiChi「Strong MAN」
<Instrumental>
MiChi シングル『WoNdeR WomaN』
MiChi 特集公開中!
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MiChi  インタビュー

 前作『All about the Girls ~いいじゃんか Party People~』にて極端なまでの賛否両論を生んだMiChi。今回のインタビューではまず同曲を発信することになった背景に何があったのか。そしてthe telephonesとのコラボレーションで自らを“解放”させるまでのストーリーを語ってもらった。自分の居場所を手にした彼女のリアルメッセージ、ぜひ受け取ってもらいたい。

--さて、本日は新曲『WoNdeR WomaN』についての話をメインに伺っていきたいんですが、その前に世間を賑わせている前作『All about the Girls ~いいじゃんか Party People~』についても話を聞かない訳にはいきません。そもそもどういう理由や意思があって、あのパーティーチューンはリリースすることになったんでしょう?

MiChi:去年の中旬ぐらいに90'sのダンスポップミュージックがまた自分の中でブームになって。それでコンピレーションアルバムとかをいろいろ買って聴いてたのね。そしたらスキャットマンが入ってて。ちょうど10歳のとき、MiChiはイギリスに居たんだけどすごく流行ってたんだよね。それを今になって聴いてみると逆にフレッシュで、今サンプリングしたら面白いんじゃないかなと思ったの。で、プレゼンしたら意外とみんな乗ってきて。

--なるほど。

MiChi:あとDJ OZMAに関しては、元々自分で歌詞を書く予定だったんだけど、アルバムを10月に出した後にMiChiが空っぽになっちゃって。「このはっちゃけた曲に面白い歌詞を書いてくれそうな人って誰だろう?」って言ったときに、DJ OZMAの名前が出てきて。彼のライブは4年前ぐらいに観た事があったんだけど、ふざけたことを本気でやっている感じが「超リスペクトだな」と思ってたの。自分には無いものを持ってるから。それで歌詞を頼むことにしたんです。

--極端なまでの賛否両論がいろんなところに書き込まれていましたが、あの状況にはどんなことを思いましたか?

MiChi:もちろん嫌だったよ。悪いことを言われるのは誰だって好きじゃないじゃん。しかも本当にスキャットマンが好きで作った曲だったから「スキャットマンに土下座しろ」とか(笑)そういう意見が一番痛かった。彼をディスってるって思われるのがね。でも、例えばね、それを出して何も言われないよりはいいやと思って。だから初めてそこまで否定的な意見があった曲なんだけど、それはこれからもあることだと思うし、良い意味で結構鍛えられた。

--あの曲を否定したい人の気持ちってすごく明確で、MiChiってダンスミュージックでリスナーを踊らせてきた半面で、自らの人生に基づいた真っ直ぐなメッセージを届けてきたじゃないですか。それ故の「なんじゃこりゃ!?」だったと思うんだけど、ある程度そうしたリアクションがあると想定はしていなかったの?

MiChi:あると思ってましたよ。あの反響は歌詞が自分の言葉じゃなかったこと自体も大きいと思っていて。しかも、世間を賑わすDJ OZMAと共作した訳だし(笑)。ただ「女の子だってしたいんだよ」っていうテーマでも別に良いと思うの。恋だって、SEXでも、何でもね。それは私も思うことだし、別に嘘付いてないから。ただ、今回の件で、MiChiは自分のメッセージをもっとしっかり伝えなきゃいけないんだってことは改めて気付かされましたね。

--正直なところ、MiChi自身の中で「世の中をあっと言わせたい」とか「常に注目を集めていたい」みたいな想いって強くあったりするの?

MiChi:別にない。それより「届けばいいな」っていう感じ。この曲に関しても「いいじゃんか」って純粋にすごくポジティブなメッセージだと思って発信していたし。私もそうだし、ほとんどの人がどうでもいいことで自分を責めたりとか、悩んだりする。そこに対して「いいじゃんか」っていうのは変な言葉ではあるけど、すごく意味があるメッセージになると思っていて。

--誤解を生じさせない為に聞きたいんですけど、今のMiChiが音楽を続ける理由って何だったりするんでしょう?

MiChi:言いたいことがあるから。それは変わらない。ぶっちゃけMiChiは自分が他の誰よりも歌が上手いとは思ってない。でも、例えば自分が辛かったとか、寂しかったとか、そういう感情を発信することで、ちょっとでもいいからその音楽で人をラクにさせてあげたい。共感したい。笑顔を増やしたい。っていうのは昔からすごくあるの。その気持ちだけだよね。だからやってる。やるべきことだと思ってるの、勝手に。その手段として、音楽が一番多くの人に届けられる方法だし、MiChiの場合はそれができるチャンスを与えられたから、それを使ってやっていく。

--それを軸にこれからも様々な要素のある音楽をやっていくと思うんですが、そのいろんな要素の中で最もMiChiが熱くなれるのはロックだと感じていて。去年11月に渋谷でワンマンライブを観たから言えることなんですけど、あの日の貴方はロック以外の何モノでもなかった。

MiChi:その通りだね。分かっていたことなんだけど、だんだんそれがクリアーになってきてる。今回の『WoNdeR WomaN』もライブを観てない人からすると「意外だな」「これまでと全然違う。どうなの?」って思われるかも知れないんだけど、MiChiからするとすごくナチュラル。これまでもロックの要素はほとんどの曲にあったんだけど、今はやっと軸が出来たというか、自分の居場所を掴めた感じかな。ロックって別に音だけじゃないじゃん。アティチュードだったり、人間性だったりする。そういう意味では自分の居たい場所をやっと見つけられたと思ってます。


Interviewer:平賀哲雄
Page Design:唐沢友里江