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−まず最初に聞いておきたいんですが、“AI(アイ)”というアーティスト名は本名から来てるの?

AI(以下A):本名です。本名はカリーナがつくんです。

−え?カリーナって本当につくんですか?

A:はい、ミドルネームで。ママがイタリア人と日本人のハーフなんだけど、まあイタリア系アメリカ人って感じで。アメリカにずっといるから。L.A.では「AC」って呼ばれてたんですよ。AI CARINAだから。だけど日本では「AI」とか「AIちゃん」とか「AIちん」とか(笑)。デビューするときも色々考えたんですけど、結局自分の名前使っちゃってね(笑)。

−AIさんのデビュー前のプロフィールを見てすごく興味を持ったんですが、アメリカのスクールに去年まで通ってたんですよね?

A:私L.A.で生まれたんですけど、4歳で日本に来て、小学校、中学校行って、高校でどうするか?って考えたとき、「私は日本で受験を受けるようなタイプじゃないしなぁ」みたいな(笑)。それでアメリカは楽そうだから行ってみたんですけど、私の思い違いでかなりハードな勉強が待ってた(笑)!あんなたくさん勉強をしたことはなかったですね・・・。そういう状況下で、学校がアートな学校だったということもあって、ダンスやってたんです。

−そのダンスでジャネット・ジャクソンのビデオに参加したんですよね?あれはどういった経緯で共演できることになったの?

A:アートスクールでダンスって言っても、私は一番苦手なバレエ踊らされてたんですよ・・・。どっちかっていったらHIP HOPが好きなんですけど、まぁとにかくよく踊ってて、ある日突然友達が授業中に「Hey AC!You wanna go Janet audition!!」って。それでボロボロな格好でジャネットのバックダンサーのオーディションを受けに行ったんです。ママに学校に電話してもらったりして、なんとか学校を休んでね(笑)。それで行ってドアを開けたらウジャウジャ人がいて、「何だこれぇー!!」とか思って、しかもみんな超格好良いのね!この人達みんなプロのダンサーじゃないの!?みたいな。そんな中、バレエのレオタード下に履きっぱなしでクシャクシャの頭で、ターザンみたいな感じの私がいたんだけど、適当に面白く踊って帰ってきたら、なんか電話が来て「やったぁ!!」って。ママも「Really?」とか言って喜んでた。

−メアリー・J・ブライジのライブのコーラスにも参加したことがあるんですよね?

A:あれはある日突然決まったの。元々私がゴスペルやってたのもあるんですけど、ディレクターさんが突然やってきて「今夜メアリーのバックやって」って。「ハァ!?」って感じだったんだけど、メアリー・J・ブライジっていったらさぁ名前とかも凄いから「やるやる」みたいな(笑)。それでいきなり入って、練習させられて、その夜にいきなりステージ上がって、メアリー・J・ブライジが「ハーイ」とかいって(笑)。でね、メアリーが出てきたときのファンの歓声を聞いて、「歌手になりたい!」って思ったの。お客さんの顔がすごい嬉しそうで、すごい楽しそうだったのが印象的で。

−メアリーのように多くの人に感動を与えたいと思い出したわけだ。

A:ショーだから魅せるのも大切だと思うけど、やっぱりコミュニケーションしないとね!お客さんと。ただ歌ってるだけじゃ、自分の中に入ってるだけじゃ私は嬉しくない。私は客が盛り上がれば盛り上がるほど自分も盛り上がるから。客がおもしろくないと思ったら私もおもしろくない。私はハッキリ言ってクラブとかでやるのは、「あんまりね」と思うのね。みんな踊りに来てるときにそんな私が割り込んで「オーイ、聴け聴け!!」みたいな感じでいっても、私がお客さんだったら嫌だし。「私は踊りに来てるのに、なんでオメェが入ってくんだ!」って感じだから(笑)。だから、メアリー・J・ブライジみたいなライブをして、みんなが私を見に来てるから、私もみんなを楽しませるようなライブがしたいです。あと、メアリーのライブの時、アッシャーがオープニングアクトだったんだけど、こっそり彼の衣装についてたアクセサリーをちぎって持っていったのは私です(笑)。

−そんな感じでデビュー前から大物と仕事のできる機会に恵まれたわけですけど、やっぱりそこは実力って感じ?

A:私英語喋るのは得意でも、読み書きとか学生時代できなくて、よく先生にビックリされたの。でも、「別にテストが悪かったからどうなの?」ってそう思ってたら、アメリカのアートスクールは違った。この学校はテストの成績が悪くて、授業の成績が悪くなると元の学校に追い出す、「元の学校に戻りなさい」って。だから「これはヤバイ」と思ってひたすら頑張った。だから、いつも頑張れば良いことが絶対くると思う。私もただジャネットのオーディションに受かったわけじゃないよ。やっぱ学校でそうやって良いことしてたから、頑張ったからそういうのが勝手にきたと思うし、自分から行かなくても勝手にくるから。どんなに頑張っても、良いことしてても、何も来ないって言うのは絶対嘘だから。なんかいいことあるんだよ。

 1981年11月2日午後3時25分、L.A.のメディ
カルセンターに一人の少女が誕生した。母親がダンサーということもあり、常に音楽に包まれた環境で育ち、その恵まれた才能は90年代に徐々に開花していく。15才で教会のゴスペルクワイヤーのメンバーとなり、17才の時には、あのメアリー・J.ブライジのステージにコーラス隊として立ち、ジャネット・ジャクソンの「ゴー・ディープ」のビデオにダンサーとして参加し、もう誰もが彼女の才能を認めざる得ない状況に。そしてアメリカからのデビューの可能性もある中、昨年敢えて日本からのデビューを決意。ファーストシングルの反響の声も消えない中、今月23日、彼女の才能を思う存分ぶつけた新曲「U CAN DO」を発表。プロフィールを見ただけで魅力充分の彼女の名は“AI(アイ)”。日本だけに止まらず、世界のシーンを相手に歌声を届けるであろう彼女の素顔、是非ご覧下さいませ。

対談

AI
×
Tetsuo Hiraga

2nd SINGLE
U CAN DO

01.U CAN DO
02.U CAN DO(Hi−pops Version)
03.U CAN DO(Brand new R&B Version)
04.Never love this way
05.U CAN DO(インストゥルメンタル)

BVCR-19028
¥1,260(tax in)

2001.5.23 in STORES

<AI オフィシャルサイト>
http://www.aimusic.tv/

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−それで、その学校を去年卒業して、日本に戻ってきてすぐレコーディング入ったんですよね?ということは、向こうにいるときからデビューは決まってたの?

A:私アメリカでグループ組んだり、色々やってたんですけど、私のどこかで日本からデビューしたいなって想いが絶対あったんですよ。アメリカでデビューしてから日本に行くのはたぶん簡単だろうけど、別にそんなのやろうと思えばお金があれば出きることだし、私にとっては別に簡単だと思うんですよ。私が自信があるのはやっぱりL.A.に行って、エモーションズの娘達とか凄い歌手の卵がいる中で、誉められたりしたからであって、私が誉められるんだから「アメリカだからって大したことないんだよ」みたいな。私の見方としてはアメリカは普通なんですよね。アメリカだから歌がうまいとか関係ない。だから日本からデビューして、認められたらアメリカでデビューしてやろうって思ってたりして、タイミング良く今のレコード会社が私が納得いく条件で契約してくれたので・・・もう日本に帰ったら「すぐレコーディング!!」みたいな(笑)。

−話を聞いていると、やはりアメリカで生活したことが今のAIにとって大きく影響を与えているんですね。

A:うん。アメリカ国家を野球場で歌ったりさせてもらえるんだけど、その歌い方って受け継いでもらえる人は一年に5人しか学校から選ばれない。それに選んでもっらっちゃたりしてビックリしたり、良い経験にはなっていると思う。でも自分は普通で良いんですよ、別に。何かそんな激しい生き方じゃなくても、何でもパーフェクトじゃなくてもいいんですよ。ただ、「AIちゃんあれやって」、「AIちゃんこれやって」、「何かあれの真似して」とか言ってくる人の喜ぶ顔が好きだから、人を笑わせるのが好きだから。それがなかったらアメリカにいても日本にいても同じだったと思う。

−ソロデビューを去年して、作曲とか自分でやってるじゃないですか。そういう曲を作ったり詩を書いたりっていうのはもうデビュー前からやってたんですか?

A:やってないんですよ(笑)。勝手にメロディーを作るのは昔から好きだったんですけど、例えばここに「COFFEE COMMUNICATIONS」って書いてあるじゃないですか。

(ここで突然生歌披露!!「COFFEE COMMUNICATIONS」にメロディーをつけて歌い出すAI。この声を聴かせてあげられないのが非常に悔しい!コーヒーのCMでこの声でコピーを歌ったら軽く今の売り上げの2.5倍はいくね)

A:普通にこうやって歌うのが好きだったのね、勝手になんか作って。ただ、自分で詞を書くのは難しいですね。座ってものを書くタイプじゃなかったからね、今まで一回も。ただ今は何かに呪われたかのように書いてます(笑)。デビューが決まってから本格的に書き始めたんですけど、今は少し馴れたかな。

−デビューした当初、色んな人と会ったりしたと思うんですけども、AIさんの歌とか人柄とか曲とかに対して、色んなリアクションがあったと思うんです。そういった回りの言葉を聞いて何を感じましたか?

A:なんか、みんな「良い」って言いますよね。だけどね、カップリングの「24/7」がシングルの方が良かったって声が多い。私だってそう思うもん。だけど、私は今「Cry,just Cry」がシングルで良かったと思うのね。なんでかって言うと、多分「24/7」出してたら一気にボンボン事が進んじゃったと思うんです。私は普通に進むのが好きなんで。例えば、「これは絶対売れますよ!」とか言ったとしても、まわりが全然「えー」とか言ってたら、仕方なくそれはボツになるわけじゃないですか!このすごい名曲が。でも、本当にそういうのはなるべくないように、自分も納得いくようにしてるんですけど。自分のペースがあるんでね(笑)。それと、ママが「AIちゃんは何を選んでも正しいから、自分で決めたものは絶対正しいから」、そう言ってくれるから、自分の選んだことには自信を持って進んでいきたいと思ってます。

−そして今作「U CAN DO」!この曲、ラップもAIさんじゃないですか、歌とラップの声って全く別人みたいですけど。

A:そうですか?もっと別人に出来ますよ(笑)。違う感じを出したのはワザとです。日本って何気にね、歌声でもどっかに優しい部分がないとダメなんですよ、絶対に女は。例えばずっと強く歌ってて、そういうのもいいけど、どっかでその人の優しさみたいなものが見えた方がいいのね。だから攻撃的なAIと、やさしいAIをそれぞれ出してみたの。私の歌っていうのはみんなを励まそうとして、とにかく格好良い歌を作ろうとしてるわけだから、その格好良さが消えないように「じゃあ、どうする」?みたいな感じになって今回の形に。やっぱりラップはラップで、私は10パターンくらいあるから。強い自分と、弱い自分と、嬉しい自分と、悲しい自分と、ちょっとかわいい自分(笑)、激しい自分と、大人っぽい自分、そういうのを私は声で表現している。


−「U CAN DO」は、さっき出てきた「励ましたい」っていう部分がでてる歌詞だと思ったんですけど、どういった想いを込めたの?

A:1stと似てるんですよ、言いたいことは。だけど、やっぱり凄い違うのが、1stは“まあそう言わないで 頑張ろうよ”みたいなことを普通に言ってるんですけど、2ndはもっとこう激しく“みんなもうやっちまえ!”みたいな。“やればできるんだよ!”とか言って、より荒々しい感じになりました。クラブかなんかで踊ってて、普通にイェーイとか言ってかなり叫んで騒いでたら、横のおばさんとかに「何なのこの子?」みたいな感じで見られて、「すみません」とか言って踊るの止めちゃったりする子いたりして、そういう子に「すみませんとか言ってる場合じゃなく、いいんだよ!クラブは踊る場なんだから!」って言ってあげたい思いが詞になっていると思う。私自身“お前歌手になるのなんて超大変だよ”とか言われたりしたけど、それでも歌手になるんだと思ってたし、思ってなければ本当になってない。“普通に大学行った方がいい”とか言われて、その通りにやってたら歌手にはなってなかったわけでしょ?やっぱり自分が強く信じて、自分がやれば、当然苦労しないとやっぱそこに行けないけど、そういうのは勝手についてくるものだから。本当にやりたいんだったら、苦しいことだって絶対できる!

−「U CAN DO」は周りに振り回されそうな人に聴いてほしい曲ですね?

A:イエス!

−今後の展開についても聞かせてもらえます?

A:作品的には3rdが8月に出て、一応アルバムも9月くらいを予定。今もう3rdのレコーディングにかかってるって感じで。

−3rdは良い感じですか?

A:まわり曰く「3rdでは売るから」って。私は別に2ndで売るからいいんだけどね(笑)。まぁ、こちらも楽しみにしておいてください!

−本日はありがとうございました!

Interviewer&Photo:Tetsuo Hiraga


「AI」 SPECIAL INTERVIEW 番外編 『ライブについて』

−6月8日に大阪でワンマンライブがあるそうですが楽しみですね!

A:ライブはいつでもね、楽しく!

−AIさんのライブの雰囲気ってどんな感じなんですか?

A:楽しいッスよ。なんか騒いでるって感じで。でも自由にやらして欲しいな、なんかもっと。早くワンマンライブやりたいです!6/8は楽しみ!

−ライブ経験はアメリカで結構あるんですよね?

A:やってましたよ。グループやってたからよくみんなでライブしました。ハモリもうまくなったのは、そういうグループに入っていたからで。

−最後に当日来てくれるであろうファン達に一言。

A:ではみなさん、あんまりしゃべると選挙ぽくなるんだよね、「AIをどうぞヨロシクお願いします」みたいな感じで(笑)。みんなには本当になんかいつもはステージで馬鹿ばっかり言ってるけど、なんかこう、そうですね何て言おっか。「私を見に来て下さい」。私を見て、目があったらもう帰しません(笑)。

−本日はありがとうございました!