あの平原綾香の姉。ということで、すでに話題を集めているシンガーソングライター・aikaだが、彼女のプロフィールを語る上でもっと重要なのは、その信念。愛情ひとつで世の中はいくらでも良くなるということを信じて止まない姿勢にある。日米デビューアルバムとなる今作『愛を〜ai wo〜』(米盤は『ai wo』)には、そんな彼女の心の声、愛とやさしさに満ち溢れたモノとなった。初となる今回のインタビューでは、そんなaikaの人生、価値観に迫らせてもらった。
−−今回はデビュータイミングでのインタビューということで、デビューアルバム『愛を〜ai wo〜』についてはもちろんなんですが、まずaikaさんのデビューに至るまでの歴史についてもお話を聞かせてください。で、最初にaikaさんが音楽に目覚めたキッカケからお伺いしたいんですけど。
aika:音楽に目覚めたのは、父親の影響だと思うんですね。祖父もトランペッターで、ウチはジャズ一家で、そういうこともあってやっぱり音楽が凄く身近にいつも流れていたんですよね。そんな中、父の姿とかを見ていて「あぁ、いいなぁ…」って。「自分も音楽家になりたいなぁ」っていうのが小さな頃の夢で。そこからはすごく自然な流れで、音楽家になっていったというか。
−−なるほど。では、6歳からピアノ、12歳からサックスを始めたそうですが、これらは自主的に「やりたい」ってところから始めた感じだったんですか?
aika:そうですね。音楽家の父を持っているからといって別に英才教育をさせられる訳でもなく、自分で「やりたい」と言うまでとてもオープンにしててくれたので、プレッシャーを感じることもなく、音楽に進んでいきました。
−−その頃はクラシックばかり聴いたりしていたんですか?それとも当時の流行歌みたいなモノも聴いていたの?
aika:もう何でも聴いてました。もちろんジャズも聴いているし、ポップスも好きだし、R&Bでも何でも好きだし、小さい頃からボーダレスにいろんな国の音楽を聴いていたし、そういう風に何でも聴いて育っていきましたね。
−−ちなみに一番最初に買ったCDは?
aika:小学校低学年のときにちょうどレコードがCDになっていったんですけど、その頃出てた映画『風の谷のナウシカ』のサントラが一番最初に買ったCDだったと思います。そういうサントラとかも、とっても大好きで。で、それからいろんなCDを買うようになって。ウチの両親は「本もCDも良いと思ったら買っていいよ」って感じで育ててくれたんで、ホントにありがたくって、だから「このCD欲しいんだけど…買ってください」みたいな(笑)。試聴して一曲でも良いのがあったら「あぁこれは!!」って買ってみて、聴いて。恵まれていたと思いますね。
−−aikaさんぐらいの年代だと、ちょうどカラオケ文化というのも中高生の頃に出てきた感じだと思うんですけど、普通にカラオケとかに行って歌ったりとかもしていたんですか?
aika:してましたね。普通にカラオケに友達と行って、なんか7時間ぐらい歌ったり(笑)。そんなに歌ってどうするの?っていうくらいみんなで歌って。でも今はずっとアメリカに住んでいるので、日本の何が流行っているのかっていうのをそこまでキャッチできないというのもあって、そうすると帰って来て「何歌うの?何が流行ってるの?」みたいな事を聞いたりとか、そういう感じです(笑)。
−−なるほど(笑)。また高校時代には『天使にラブソングを2』を学園祭ミュージカルで再現したそうですね?
aika:ちょうど生徒会長をやっていて、高校の毎年の催しものとしてミュージカルがあったんですよ。で、ずっと『サウンド・オブ・ミュージック』とか『ウエストサイド・ストーリー』とか、そういうトラディショナルなモノをずっと何年も繰り返してやっていたんですけど、いい加減にみんな飽きてきたところもあって(笑)。何か新しいモノをと、みんなでアイデアを出し合っているときに、『天使にラブソングを2』が出てきて、「じゃあやろう」ってなったんです。ウチの高校はオーディションとかもやるんですね。先生もひっくるめて。その前に一人ずつ課題曲があって、歌うっていう、結構真剣な感じで(笑)。今考えると面白いけど。あと、新しい試みだったので、結構先生に反対されたりもしつつ。でも結局は先生も応援してくれて、やったら「新しい」ってすごく楽しんでくれて、それからまた『天使にラブソングを2』を次の代からやってくれてるんですけど、自分たちの代では、私がローリン・ヒルの役をやって。そしたらやっぱり楽しくって、「歌ってこんなに楽しいんだな」「なんて素敵なんだろう」って思いましたね。
−−『オー・ハッピー・デイ』とか、みんなで歌って?
aika:歌いましたね〜(笑)。
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