音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン
音楽情報サイト:HOT EXPRESSニュースインタビューライブレポート
レビューチャートメールマガジンスペシャルページ
SEARCH
アーティスト検索

−念願の安室奈美恵スペシャルインタビュー、こうして実現できてとても嬉しく思います!で、今回はニューアルバムのリリースタイミングでのインタビューという事で、まずその新作『Queen of Hip-Pop』がどんな内容になっているのか、安室さんの口から聞かせてもらえますか?

安室奈美恵(以下A):前作『STYLE』よりは、もうちょっとアッパーな曲というか、テンポのある曲を揃えているんですけど、すごく夏に聴くと爽快な曲ばかりになってますね。かなり自分の中で納得のいく作品が出来たと思ってます。その分、わりと曲選びに時間はかかりましたけどね(笑)。

−前作以上に濃いものを作りたい気持ちは強かった?

A:あまりそういう風には思ってなかったんですけど、素直に良いと思う曲を集めていったら、結果そういう感じにはなりましたね。

−ちなみに今回のアルバムタイトルが『Queen of Hip-Pop』ということで、タイトル見ると、すごく自信に満ち溢れた作品なんだと思いますよね。

A:ですよね(笑)。まず“Hip-Pop”っていう言葉が面白いなと思ったのと、“Queen”というところにちょっと(笑)!なかなかね、そういうタイトル今までなかったなと思って。

−ジャケット写真も光った感じで。

A:“Queen”な感じで(笑)。「“Queen of Hip-Pop”って、こんな感じの人の事を言うかのなぁ〜」ぐらいの感じになってます(笑)。

−その“Queen”に辿り着くまでは、前作『STYLE』があったりとか、“SUITE CHIC”があったわけですが、今のこの振り切ったスタイルにまで行けた最初のキッカケはやはり“SUITE CHIC”だったりするんですかね?

A:そうですね、本当に。“SUITE CHIC”の前にも小室哲哉さんがチャリティで作られたアルバムのプロジェクトに参加させていただいて、「誰か一緒にやりたい人いるかな?」って聞かれた時に、“m-flo”が大好きなので「VERBALさんと一緒に」と答えて、ご一緒させていただいたんですよ。それからVERBALさんに何曲か曲を書いてもらえる機会があって、どの曲も格好良い曲ばっかりで「こういう曲をいっぱい歌っていきたい!」と思って。そこから、最初はシングルだけの話だったのがどんどん大きくなっちゃって(笑)。「じゃあ、一枚のアルバムを作って面白いことやろうよ!」ってなって、“SUITE CHIC”が本格始動したんですけど、そこでは“安室奈美恵”というアーティストとしてではなくて、本当にやりたい音楽を色んな方と一緒に、何も気にせずにアルバムを作っていった感じだったので、すごく自分の中でも刺激的な仕事になったし、いろんな事が吸収できたんですよ。そこで得たものが“安室奈美恵”に戻ったときにものすごい良い影響になりましたね。

−そういった経験もあって、今の安室さんは、かなり本格的なR&Bだったり、Hip-Hopを取り入れたスタイルで音楽をやってるわけですけど、「そこまで行ってしまいたい!」という気持ちは、以前からあったんですか?

A:前からありましたね。「もうちょっとこんなことがしてみたいな」っていう気持ちはありました。でもそれは難しいっていう状況もあって。ただ自分の意見を言い始めたり、それを形にしてもらえたりっていうやり取りが、ものすごくスローな感じではあったんですけど出てきて、それがものすごく急激に行われたのが“SUITE CHIC”で。そこではっちゃけられて、すごく楽しくて、それを今は“安室奈美恵”でもやってしまっているので、きっとスタッフの人のほうが大変なんだと思うんですけど(笑)、あれこれ構わず「コレとコレを歌いたい!」っていう風にやらせてもらってますね。

−“SUITE CHIC”で「やっちゃって良いんだ!」と気付いた感じ?

A:そうですね。“SUITE CHIC”があって少しのあいだは探りながらやっていたんですけど、前作『STYLE』からは変わりましたね。今までは一枚のアルバムを1人の方にプロデュースしてもらう形でやってたんですけど、『STYLE』からは初めて自分で作る事になって、ランダムに本当に自分が歌いたい曲を集める形でやらせてもらって、それがすごく楽しかったんですよ。で、自分が思っていたよりも「良いアルバムだね」っていうリアクションがあったので、ちょっと今回は“Queen”でも良いかって(笑)!

−そこまで行ってしまおうと(笑)?

A:行き過ぎですよね(笑)!

−いやいや(笑)。でもやっぱり“SUITE CHIC”でAIと一緒にテレビに出てきた時のインパクトはすごかったですよね!世間的にはあの『Uh Uh...』で、「安室奈美恵は次のステージに行ったんだな」と感じたと思うんですけど、自分のやりたい音楽を好きなアーティストとパフォーマンスする気持ち良さをあの頃知ったのは大きかったんじゃないですか。


A:『Uh Uh...』は本当にそうだったし、“SUITE CHIC”では、自分がやりたくても出来ない事、例えばラップだったり、そういうことをしたいなと思っても、やっぱり出来ない現実もあったりして。

 2005年最大の音楽ニュース。それは、安室奈美恵のニューアルバム『Queen of Hip-Pop』が誕生したこと。言い過ぎ?いや、そんなことはない。どんなにディープで斬新なアプローチが施されたナンバーであっても、それをポピュラーミュージックにしてしまえる唯一無二の存在・安室奈美恵をこの上なく大胆に実証してみせた今作の誕生は、リリースからまだ僅かであるのにも関わらず、多くのメディアを通してあらゆる音楽ファン、アーティストに確かな衝撃を与え始めている。『Queen of Hip-Pop』、その遠慮のない大胆不敵なタイトルについて、彼女は今回のインタビューでは照れくさそうに話しているが、正に今作はその称号にふさわしい作品である。なんて、堅苦しいことを書いてしまいましたが、それだけのことを笑顔でサラッとやってしまえている彼女はやっぱりスゴイ!このアルバムのリリースタイミングで、念願の安室奈美恵スペシャルインタビューを敢行できた事を心より嬉しく思います。

対談

安室奈美恵
×
Tetsuo Hiraga


6th ALBUM
「Queen of Hip-Pop」

01.Queen of Hip-Pop
02.WANT ME,WANT ME
03.WoWa
04.I Wanna Show You My Love
05.Girl Talk
06.FREE
07.My Darling
08.Ups & Downs duet with Nao'ymt
09.I Love You
10.ALL FOR YOU
11.ALARM
12.No


AVCD-17692
¥3,059(tax in)

2005.7.13 in STORES

安室奈美恵 オフィシャルサイト>
http://www.avexnet.or.jp/amuro/

このCDを購入、
または過去の作品を知りたい方は
こちらまで

安室奈美恵

そういう中で、AIちゃんをMTVとかで見て「格好良いな」と思って、自分でCD買いに行って聴いて、「この人とどうしてもやりたいな」と思って。自分が持っていないものを持っている人と仕事が出来るのはテンションも上がるし、また今までとは違った達成感が“SUITE CHIC”、『Uh Uh...』にはあったので、すごく楽しかったですね。

−しかもAIちゃんとは、そのMTVのアジアコンサートで共演したりしたんですよね?

A:すごい楽しかった!

−なんかの記事で読んだんですけど、その時のコンサートは胃が痛くなるぐらい緊張したとか?

A:緊張したぁ〜(笑)。すごい緊張しました。でもAIちゃんがすごく面白い方なので(笑)。ステージの上でも気を使ってくれて、緊張をほぐしてくれたので助かりました。AIちゃんとの共演は、楽しいです。

−僕も結構前にAIちゃんにはインタビューさせてもらったことがあるんですけど、「撮影させてください」って言ったら、テーブルの上で寝だしましたからね!当時、小柳ゆきさんがちょうどそんな感じのジャケットのCD出してて(笑)。初対面だったのに(笑)。

A:(爆笑)。私も初対面であんな感じだったので、「すごいテンション高い人だな〜」って思いましたね。レコーディングも真夜中にやったのにすごいテンション高くて、「大丈夫かな?でも今日だけ特別高いのかな?」って思ってたら、毎回会う度にそんな感じだった(笑)。

−キャラクターも強烈ですけど、スキル的にも日本であそこまでのラップが出来る人って他にいないですからね。

A:うん、いない!

−あの共演はすごい面白かったですね。それを機に安室さんが出していく曲のイメージは変わっていくわけですけど、その変わっていった頃に久々の全国ツアーがありました。あのツアーは安室さんにとってどんな思い出のできたツアーになりました?

A:毎回アルバム出す度に、そのアルバムを引っさげたツアーはやってたんですけど、その時はアルバムの制作が遅れてて、ツアーのリハに入らなきゃいけないときにアルバムが半分も出来てなかったんですよ!で、「どんなライヴにしよう?」って悩んだんですけど、「シングルだけを集めたライヴってやったことないな」と思って。しかもあの時のツアーは細かく全国を回るツアーで初めて行くところも多かったので、初めて見に来てくれる人に「安室奈美恵ってこういう人なんだ」っていうのをイチから知ってもらおうと思って、シングル曲だけを集めた選曲にして。で、自分でもあのツアーで歌って「すごい良い曲だなぁ」って再認識した曲もいっぱいあったし、自分がすごく出せたツアーになりましたね。半年ぐらいのツアーだったんですけど、一度も飽きることなくずっと楽しめたツアーは初めてだったと思います。歌が前より好きになったかもしれないですね、あの時のツアーのおかげで。

−あの時のツアーでファンに配られたアンケートには、『CAN YOU CELEBLATE?』や『Don't Wanna Cry』が良かった!って答えていた人と同じぐらい、『Uh Uh...』や『SO CRAZY』が良かった!って答えているファンがいたのを、僕はあのツアーの仕事に少し携わっていたので知ってるんですけど、それってすごいことですよね?

A:ですね〜、本当に。今やっている音楽と前にやってる音楽って違ってたりして、“SUITE CHIC”から好きになってくれた方たちもいて、その中でシングル曲だけ集めたライヴを違和感を感じさせる事なくやるのはひとつのテーマではあったんですけど、結果、それぞれの人が楽しめる内容になっていたと感じてもらえたのなら、それは嬉しいですね。『SO CRAZY』とか『Put 'Em Up』とかは、「どんな反応があるんだろう?」って思いながらもやってみたら、意外と楽しんでくださっているのをライヴ中にも感じられたので、「間違ってなかったのかな」っていう確認が本当にできました。

−また、そのツアーの延長線上に韓国や台湾でのライヴがありましたが、そういう海外での活動も自分の中では大きかったりしますか?

A:やっていきたいなとは思ってますね。ライヴは日本でやるのと変わらないノリでみんな盛り上がってくれるので。みんな日本語で歌ってくれるし。前にも台湾でライヴする予定はあったんですけど、大雨で会場が水浸しになってしまって中止になって出来なかったんですよ。その分、その時の台湾でのライヴは、自分も歌ってるんですけど、みんなの歌っている声のほうが大きくて自分の声が聞こえずで(笑)。でもそれだけすごく楽しみにしていてくださっていて、みんなで盛り上げてくれて、嬉しかったですね。

−次のツアー、9月1日からスタートする今年の全国ツアーはどんな内容になりそうですか?

A:ちょっとプレッシャーになってて(笑)。シングル曲だけ!っていう強烈さがあったツアーの次のツアーですからね。「よかったね!」っていう感想もたくさん前回はもらったので、今回アルバムのツアーという形に戻した時に、どうそこまで思ってもらえるライヴを作るか、




どうそこまでテンションを上げていくかって考えると、プレッシャーはどうしても感じちゃって。「どんなライヴにすればいいんだろう!?」って今すごく悩んでます。

−『STYLE』や『Queen of Hip-Pop』に入っているような曲ばかりを全面に出していくっていうのは?

A:それも全然アリだとは思うんですけど・・・それもまたちょっと冒険かな?って。でも『WANT ME,WANT ME』みたいな曲をシングルで出しておいて、今更「冒険かな?」ってね(笑)。

−では、その『WANT ME,WANT ME』も収録されている、ニューアルバム『Queen of Hip-Pop』の収録曲について触れていきたいんですが、まずはシングルナンバーから触れさせてください。まず『ALARM』なんですが、この曲を最初に聴いたときの印象って憶えていたりしますか?

A:『ALARM』の前に出していたシングルたちがわりとR&B色の強い曲ばっかりだったので、ちょっとまたニュアンスを変えて、アップテンポの曲を歌いたいと思って探していたら『ALARM』に出逢えたんですよ。わりとロックっぽくて、ゆるいテンポのシングルの流れから『ALARM』を聴いたときに、すごく新鮮で。ライヴで歌っても色々と発散できそうな曲だなっていう(笑)。すごくトラックも格好良いし。歌っててすごく気持ち良いですね。

−続いて、安室奈美恵にとって欠かせない要素となっているストレートなラブバラード『ALL FOR YOU』。

A:『ALL FOR YOU』は、歌っていて本当に気持ち良くなれたり、聴いているだけで落ち着けるようなメロディを持った曲ですね。久しぶりのバラードでもあったので、もう一回王道のバラードを歌いたくて、この曲はシングルとして出した感じですね。

−実際に歌ってみると、バラードのほうが難しい?

A:難しい。すごく苦手(笑)。でも私が歌わせてもらってきたバラードは、どれも歌詞とメロディが素晴らしいと思います。

−『ALL FOR YOU』の歌詞は渡辺なつみさんですよね。最初この曲の歌詞を見たときにはどんな感想を持ちました?

A:可愛らしいなって。それまではアップテンポな曲調に合わせて、ものすごくガツガツ行く感じの強い女性像の歌詞を歌っていたので、急に『ALL FOR YOU』の歌詞のような可愛らしい女性像を歌うと、少し恥ずかしかったりはするんですけど(笑)、バラードに合った素敵な詞だな〜と思って。

−今後もバラードは定期的にというか、時期が来たら歌っていきたい感じですか?

A:そうですね、はい。

−で、シングルとしては去年10月にリリースされた『GIRL TALK』ですが、この曲は女の子の気持ちを可愛らしく表現しているポップなナンバーでしたけども、この曲が持っている雰囲気とかってすごく好きなんじゃないですか?

A:好きですね〜。曲も好きだし、一番は歌詞がすごく好き。「あるある!」っていう感じの(笑)。だから歌っていてもすごく楽しいし、聴いている女の子たちも絶対に共感できる歌詞だと思うし、それがとてもオシャレに表現できているので、すごく好きですね。ダンスに関しても、あんまり格好つけずに、決め過ぎない感じで考えて、曲のイメージに合った女の子っぽい内容にして、歌詞が入ってくるようにしました。


−続いて、今年3月に東京国際フォーラムで行われた“神戸コレクション2005”でも披露された『WANT ME,WANT ME』ですが、まずファッションショーの会場であの曲を歌うのはどんな気分でした?

A:東京の前に神戸であったんですけど、その時は歌はなかったので、純粋にファッションショーへ出演するという形ですごく緊張しましたね。東京に関しては歌があったので、逆にリラックスできて、すごく楽しかったです。

−そこで歌った『WANT ME,WANT ME』なんですけど、この曲は安室さんがゴリ押ししてシングルになったそうですね(笑)。それぐらい自分の中でインパクトの強い曲だったんですか?

A:すごくインパクトはありましたね。最初はトラックだけ聴いたんですけど、トラックだけで「なんだろう?これ」っていうインパクトがあったので、今までとはまたすごく違う感じのワクワク感、ドキドキ感があって。で、どうしてもこの曲のイメージというか、格好良さを崩したくなかったので、MICHICOさんに詞とメロディをお願いして、元々アルバムの曲用でお願いしていたんですけど、レコーディングしたりとか、上がってきたものを聴いていく中でますます好きになってしまって、「シングルで」って。シングル候補は他にもあったんですけど、「私はこっちで」っていう(笑)。

−実際に歌ってみると、どうですか?

A:楽しい!すごくテンション上がる!歌っててもテンション上がるし、私は聴いててもテンション上がりますね。


−出逢いたい曲に出逢えた?

A:うん!

−この曲はPVも印象に残る内容になっていましたが、実際に撮影してみてどうでした?

A:もうちょっと、PVでも「もう一歩!」って感じだったんですけど、ちょっと恥じらいがあったので(笑)。周りのエキストラの皆さんに過激なイメージは表現していただいて(笑)。でも夏らしいセクシーさが出ているんじゃないかと思いますね。歌詞がちょっとエッチなので、振りもちょっとエッチっていう(笑)。

−『WANT ME,WANT ME』の歌やダンスにおける難易度は高くなかった?

A:MICHICOさんとお仕事させていただくときは、迷いとか、そういうものが全くなくレコーディングできたり、その曲に対して何かを考える事ができたりするんですよ。だから難しさは感じないんですよね。でもMICHICOさんと一緒に仕事するときは確実に良いものが出来ます。その確信はいつもありますね。『GIRL TALK』の時もそうだったし、『WANT ME,WANT ME』もそうだし、『STYLE』の代表曲もそうだし。毎回一緒に曲を作る度に引き出しを作ってくれるし、私もそこに乗っかっていきたいし、本当にグイグイ引っ張ってもらっているので、いつもすごく新鮮だし、「こんなこともやってみたら良いかも!」って思えるんですよね。

−ちなみにそのMICHICOさん、どんな感じの人なんですか?

A:あ!AIちゃんみたいな(笑)!ちょっと大人になったAIちゃん。



−では、続いて、今作『Queen of Hip-Pop』に収録された新曲について触れていきたいんですが、まずタイトルトラックの『Queen of Hip-Pop』。やはりこの曲がアルバム全体のイメージを表しているなというところで、アルバムタイトルにもなっていたりするんでしょうか?

A:そうですね。『Queen of Hip-Pop』という言葉とこの曲から今作は始まった感じなので。分かりやすくアルバム全体のイメージを感じさせてくれる曲になってます。この曲を作ってくれたNao'YMTさんとは今回初めて一緒にお仕事をさせていただいたんですけど、本当に「格好良い!」と思える曲を作っていただいて。で、Nao'YMTさんに作っていただいている曲にはいつも彼の仮歌が入ってるんですけど、ものすごく声が綺麗な方で、まずそこに聴き入ってしまうんですよね。

−『WoWa』は、一度聴くと忘れられない中毒性の高いナンバーになってますね。

A:なんかね、ずっと頭の中でクルクル回ってる感じですよね(笑)。『WoWa』も本当に格好良い。ライヴで早く歌ってみたい。

−『I Wanna Show You My Love』、こちらもライヴで聴くのが楽しみな感じの曲ですね。

A:そうですよね!この曲はライヴで歌うときに、お客さんをすごく煽る感じの曲になると思いますね。

−続いて、『FREE』。この曲は安室さんが詞を手掛けているんですよね?

A:みたいです(笑)。

−みたいです(笑)。自分で書いた詞を歌うっていうのは、どんな感じですか?

A:いやぁ〜なんか、あまり・・・。

−あまり(笑)!?

A:いや、ちょっと恥ずかしいですね(笑)。サラッと流していただきたい感じです(笑)。

−恥ずかしいっていうのは、結構自分のリアルなところを書いた詞だから?

A:そうですね。わりと思っていることをそのまま書いた感じなので。ただ、この詞にNao'YMTさんがあんな素敵な曲を書いて下さった事に感謝ですね。素晴らしいです。

−ちなみに詞はどんな感じで書いていたりするの?

A:基本的には、パソコンの前にボーっと座って(笑)、書けないんですけど、とりあえず書いてみて。で、それをしばらくして見て書き直したりしながら。ただ、ちょっと「プッ」って思うものがすごく多いです(笑)。

−最初書いたときは「結構良いの書けた!」とか思うんだけど、後から読み返すと・・・

A:そうそう!「あれ!?」みたいな(笑)。

−(笑)。続いて、『My Darling』。

A:この曲も歌ってて楽しい曲ですね!歌詞にすごくストーリー性があったりするので。その分、歌詞を意識して歌うようにしたんですけど、ちょっと自分が可愛く思えちゃうような、そんな曲になっています。

−そして、今作で大活躍のNao'YMTさんとのデュエット曲『Ups & Downs』ですが、この曲にはどんな感想を?

A:すごく新鮮だったかな。こういう柔らかめの曲でデュエットらしいデュエットを歌うのは初めてだったので。元々はひとりで歌う予定の曲だったんですけど、本当にNao'YMTさんの仮歌があまりにも良い声で、「これはもったいないよね!これはNao'YMTさんの歌として世に出したほうが良いですよ!」とまで思ったんですけど(笑)、それぐらい声も綺麗だし、メロディも綺麗だし、「私だけで歌ってしまうとこの曲の良さが半減してしまうかもしれない」、「でも歌いたいし」と思ったときに、「Nao'YMTさんと一緒に・・・」みたいな。そしたらNao'YMTさんもOKしてくださって。すごく良かったと思います。

−今の話を聞いてると、またひとり、素晴らしい才能の持ち主に出逢えてしまった感じですね。

A:本当にそうですね。タイトルトラックの『Queen of Hip-Pop』を録った後、ダダダ!って曲作りをお願いしちゃった感じなので(笑)。メロディーもちゃんとあって格好良くて、そういう曲が次々上がってくるので、「これは歌わなきゃ!」みたいな。本当に単純に「格好良いから自分のものにしちゃいたい!」っていう勢いですよね。Nao'YMTさんに関しても一緒に仕事をしていく中で迷いはないです。

−続いて、『I Love You』。この曲を最初に聴いたときにはどんな感想を?

A:『I Love You』は、結構前にいただいていた曲で、ライヴでぜひとも歌いたい曲だと思ってたんですけど、なかなか出すタイミングがなくて。でも今回のアルバムは、一曲一曲の内容が濃かったり、すごく個性的だったりしたので、こういう可愛らしい曲が入っても良いかなと思って。歌ってて楽しい曲ですね。飛び跳ねながら歌える曲というか。

−元気になる曲ですよね!

A:そう!ちょっと、若作りの(笑)。

−(笑)。で、ラストナンバー『No』ですが、個人的にこの曲は今作の中で一番「ヤバイな!」と感じたナンバーでした。

A:本当ですか!この曲も衝撃的な感じでしたね。すごく格好良いし、ライヴで歌うときとかすごいことになっちゃいそうかな〜って思います。絶対テンション上がる!

−全国ツアーでこのアルバムの収録曲が披露されるのを想像すると、結構ヤバイですよね!すごいことになりそう。

A:ヤバイと思う!プレッシャー感じてるけど、ヤバイと思う(笑)!ヤバイことをやりたいなと思ってます。

−さて、まだ考えていないところかもしれないんですけど、ここまでやりきった感のあるアルバムが誕生した今、安室奈美恵はこの先どんな方向に進んでいくと予想されますか?

A:どうだろう?でも流れ的には前作『STYLE』の時と変わっていないのに、結構違ったアルバムが今回仕上がったので、これからも流れは崩さずに、違った形の作品が作れればと思いますね。

−期待してます!あと、今作『Queen of Hip-Pop』は今年の夏の必聴盤になりそうですが、安室さん自身は今年の夏はどんな夏にしたいですか?

A:実現できるか分かりませんけど、「夏だな、ここは!」っていう感じのところで歌いたいですね〜。

−ヤバイですね〜。海辺で歌ってほしいですね〜。

A:ヤバイですよね〜!あと、

−あと?

A:“Hip-Pop”な夏にしたい(笑)。

−キャッチコピーひとつ出来ましたね!“Hip-Pop”な夏。

A:ぜひ“Hip-Pop”な夏に(笑)。

I
nterviewer:平賀哲雄