音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン  
 
   
 
音楽情報サイト:HOT EXPRESSニュースインタビューライブレポート
レビューチャートメールマガジンスペシャルページ
SEARCH
アーティスト検索
 
 

安藤裕子 インタビュー

PAGE2へ PAGE3へ PAGE4へ
  アルバム
『shabon songs』


2007.02.14 RELEASE
[初回
限定盤]
CTCR-14514/B
\3,200(tax in.)




 
   
 
  [通常盤]
CTCR-14515
\2,800(tax in.)





01.手を休めてガラス玉
02.雨唄
03.TEXAS
04.シャボン ボウル
05.SUCRE HECACHA
06.よいこのクルマ
07.絵になるお話
08.“I”novel.
09.安全地帯
10.The Still Steel Down
11.Little Babe
11.唄い前夜




 
   
   
   
   
安藤裕子 レビュー
『shabon songs』
Interviewer:杉岡祐樹
Photo:齋藤卓侑
   
   
 
 
  角度によって様々な紋様を彩りながら、本質的には何ひとつ変わる事のなく、その存在が儚くそして美しい。しゃぼん玉から想起されるイメージといったらそんな所だと想うが、安藤裕子 3枚目のアルバム『shabon songs』は、まさにそんな色鮮やかな12粒をふわりと集めた作品である。
しゃぼん玉の単位が粒なのかはよく分からないが、そんな訳で今回もそのアルバムについてはもちろん、更にはもう少し突っ込んだ所、“安藤裕子のアーティスト像”、みたいな所についても伺ってみました。正直、質問者の言葉が足りずに困惑させてしまった嫌いもありましたが、独自の言葉で、明確に答えを導いてくれた彼女。結果として、アーティストとしての成長を感じる事ができる内容になりました。是非、読んでみて下さい。





−−昨年末のツアー【LIVE“The Still Steel Down”】は今までにない公演数で、様々な土地を訪れました。

安藤裕子:やっぱり初のツアーで、大半は行って無い場所だったから初めて観に来てくれる人たちに、今までの3年間の軌跡を見せるというか………。やっぱりライブってCDとはまた違う顔を持ってるし、そういうものを伝えられればいいなと。

−−ツアーを終えてみて、自身で成長を感じる所は?

安藤裕子:いやーもう成長と衰退を繰り返してる感じ(笑)。得た物もいっぱいあって、ダメ出しもその100倍あって。色んなモノが増して来てる感じですね。でもダメ出しも増してるって話をしたらギターのタカシ君(※1)が、「それは成長してる証拠だ」って言ってくれて。

−−これは今回のアルバムもそうなんですけど、最近の安藤さんからは今まで以上に音楽を楽しんでやってる感覚が伝わって来きます。

安藤裕子:今もだけど、前の方がもっと不安でしたね。何か心細い気持ちがしていて。でも色んな音楽家たちと出会って行く中で、「あー私この世界に居ても良いんだな」って思ってきました。

−−アーティスティックに寄る訳でも無く、かといってインスタントな、聴き心地が全ての音楽でもない。その絶妙な感じ、“適温な感じ”のJ-POPを、今の安藤さんは鳴らせている。私はそう感じました。

 
   
安藤裕子:気付いたらももう何年も音楽をやってる中で、段々と自分の趣味、趣向も………、ジャンルの名前は分からんけど体感では分かるというか、その中でやっぱり高尚なモノにはなりたくない、丁寧なモノは作りたいけど、ひとりよがりなモノは作りたくないなって。
やっぱり私は人と分かつ為に音楽をしているし、いかに大衆音楽であり続けるかっていう事が非常に大事。そして安っぽく無い丁寧なモノ。使い捨てじゃないモノ。そういうモノを作りたいっていうのは、いつもテーマになってます。

−−例えば、音楽的なバックボーンががっちりあるアーティストというのは強い芯があって、その背景が周囲の人間の色によって変わっていくと思うんです。けど安藤さんの場合、そこが無い分だけ周囲の色を反映させやすいというか、それこそ服を着替えるような、女の子が服によって様々な表情をみせるような感覚がありますよね。

安藤裕子:確かに私は音楽性に憧れたりとかは特に無いし、そういう意味では音楽的なバックボーンって特に無いのかも知れないですよね。でも例えば私は気持ち良く歌えれば1番だと思うんですけど、アレンジャーやディレクターの想いもあって、彼らはそれこそ計り知れないくらいに音楽漬けの世界で生きてる。私は、“安藤裕子”は個人名だけども彼らとのバンドだとも思ってやっているので、そういう意味では、実はバックボーンや色っていうのは濃いんじゃないかと思うんです。

やっぱり作る音楽にもその匂いって出て来ますよね。簡単に言ってしまえば、アレンジャーやディレクターはスティーリー・ダンが大好きだとか。ただ、それに私が興味が無い事が大事で、興味が無いから聴き手との間口になる。スティーリー・ダンの服を着ている私が、聴き手と同じラインにいる。そこで始めて「良いね、この服」、「よく見たらステッチも細かい」とか「素材も良いんだね、これ!」って体感してもらえる。

だから、私は非常に強烈なバックボーンのある音楽と、一般の人達を繋ぐ梯子みたいなモノだと思ってます。
2ページへ→
 
 
安藤裕子 OFFICIAL SITE http://www.ando-yuko.com/ PAGE2へ
 
 

安藤裕子 ページトップへ戻る