|
|
 |
|
 |
| |
|
|
 |
 |
 |
| |
−−また、これは今作に限った話ではないんですが、安藤さんは詞を綴る上で、言葉の語感、面白さで選んでる部分がありますよね?
安藤裕子:作るときは適当なんですけど、響きを大事にしていて。歌いながら「ああこのフレーズ好き」みたいな感じで歌いながら徐々に作るだけなので、歌詞も読まないし、歌って最後まで行けたら良い曲って感じかな。
−−言葉に対して言うと無責任な言葉を使わない方だと………。
安藤裕子:凄い無責任ですよ!たまたまですね。運が良いんじゃないですか?(笑) 文法的には全然おかしかったりとか、「僕」だったのが急に「私」になったりするし。私は文法よりも音の響きとか、感覚、気持ち良さをやっぱり優先するんですよね。
ただ不思議なんですけど、綴って行くとたまたま物語がちゃんと完結してるなーって、他人として自分も思う。だからそれも運が良かったと思います。
−−でも自然の感覚で選びながら物語として、歌詞として筋が通るのは、そこに安藤さんの人生が反映されてるからですよね。
安藤裕子:それはあると思います。人生の中で感じてきた感情を言葉にする時に、言葉が脳に焼きついてて、気持ちを表す時に出てくるのはやっぱり日本語で。言葉を文化として持つ生き物なので、そういう意味ではパーっと出て来た言葉も自分の感情を表す単語があって、それが連なって歌詞になる。だから、私なんですよね。適当に作ってもその言葉の端から端まで私なので、可笑しくても特に恥も無いし。
ただ、1曲1曲ベクトルも違うし、その日の気分によっても全然違う。1曲では場面は語れるけど、人は語りきれないと思うんですよね。
−−また、このアルバム内でも最もメロディの強い楽曲がM-12『唄い前夜』です。
安藤裕子:本当はね、難しいかなって思ってたんですよ。メロディは綺麗だけど、サビとの境目とかもあんまり無いし、一聴して世間に出ているポップスとはちょっと違うので、分かり難いかなって。
でも今作の中でも今現在の安藤裕子という人間に1番近いと思ったし、そういう意味ではこの曲をリードにしてアルバムに収めて良いんじゃないかなって。
−−M-04『シャボン ボウル』は伴奏がピアノとベースのみで構成されていて、何処か『のうぜんかつら(リプライズ)』を思わせる質感の楽曲になりました。
安藤裕子:特に意識は無かったんですけど………。私、レコーディングの歌入れが嫌いなんですよ。嫌いっていうか苦手なんですけど。緊張するし落ち込むし、凄い責められてるような気持ちになるから嫌なんですけど、でも歌を作っている以上………。
−−やって来ますよね。
安藤裕子:そう。「作るのは好きなんだけどなー」とか思いながらウダウダやってる時に、部屋に置いてるキーボードでカンコンカーンってやってたら、凄くミニマルな感じがして。そこにグランドピアノとベースを入れてみたら、小っちゃいながらに、切ない感じの曲になりましたね。
−−もうひとつ伺っておきたいのがM-05『SUCRE HECACHA』なのですが、まず読み方が………。
安藤裕子:「スクレ・ヘカチャ」ですね。
−−意味は?
安藤裕子:無いです。
−−(笑)。以前、安藤さんは適当に付けた仮タイトルがそのままタイトルになる事多いって言ってましたよね。
安藤裕子:そうですね。でもこれは敢えて造語で、『TEXAS』の由来に近いです。詳細は「内緒!」みたいな。内緒シリーズですね。
−−ヒントは?
安藤裕子:無いです。
(一同笑)
|
|
 |
|
| |
|
| |
| |