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土屋アンナ インタビュー

Single

『Brave vibration』
2009.07.01 RELEASE
[CD+DVD]
CTCR-40291/B
\1,680(tax in.)

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[CD]
CTCR-40292
\1,050(tax in.)

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01.Brave vibration
02.Sweet Rishi Boy / Anna Tsuchiya mush up ☆Taku Takahashi
03.Loser!

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土屋アンナアーティストページ

過去のインタビューはこちら

 土屋アンナ、2009年第1弾シングル『Brave vibration』がいよいよリリース。昨年の11月、SHIBUYA-AXで行われた【カチアツッ!〜2008 FINAL〜】で喜びも悲しみも、今はここにいない愛すべき人も今ここで一緒にバカをやってくれる人も、そのすべてを「ピース」と彼女は言った。そんな人生と音楽をイコールにした存在が今度は何をメッセージするのかと注目していたのだが、これがもう「やっぱり土屋アンナ」って感じで、大いに愉快な気持ちにさせてもらった。

−−今日は新曲『Brave vibration』についてはもちろんなんですが、その前にちょっと前のトピックになっちゃうんですけど、まずアルバム『NUDY SHOW!』を引っ提げたツアーの話をしたくて。自分の中ではどんな印象のツアーとなりましたか?

土屋アンナ:盛り上がったんじゃない?なんだかんだで。後から振り返ると「こういうところはダメだったな」ってもちろん出てくるけど、全体的に良い意味で同じように盛り上がったなって。

−−踊らせるところは徹底的に踊らせて、暴れるところはとにかく暴れさせて、泣かせるところはヤバイぐらい泣かせる。物凄くメリハリの効いた、そしてあらゆる方向に振り切れた構成になっていたと思うんですが。

土屋アンナ:バカはしたライブだったと思う。服にしても何にしても。でもジュリ扇は毛が飛びまくるからもうやめる(笑)。毛が汗にくっつくのよ!アレは良くない。次回、また違うやつ考えなきゃ。

−−自分はSHIBUYA-AXの最終公演を観させてもらったんですけど、個人的に一番印象に残っているのが『Shape of your love』で。生まれたての土屋アンナから今の土屋アンナに至るまでの写真をスライドさせながら、あの曲を聴かせようと思ったのは?

土屋アンナ:アレはあの日にしかやってないの。『Shape of your love』はジョシュアが死んだ後に出来たんだけど、別に彼のために作っていた訳じゃないのに、当時の状況にすごくマッチしている曲だなって思って。で、彼が亡くなって私のことを心配してくれるファンもたくさんいたんだけど、アンナはそこに対してほとんどノータッチで。だからあの日は『Shape of your love』を歌いながらジョシュアとアンナが並んでる写真も出して、その後に「全然平気だよ」って意味も込めて今の自分の写真も出した。あんなことがあったけど、私はこの曲があるから全然平気なんだっていう。それを言葉じゃなくああいう形で見せたくて。でもあの演出は1回だけ、もう二度とやらない。

−−あの場面はとても土屋アンナの人間性を露わにした場面だと思っていて。自分と自分の大切な人の写真を流しながら、あの悲しい曲を歌って、そこにあるハッピーな感情もサッドな感情も、そのすべてを「ピース」と言ったんですよ。楽しい思い出も悲しい思い出も全部含めて「ピース」って。

土屋アンナ:写真選んでるときもそうだけど、バカな写真ばっか残ってるのよ。で、私は自分に何かあったときに「バッカだよね!」って笑ってほしいの。もちろん悲しんでもほしいんだけど、笑ってほしい。悲しいと思うのと笑うのって、実際は笑う方が難しいかもしれないんだけど、私自身、自分が悲しむことで周りまで悲しませるほど嫌なことはないから。でも笑ってしまえば、周りも笑ってくれる。もちろん泣くときもあるんだけど、結果的に笑顔でいるのが人間の強さでもあり、美しさでもあるのかなって思うし。あっけらかんとしてる方が良いのかなって。

で、死に関して言えば、どうせみんな死ぬから。自分だって明日死ぬかもしれないし、今日飲み過ぎてどっかでぶっ倒れて死ぬかもしれないし、でもそれは誰もに平等にやってくる出来事だから、そこはその日だけは悲しむけれども、その後は「仕方ないことじゃんかよ!」って切り替える。そう言うと、またみんな泣いちゃうんだけどね。「泣くな!」って言ってるんだけど(笑)。でも悲しいから笑えるし、笑うことの大事さが分かるし。そこで悲しみが無くなるか?っていったらそんなことはなくて、常にあるんだけど、だからこそ笑うっていう流れを常に繰り返していく。それで良いと思う。

−−そんな土屋アンナがあの日、あの曲『Shape of your love』をこれからも歌い続けたい、みんなに聴いてもらいたいって言ったとき、僕は「人生を音楽に、音楽を人生にした人だ」って思ったんですね。生きる=音楽。その感覚は実際に自分の中にありますか?

土屋アンナ:あるよぉ!音楽辞めろって言われたら生きていけない。毎日毎日いろんなことが起きて、自分でもそれを消化できなくって、でも音楽だけはそれを昇華してくれる。だから唯一本気でぶち当たれる存在なんだよ。人間とは本気ではぶち当たれないじゃん。本気でぶち当たったら死んじゃうからね。きっとみんなどこかで自分を抑えながらぶち当たって、自分が負けたり相手が勝ったり、そういう駆け引きをしてる。でも音楽は本気でぶち当たっても壊れないから、いろんな意味で激しいアンナをちゃんと吸収してくれる。

−−だから曲を追うごとにどんどんその音楽に人間が出てきますよね。

土屋アンナ:うん。自分も安心してるから、もう何言ってもいいかなって思える。それが面白いし楽しいから、どんどんどんどん好きになってるし、より自分を見つめさせてくれる存在になってる。

−−そういう人間・土屋アンナを感じさせる歌や音楽をやっていきたい気持ちは強いですか?

土屋アンナ:強い。悲しみも喜びも遊びも全部音楽でやりすぎたい。音楽は売り物でもあるけど、元々はいろんな感情の叫びであり、純粋に楽しむモノであるから、もういろんなもんを取っ払って自分の感情以上の感情をぶつけたいって思う。それこそ「おまえは何をやってるんだ?」って言われるぐらいのことをやりたい。バカ=ガキ、常にガキでいたい。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:梅原直也