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−−今回のPVを観てても思ったんですけど、これまでは心にあるモノを歌にして、近年はそれがどんどんポジティブになってきて、で、今回はすごく具体的な表現になってきてるんですよね。友だちが居たからこそ今の私があるとか、その友だちに温かさを感じて思わず涙が出るとか、それぐらい人との繋がり、友だちとの繋がりは大事なモノなんだっていう、ここまで具体的な表現はこれが初めてなのかなって。
熊木杏里:そうですね。PVもすごく具体的な感じに仕上がっているし。だからこれからはすごくパーソナルな部分がどんどん流れ出ていって、表現が具体的になっていくのかなって思ったりもしますね。あと、友だちに会って涙が出るって瞬間的な事実じゃないですか。そういう瞬間瞬間の感情が流れ出る自分もいるんだって知ったので、そこもこれからの自分の曲に影響を与えていくのかなって思います。
−−あと、今作『七月の友だち』、単純に聴感的に心地良い曲でもありますよね。難しいこと考えなくてもすんなり聴ける。
熊木杏里:そうですね。夏っぽくて。まぁサマーチューンって感じではないけど(笑)、そよ風っぽく流れていく曲。それで、ちょっと引っ掛かる言葉があれば、ふと振り返ってもらえるぐらいでも良いと思ってて。声も清々しい感じになってるから。
−−あと、今作にはその『七月の友だち』と先程触れた『朝日の誓い』、そして2曲目に『ゴールネット』というナンバーが収録されています。この曲も『最後の羅針盤』のように強い意思をもってますよね?
熊木杏里:これは歌うと背筋が伸びますね、自分でも。
−−「戦いに出てく」と歌ってますからね。
熊木杏里:そうなんですよね。これは『最後の羅針盤』が出来た後に作った曲なので、正に現在の気持ちが入ってるんです。で、「戦いに出てく」と歌ってるのもあると思うんですけど、具体的に戦いに出ていくアイスホッケーのクラブの人たちが聴いて「自分たちの歌みたいですね」「自分たちのテーマソングにしたい」って言ってくれたりして。そんな曲が今書けたのは、すごく清々しい気分。これはライブでもガンガン歌っていきたいですね。今の私の気持ちなのでMC代わりにもなるし。
−−『ゴールネット』や『最後の羅針盤』で歌っている内容っていうのは、今リアルに熊木杏里のど真ん中にある熱い想いなんですね?
熊木杏里:そうですね。ライブでステージに立ってる心境にも重なるし、自分にとって今何が一番重要か?って思うと、『ゴールネット』や『最後の羅針盤』的な気持ちが一番に出てくるんですよ。すごく届けていきたい気持ち。
−−じゃあ、今日は最後にですね、この『ゴールネット』の内容に掛けて、ベタな質問をさせていただきたいんですけど、熊木杏里が揺らしたい「ぼくだけのゴールネット」ってどんなモノだったりコトだったりするんでしょう?
熊木杏里:心から喜べるただひとつ。そのただひとつを見つけるためにひとつひとつゴールしていくみたいなことですかね。例えば「次のライブは絶対にこうする」っていう課題があったらそれを確実にクリアして、「よっしゃあ!」って自分に言えたらそれがもうゴールだと思うんですよ。それは小刻みにいっぱいあるのかもしれないですね。オリコンシングルチャートの上位に入りたいとか、アルバムはこれぐらい売れたいとか、そういうのも全部ゴールネット。どこかで満足してしまうことはないと思うんですけど、でもそういったひとつひとつのゴールに向かっていきたい!っていう気持ちが確かにあるんですよね。どんどんゴールネットを揺らしていきたいです。
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