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ART-SCHOOL 初のベスト盤と最新ミニアルバムと同時リリース!
キャリアの総括として4つのレーベルを股にかけ、代表曲からライブ定番チューンまでを網羅した初のベスト盤『Ghosts & Angels』。さらに同日にはあのDOPING PANDAのYutaka Furukawaをプロデューサーに迎えたミニアルバム『ILLMATIC BABY』を発売と、ここにきて大きな変革の時期を迎えるART-SCHOOLが、久しぶりにhotexpressに登場です!
今回は全作詞作曲を手がける木下理樹(vo,g)を迎え、これまでの歴史から最新モードのARTについてまで、じっくりと語ってもらいました!
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−−まずはベスト盤『Ghosts & Angels』について伺っていきたいのですが、発売の経緯は?
木下理樹:スタッフのリクエストがあって、最初は「ん? 何故いま?」って思ったんだけど(笑)、単純に初期を知らない人のために作ろうかな、と。なるべく値段も下げるためにってことで、100曲以上出してますけど1枚に収められるように選んで。
−−昔の曲を聴くと当時の思い出なども甦る?
木下理樹:基本的に楽しかった時期っていうのは殆どないですからね(笑)。20代を注いできて楽しい思い出が一個もないのはエグいな、と思うんですけど(笑)。
−−で、まず驚いたのが年代順に収録してあるんですが、日が落ちるところ(M-01『斜陽』)から始まって、メンバーチェンジ前後の重い質感を経て、よりあたたかい光が差し込んでくる。そんな大きな流れがあったことなんです。
木下理樹:要はバンドの歴史でもあるし、僕の人生の投影でもあるから。そういう意味で、ちゃんと流れのあるアルバムですよね。
−−ただ、個人的には『クロエ』(※1)を入れて欲しかったです(笑)。
木下理樹:僕も最後まで戦ったんですけど(笑)、言い出すと収まりがつかなくなっちゃうからね。それで2枚組になっちゃうと初心者の人が買わないじゃないですか、そのために作ったのに(笑)。だから次の機会でアンソロジーみたいのを作れるのなら、絶対に入れたいですよね。
−−また、初のベストを発売するのと同時期に、元メンバーの大山純さんがストレイテナーに加入という形で、シーンに復帰しました。
木下理樹:大山くんが戻ってくるのは良いことだと思うんですよね、才能のある人だから。ただこれ以上は僕が言っちゃうと。なのでノーコメントってことで。
−−でも集大成となる作品を発売するタイミングでそうした出来事がある、というのはある種の運命的なものを感じてしまいますよね。
木下理樹:ミュージシャンとして作品を出してこられたのには、運っていうのもありますよ、才能があっても食えなくて辞めていった奴をいっぱい知ってますから。まあ僕の場合は嫌なことも凄いあったんですけど、信頼できるスタッフやメンバーと一緒にやれているんで。
−−詞については一貫した世界観を強く感じる作品になっていますよね。
木下理樹:僕も昨日、ライナーとかをたまたま読み返してたんですよ。それで最後に全作品のディスコグラフィーを見た時に、「こんなに同じことばっかりやってたんだ!」って(笑)。アートワークから何から、客観的に流れを見ると世界観は最初から変わってないんですよね。『斜陽』だって今の俺たちがやってもおかしくないし、インディーのデビュー盤からひとつの世界観っていうのは変わってない。それは凄いと思いますね。
−−イコール木下さんの描き出す世界観にブレがなかったってことですよね。
木下理樹:ある意味、怖くなるくらいに思いましたね(苦笑)。全部最初からそうだったっていうか。僕はradioheadみたいのが好きでさ、サウンドは変わっていってるんだけど、そこは最初から変わってないような気もする。
−−愛したい、愛されたいという葛藤の中、どこかでそれを諦めてしまっている絶望感と、それでも希求する光。その匂いや風景は変わっていないんです。
木下理樹:自分にとって一番リアルに思えたから題材として描いてきたんだけど、それが今でも僕にとってリアルなんです。
−−ただ、8年近くのキャリアの中でそのリアルが一貫しているというのは、ある意味では辛い歴史であったともいえるのでは?
木下理樹:今回、ライナーの前に序文を書いたんですけど、けっこう傷だらけの歴史だったんですよね。それは笑っちゃうくらいに傷だらけの歴史。よく生きてこれたなって(笑)。
−−聴いていても危ういと思ってしまう時期がありましたからね(笑)。
木下理樹:相当危うい(笑)。今聴くと痛々しい曲もあるんだけどそれしかなかったんだよね、他に何も考えられずにやってきたから。客観的に捉えると傷だらけなんだけど、だからこそリスナーは深く支持してくれたんだと思うんですね。
笑っちゃうくらいに自分の人生を投影してますから、リアルに感じてくれたりするんだと思う。そこの期待は裏切りたくなかったし、いくら初心者向けとはいえ、ちゃんと総括したかったですね。
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