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ART-SCHOOL インタビュー

 新生ART-SCHOOLの1st フルアルバム『PARA DISE LOST』が完成した。今まで以上に赤裸々に、美しく切ない14の旋律に乗せて語られる木下理樹の今。

  自身“光のような物”と語るように、彼らの音楽を聴き続けてきた者にとって、そして初めて彼らの音に触れる者にとっても、“救い”にすらなりえる一枚となったART-SCHOOL最高傑作について、 ボーカル・木下理樹にインタビュー!
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アルバム
『PARADISE LOST』

2005.10.19 RELEASE
PCCA-02183
\3,000(tax in.)
PONY CANYON


01.Waltz
02.BLACK SUNSHNE
03.ダニー・ボーイ
04.Forget the swan
05.クロエ
06.あと10秒で
07.欲望
08.刺青
09.LOVE LETTER BOX
10.PERFECT KISS
11.PARADISE LOST
12.僕が君だったら
13.
14.天使が見た夢



レビュー
『PARADISE LOST』
インタビュー
『あと10秒で』
ライブレポート
05.08.04
"LOST IN THE AIR" TOUR2005 FINAL
 
Interviewer:杉岡祐樹
Photo:小山敦
Art Work:KAORU

−−今年の【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005】(以下R.I.J)は新ステージ・SOUND OF FORESTのトリとして出演しましたが、ART-SCHOOLにぴったりのシチュエーションでした。しかも突発的なアンコールを含めた最後の3曲は、最近のART-SCHOOLのライブの中でも最高に素晴らしかったですよね。

木下理樹:手応えはありましたね。僕ら3年連続くらいで出てるんだけど、今回のが一番よかったかな。どこがよかったとかは憶えてないんだけど、いいライブしたなあって思いますよね。(ライブ終わった後)宇野くんと「今日はよかったねえ」って話したりしたし。

−−最近のライブは第2期ARTとして完成された部分もあると感じますか?

木下:それは全然ないですね。完成されたのって・・・何なんだろうねえ。昨日一緒にやったMO'SOME TONEBENDERもすっごいかっこ良かったけど、それでも発展途上って感じがするし。いいバンドっていうのは完成されないんじゃないかな。完成されちゃうのって結局つまんないから、それは分からないですね。

−−なるほど。それではそのアルバム『PARADISE LOST』について伺いたいのですが、前作から2年のインターバルがありますよね。

 
木下:いやぁやっぱ僕らにとってこのアルバムが作れた事は凄く嬉しいんですよね。ミニアルバムとかいっぱいリリースしましたけど、復帰の第1弾(アルバム)としてこれを2年ぶりに出せるっていうのは、本当によかったなって思いますね。

−−このアルバムはグラスゴーでレコーディングされて、8月末にNYでマスタリングしました。NYは初めてだったとの事ですが?

木下:NYは・・・、よくわかんないなあ、毎日酔っ払ってたから(笑)。宿泊先がマジソン・スクエア・ガーデンの真ん中でさ、そこからタクシーで10分の所にあったイーストビレッジでよく飲んでましたね。あと、グラウンド・ゼロがスタジオから見えましたね。

−−奇しくも今日(取材日は9.11)は同時多発テロの起きた日ですよね。さらに衆議院選挙の日だったりもしますが・・・。木下さんは政治的な状況や社会情勢などが音楽に反映される事はありますか?

木下:う〜ん・・・。例えばシステム・オブ・ア・ダウンの活動とかは、もの凄く分かり易いんだよね。それは彼ら自身、アルメニア人移民としての歴史を持っていて、それがひとつのアイデンティティになってたりもするんだけど、「じゃあ僕らのアイデンティティは?」ってなった時に、「どうなんだろうねえ?」っていう。まあ時々アメリカがムカついたりする時はあるけど。

−−なるほど。今作はジャケットもグラスゴーで撮影された物ですよね。

木下:子供の写真を使いたいなって前から言ってて。で、たまたま宿泊先のホテルの前でこの女の子が掃除していたのを戸高くんが見つけて、「スマイリースマイリー」って言って撮ったんだ。その子は恥ずかしがって逃げちゃったんだけど、なんかいいですよねぇ。

−−今作は総合的に海外を中心に制作されたアルバムですよね。そうした状況が音源にもたらす影響などはありましたか?

木下:海外というよりは、グラスゴーでトニー(ドゥーガン)とやったっていう影響はあるかもね。ミックスはデイブ(フリッドマン)がやるって前提でやってたんだけど、彼が倒れちゃってそれこそ寝耳に水というか、「えぇっ!?」って(笑)。でも体調だからしょうがないですしね。

−−元々ART-SCHOOLはブレの少ないバンドだと思うんですね。その中でも今作は特にブレが少ない、向かっているベクトルがしっかり安定しているアルバムだと思いますが?

木下:そうですね、僕らにとってのマスターピースになりえる作品かなって思ってる。だからここから始まっていくのかなって。

−−詞に関しても今まで以上に確立された世界観を感じました。やはり今作でも詞は苦労しましたか?

木下:殆どグラスゴーで書いたんですけど、いつもだったら歌詞を書いてから見直したり歌い直したりするんだけど、今回はその時間があんまりなくて見直しする事もなくうたってた。赤裸々といえばそうなんですけど、それでよかったなって。コミュニケーションを求めているアルバムかなと思います、一番ね。

−−今回は全てを曝け出したアルバム、なんですね。

木下:ほぼね。ほぼっていうか・・・そうだね。だって歌詞とかだって・・・、だってさ!(笑)

−−『Forget the swan』などはかなりキテますよね(笑)。

 
木下:「口でされるのが好き?」なんてメジャーで歌う人がいたのか!と問い正したいね(笑)。それをポップなメロでね。でも本当はみんなそういう経験していると思うんだよね。

−−本当は見たくないというか、「そこまで見せなくてもいいのに・・・」って所までガッと見せてきますよね。

木下:でもあれだよ、一応ポップには作ってるよ。ナルシスティックには作っていないつもりだけどね。アメリカのビルボードチャート番組とか聴いて育ったから、グジグジとした物をいい曲でもない感じの物にぶつけるとかは嫌いだね。ロックなんだけどポップな物が好きだってのは、ポップって切ないから、なんか切ないじゃない。そういうのが好きだね。



OFFICIAL SITE
http://www.art-school.net/
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