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松浦亜弥 インタビュー

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  シングル
『きずな』

2008.05.21 RELEASE
EPCE-5558
\1,050(tax in.)



01.きずな
02.ひとり(single version)
03.きずな(Instrumental)
 
   
   
   
   
 
 
Interviewer:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
 
 
   
   松浦亜弥、hotexpress初登場!  とにかく楽しくて仕方がなかったデビュー当時、自分で作り上げてしまった“あやや像”に潰されそうになってしまった18才、表現者としての自我と意思の芽生え、そのすべてを飲み込んで辿り着いた『きずな』。自分に正直でありたい―――、そんな彼女の人間性がそのまま溢れ出たインタビュー、ぜひご覧頂きたい。
 
−−実はデビュー当時から松浦亜弥の表現力の素晴らしさに注目していてですね、『ドッキドキ! LOVEメール』や『トロピカ〜ル恋して〜る』みたいな楽曲を全力で楽しんでいる姿を見て「只者じゃないな」と思っていたんです。「なんで新人なのにこんな自身満々なんだ?」って(笑)。実際のところ、デビュー当時はどんな心境だったりしたんですか?

松浦亜弥:楽しんでました!本当に。ただ、純粋な気持ちで楽しめていたのは、デビューしてから2,3年だったと思いますね。何にも知らないから「ただ楽しい」でやれちゃったっていうか。でも歳を重ねて10代の後半とかになってくると、自分が何かひとつやることによって「これだけのスタッフが関わっているんだ」とか「これだけの時間が費やされているんだ」とか分かるようになって。で、それが分かりだすと、いろんなことを考え出しちゃうんだけど、最初は何も知らないから、もうとにかく楽しいっていう。

−−比較的早い段階で“アイドルの代表格”的な見られ方をされていったじゃないですか。で、確かにそれを心底喜んでいる感じがあったんですよ。「どれだけ自分のこと好きなんだ?」みたいな(笑)。

松浦亜弥:本当大好きでした!アッハッハッハ!間違いないです(笑)。ただ、ビックリはしていたんですよ。自分のプロモーションビデオや自分がテレビの中で喋っている画っていうのは、不思議で仕方なかったですね。「テレビの中に自分がいる!」っていうので落ち着けなかったりはしたんですけど、でも本当に単純に嬉しかったですし、たくさんの人が応援してくれればしてくれるほど、自分も燃えましたし。

今はオン・オフというか、切り替えができるようになったんですけど、デビュー当時はまだそこまで起用ではなかったんで、プロモーションビデオひとつにしても、自分の気持ちが100%になるまでカメラの前に行かないとか。で、カメラの前に立ってやってみました、その映像を見て自分が納得できない。それで気持ち待ちみたいなのがよくあったりしたんですよね、昔は。それぐらいいつも100%で画面の前に立つ気持ちで。

−−14,5才でそうした状況になって、半端なく忙しいし、いろんなことが目まぐるしく動いていく中で、それが苦しくなったりはしなかったの?

松浦亜弥:それは2,3年に1回は必ずあります。今、デビュー8年目なんですけど、3回ぐらいはありました。プレッシャーを感じたこともあれば、自分というものがよく分からなくなったり、いろいろあったんですけど、一番自分の中で大きかったのは、ちょうど18才になるタイミング。初めての休みがデビューして1年半後だったっていうぐらい、ずっと本当に忙しかったんですね。で、やっぱり全部が全部初めてのことだったので、振り返る時間がなかったんですよ。自分が出演している番組をチェックしている時間もないとか、そんな中でずっとやっていたので。でも18才になるタイミングで初めて振り返ったんですよね、自分というものを。

それで気付いたんですけど、自分が「アイドル」って呼ばれるのに馴れてきて、仕事をこなすじゃないですけど、心から笑うってことをしなくても、心から笑ってるような表情ができるようになっちゃったんですよ。自分のベストの顔っていうのを顔の筋肉が憶えちゃって、気持ちが笑えなくても笑えるようになっちゃったんですよね。それで自分の写真を見てみたら、目が笑ってないじゃないですけど、全部同じ顔に見えて。そういう自分に対して“?”を抱いたときに、なんか、一瞬止まっちゃいました。で、自分が人形に感じてしまって。「それじゃダメだ!」と。「もっと自分の気持ちで動いて言葉も発していかないと!」って思ったんです。

マニュアルがあったわけじゃないんですけど、正当な、当たり障りのないコメントっていうのをずっと続けてきていたように感じたんですよね。でも「そうじゃなくって、人間なんだからもっと人間味のある言葉を発していい」って思って。そんな感じで「自分に正直でいたいな、素直でいたいな」って思ったのが18才のときでした。それからはライブのMCでも自分の気持ちで喋ってみたりとか。あとで誰かが何か言うかもしれないけど、それでもいいから素直に喋ってみようって。そしたらお客さんの反応がいつもより良かったりして。で、スタッフさんの評判も良くて。ということは、勝手に自分で自分を殻に閉じこめていただけだったんですよね。それに気付いたんです。それで乗り越えることができました。

−−デビュー当時に意図せずに出来上がった“あやや像”を一生懸命キープしようとしてきたんでしょうね。

松浦亜弥:そうなんです。いつも自分をちょっと客観的に見てる自分がいて。“あやや”っていうのを客観的に見てて「あややはこうでなきゃいけないじゃん!」って自分で勝手に作っちゃってたんですよ。それがいけなかった。

PAGE1 あややはこうでなきゃいけないじゃん!
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