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−それでは、簡単なメンバー紹介からお願いします。

吉村秀樹(Vo&Gu、以下Y):ギターと歌を唄ってます、吉村です。一応リーダーです(笑)。

全員:(笑)

田渕ひさ子(Gu、以下T):ギターの田渕です。

射守矢雄(Ba、以下I):ベースの射守矢です。

小松正宏(Dr、以下K):ドラムの小松です。よろしくお願いします。

−bloodthirsty butchersとして最も変化があった年と言える2003年頭までさかのぼって色々聞いていこうと思います。まず、2003年の1月29日に『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』がリリース。このアルバムは前作『yamane』より約1年半という期間を経てリリースされた作品ですが、bloodthirsty butchersにとってどいう意味を持つアルバムになりました?

Y:今までの総合的な作品でもあるし、“トータル(総合的)”という言うのは“熟す”ということであって、そういう作品になるのかなと思ってたけど、特別そういう作品でもなく。相変わらずその先に続くみたいな作品ですね。でも、やってきたことが少しずつ分かってきたのがこの『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』で、バンドの考えている音楽というのがより良い方向に向かう作品だとは思ってました。

−“〜ました。”という過去的な発言ですが?

Y:『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』が出た瞬間に田渕が加入して、こういう展開というのもまったく予想が出来なかったことで。そこでまた考え直す部分もあり、一つの区切りという意味で2003年9月17日にリリースされた初のライヴアルバム『green on red』、9月26日にリリースされたベストアルバム『blue on red』の2作品は存在すると思うんだけど、『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』は、熟すこともなく、バンド的にも“どうなるのかなぁ?”っていう気持ちはありましたね。

−今、お話のあった通り『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』がリリースされた直後に田渕さんの加入があったわけですけど、実際、田渕さんはbloodthirsty butchers加入前にこの『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』に参加しているんですよね?

Y:そうですね。そのまま加入へと流れていくわけですけど、“バンドは常に動いている”というところで。それで今回の作品(フルアルバム『birdy』)に繋がっていくわけなんですけどね。

−『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』リリース同日、田渕さんをサポートに迎えて行われた発売記念ライヴ、ここでの4人のライヴが加入に至る重要なポイントになるわけわけですよね?

Y:そうですね。それが今に至る兆しのようなもので、彼女がメンバーになるだけの器量があったわけで。それをbloodthirsty butchersの3人が感じとって“メンバー加入!”ということです。

−NUMBER GIRLとのライヴで知り合い、『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』の参加があって、この発売記念ライヴ、その一連の流れの中で、更に“一緒にやっていこうという”という確信みたいなものがあったのではないですか?

Y:確信が持てたと言うか、もっと流動的な何かがあったってことですね。

−そのまま、ツアー【half spring→half summerを抜けて】に入っていくわけですが、このツアーはどういうものになりました?

Y:アルバムを出した直後だったから普通は“自分たちを守らなくてはいけない”とかいう思いが出てくると思うんだけど、bloodthirsty butchersは違いましたね。バンドを見つめるというよりかは、どちらかと言うと個人を見つめてたりして。ライヴをやりながらそういうことを確認していたというのもあって、数多くライヴは出来なかったんです。

 去年2003年、ギター・田渕ひさ子の加入で3人から4人となったbloodthirsty butchers。彼らの活動の中でも2003年というのはとても大きな変革の年であり、重要なターニングポイントであったことは間違いない。しかし、彼らはとても自然に、そして前向きにこの出来事をとらえ、目の前にある1つ1つのライヴ、そして作品と向き合ってきた。今年、2004年3月3日にリリースされる今作『birdy』は4人となった彼らの初のフルアルバムであり、これまでと何ら変わりない着飾らない素直な彼らの感情が込められた楽曲たちが収録されている。音楽、ロックに対する彼らの真面目な姿勢が垣間見ることが出来るスペシャルインタビュー是非、お楽しみ下さい。

対談

bloodthirsty butchers
×
Takeshi Enomoto

ALBUM
birdy

01.JACK NICOLSON
02.birdy
03.friction
04.sunn
05.walkman
06.love supreme
07.bandwagon
08.discordman
09.rat music for rat people
10.荒野ニオケルbloodthirsty butchers
試聴できます!

2004.3.3 in STORES
COCP-50776
\3,000(tax.in)

(C) columbia music entertainment
http://www.riverrun.co.jp/bloodthirsty_butchers/

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bloodthirsty butchers

でも、その中で動いていく何かがあって、そこで個人、個人が模索するわけですね。そして、出てきた結果(『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』)と言うのは音にしなくてはいけないだろし、それでライヴがちょうど良いかということで。また今回、田渕の加入ということがあったわけだから、時間をかけずしてやるっていうのが僕らの出来る出しやすい答えだったんで、何がどうのこうのというよりも早く形に出したほうが良いと思ってました。

−そして、田渕さん正式加入後、ツアーやライヴをこなしていく中で、若手との共演ACIDMAN企画の【Cinema】への出演がありますが、これについては?

Y:色々繋がりがあって、エンジニアが共通してたりとか。僕らの音を聞いてくれて一緒にやりたいと言うことで、僕らも分からないけど一緒にやろうっていう感じですかね。今も仲良くしてますけど。

−あのイベントのコンセプトって“映像と音楽の繋がり”みたいなところを言ってるじゃないですか。bloodthirsty butchersとしては、“映像と音楽の繋がり”っていうのをどう考えていますか?

Y:言ったらキリがないんですけど、今回のフルアルバム『birdy』のテーマというのはどこから拾ってくるって言ったら、今まで観てきた映画の中から拾ってきてるんですよね。今回、それで行こうかなと思ったんですけど、全部が全部そういかなかったわけで(笑)。今までの印象のある映画で出したかったっていうのもあるし、個人的なところはあるんですけど。映像に関して語ろうとするとまた、難しいんですよね。自分で撮れるわけじゃないんで。

−その後、2003年9月17日に初のライヴアルバム『green on red』、9月26日にベストアルバム『blue on red』の2作品がリリースされますが、この作品はbloodthirsty butchersにとって一つの区切の作品ですか?

Y:簡単に言えばベストアルバム『blue on red』はそうですね。でも、区切りとして打ち出しても、自分たちは常に流動的に動いているわけで。区切り的な作品を出すからには次の作品も速攻で作っておかなきゃいけないみたいな・・・時間をかけて新しいのを作っていたら、また違った答えが返せるのかなと思うけど。それはそれで、そういうチャンスだったのかなと思ってるし。

−2003年は『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』をリリースして、田渕さんの正式加入。そして、数々のライヴ、イベント、フェスをこなしライヴアルバム、ベストアルバムリリースと流れてきたわけですけど、bloodthirsty butchersにとってどんな1年でした?

Y:1つ、1つを一生懸命やってました。すごい勢い、流れの中で、目の前にある1個を1つずつやっていったという感じで。

−そして、この度2004年3月3日にbloodthirsty butchersが3人から4人となってから初のフルアルバム『birdy』がリリースされます。このタイトル“birdy”というのは、どういう意味が込められているんですか?

Y:これは“birdy”っていう映画があるんですよ。有名な監督さんではないんだけど、物語がすごい良くてずっと印象にあるわけですよ。作品に関しても印象の強かった映画から、自分の個人的な部分にぶつけて感想を述べていると言うか。

−そいった印象に残っている映画と吉村さんの個人的な部分とのシンクロっていうのは?

Y:結局、映画はすごく良いんですけど、個人的なところになってしまうとすごく間抜けなわけで(笑)。それも素直に歌詞に出してしまおうと言うところで。

−今作のコンセプトについては、先程も少しお聞きしましたが、“映画”というのが大きなポイントとなるようですが。

Y:全曲、映画をコンセプトとしたかったっんですが、トータル的にはそうはいかなくて。やっぱりその時、その時の動きがあって、今、現在の心境が歌詞に出てきたりもしますしね。

そういったところはやっぱり避けられないですよね、作り込んでいくという時間もないですし。バンドのやってるスピード感には、なかなか乗っかりきらなくて・・・それじゃ、素直に“今の現状を歌ってしまおう”みたいな。過去の印象から入ってくるものと、今の自分とがあるわけでなるべく今の自分の姿は間抜けに出そうっていう(笑)。

−このフルアルバム『birdy』は制作はどれくらいから取り掛かり始めたんですか?

Y:長期ツアーを終えて、夏の【FUJI ROCK FESTIVAL '03】、【RISING SUN ROCK FESTIVAL '03】を終えた後からです。ライヴアルバム、ベストアルバムとありましたけど“1個、1個やろう”という気持ちは、メンバー全員の中にあったんじゃないですかね。でも“どうなるんだろう?”という不安もやっぱりあるわけで、そういう気持ちを解消するためにも“目の前にある1個、1個やっていこう”っていうことですよね。

−このフルアルバム『birdy』をリリースされて皆さんの心境というのは?

T:(笑)。

−(笑)。

I:去年、田渕に『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』という作品に参加してもらって、すごい引き倒しのギターが入っていて、個人的にその作品にとても満足していて自分の中ではそれはそれで完結してたんですよ。その後に発売日にライヴをするということになって、吉村なんかは構想にあったと思うんだけど、“ライヴ参加してもらおうよ”っていう話があって。俺は単純に“それは良い考えだ”と思って(笑)。でも、その一回、完結していたものが、ライヴをしたことで誰が押したか分からないスイッチが入ってしまったんですよね。そのまま、4人という体制が自然と出来上がっていきました。その後のツアーも何の違和感もなく、あっと言う間に終わって、あっと言う間にアルバムが出来てました。音という部分で4人になっても3人の時と同じように振舞えてましたね。

K:今までに無いくらいのペースで作っていったんで、その勢いに煽られつつ、煽ぐみたいな(笑)。だから、今まで以上に今作を客観的に聴くって言うのに結構時間がかかりましたね。『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』は3人で作って、『birdy』は4人で作って、全然違うものなんですけど、どこか繋がるところがあるというか。でも、同じモノではないんですよね。“新しい血”が流れたとても良い作品だと思います。

−それでは、『birdy』に収録されている楽曲を1つずづ聞いていこうと思いますが、まず、1曲目「JACK NICOLSON」。これはどういった内容の作品ですか?

Y:歌詞のままですね。年を取っていくという内容ですよね。映画ともリンクして考えてるんだけど、気づいたら俳優さんを題材にしていたっていう(笑)。映画も観過ぎると自分の中で何が何だか分からなくなってきて、良い映画の印象を切り取って残していくうちに、それをどんどんリンクしていったら、僕の中では“ジャック・ニコルソン”だったんですよ。“ジャック・ニコルソン”と今の自分を当てはめて、自分に一度返すわけなんですけどね。“負けねぇぞ”でもなくて“しょうがねぇな”という感じでもなくて、新しいものからというよりは、無理せず過去のものを拾っていったっていう感じですね。

−吉村さんが詞を書いているわけですが、曲についてはどう作り上げていくんですか?

Y:僕らはほとんど曲先行でいくんですけど、今回に限っては後付けで行きましたね。その制作スタイルというのは結構苦しいんですよ、でもそこはみんなで考えを出し合って消化していくみたいな。俺もギター弾いているし、どちらかというと歌っているときより、ギターを弾いているときのほうが好きなんもんで(笑)。別に俺、1人で歌わなくても良いなと思うこともありますし(笑)。そう思うのは、やっぱり1人、1人の経験値があるからであって、bloodthirsty butchersの他にそれぞれ他のバンドもやっているし、出来ないってことはないのでね。でも、完成したから言えることで“良かった、良かった”って今でも思ってますし(笑)。今の僕らの自然な形が出たということですかね。

−続いて、タイトルトラックでもある2曲目「birdy」。これはどういった作品ですか?

Y:これは一番最初に出来た曲なんですよ。“なんてことはねぇよ、自分はただの人間なんだ”っていう曲です。“そこでバタバタしているしかないんだよ”みたいな。

−3曲目「friction」。“摩擦”という意味ですが、この曲はどういう作品ですか?

Y:始めに訳の分からない英語の“シチュエーション”という言葉が出てきて、“どうなってんだこれ!”、“なんだよ!”っていうような感情が込められている作品で・・・だから歌詞も載せなかったし。自分の周りで起こっている色々な意味の分からない出来事、シチュエーションに文句を言いたいんだけど、“一体何なのか分からん”、“摩擦には結果はあるのかよ”って言うんだけど、結局、自分の周りで起こっていることだから外せないわけで。ブツクサ言ってるんだったら、最後まで叫んでいっちゃえみたいな(笑)。最初のバンドの初期衝動には、こういう曲はあったのかもしれないけど、活動をしていく上でそういう曲が増えていくんですよ。いつまでやってくのか分からないけど、自分もそういう叫ぶような曲は苦しいからどんどん外していこうとは思うんですけど。前回はこの「friction」当たるような曲が「ラッキーマン」だったわけですが、どちらにしてもものすごい声量で歌うわけで大変なんです。素直な感情として“どうなってんだこれ!”っていうのをこの曲で言いたかったわけです。

−続いて4曲目「sunn」ですが、これはどういった作品ですか?

Y:“太陽”とか“日照り”とかいうところから持ってきてるんですけど、これはちょっと難しい話で・・・。言って(田渕にふる)!田渕お気に入りの曲です。

T:良い曲です(笑)。

Y:この曲についてはすごいマイナスの要素があるんですよ。アイドル歌手が言っているような歌詞なんてどうかなっていうような・・・。自分に置き換えて考えてみても“アーッ(ショックの声)”っていうようなものもあったと思うんだけど。どうしようもないことも世の中にはたくさんあるわけで・・・。

−吉村さんの書く数々の詞はどういった状況、心境の時に生まれてくることが多いですか?

Y:心境はですね、曲が出来てからというのが多いですね。出来た曲に乗ってて、どこかで出てくるんでしょうね。曲を作る上でのキーワードは、曲作りの中で1個だけ出てくるんですけど。

−5曲目「walkman」ですが、この曲は?

Y:着ているものはピシッとした洋服とかではなくて、どちらかというとヨレヨレのロックTシャツだったりするわけですよ。ウォークマンを外したら現実に戻るわけで、それ聴いていて思うことはたくさんあるんじゃないのかなということですよね。

−6曲目「love supreme」。これは同じ歌詞がずっと反復する曲ですが、今作の中でも他の曲とは少し違う色が出ていますよね?

Y:これはそうですね。過去に原曲があって、それをバンドでやってみようかということで。意味としては“最高の愛”とか“愛する者”ということですね。タイトルに“A”が付けば、ジョン・コルトレーンの「A love supreme」になるんですけど、あの曲もその唯一の歌詞しか言ってないんですよ。“なるほどなぁ〜”っていう、結果的にそうなったんだけどね(笑)。

−7曲目「bandwagon」。この曲っていうのはbloodthirsty butchersの“音楽”に対する気持ちみたいなものが入っているんですかね?

Y:“ロック”、要は今を一生懸命に生きているわけで。“芸術”、そんなに改まったものじゃないなって言う。芸術には憧れてるのかもしれないけど、そんことは語れないなというところですかね。今できることはこれしかないし、去年の2003年の活動もそうだったんだけど、そこは素直に歌詞に出ています。憧れの存在は“ジミー・ヘンドリックス”であったり、そういう想いはずっと変わらないわけで。

−去年の流れがあって、ここでこの曲が生まれてきた心境というのは?

Y:始めにあった今作のコンセプト“映画”というものから、そういうものにとらわれない着飾らない素直な自分を出そうみたいな方向に流れていくというか。

−8曲目「discordman」。これはどういう作品ですか?

Y:この曲は『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』の時に既に出来上がっていた曲で、音源にはしてなかったんですけど。

−もしかしたら『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』に収録されていたかもしれない曲ですか?

Y:入る予定だったのかもしれないですね。そこから外れた曲というか、ライヴではやっていたんですけど。歌詞も『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』の時に出来てたんですよ。

−とてもゆったりした曲ですけど、内に秘める何かを感じる作品ですよね。

Y:恐ろしいくらいのパワーがあるんですよ。bloodthirsty butchersの中に変わらずにある音圧感というか。

−9曲目「rat music for rat people」。これは完全なインストの曲ですが、どういった作品ですか?

Y:タイトルはハードコアのオムニバスからとっていて、あと自分がネズミを飼ってるからという単純な理由でつけたんですけど。bloodthirsty butchersの楽曲制作スタイルとして俺が現場で一気に作るスタイルと、みんなで作るスタイルと、メンバー1人、1人が作りこんでくるスタイルとあるんですけど、今作は射守矢がかなり作りこんできた作品でもあって。“こういうやり方もあるです”という過程を表現したというか・・・。

I:僕はベースなので、イメージを音で表現するというようなことは出来ないし・・・とにかく音を追いかけるんですよ。ベースを弾きながら分かりやすいメロディ探すというか、“出たとこ勝負”ですよね。それで組み立てていったんですけど、だからイメージは全てあと付けですね。

−“出たとこ勝負”っていう言葉がでましたけど、とてもスムーズな楽曲の流れを感じるんですが。

Y:構成は崩せないんですよね。偶然乗れると良いんだけど、乗れないと非常に作るのに時間がかかるんですよね。でも、そこを隠さず出すっていうスタイルもbloodthirsty butchersにはあって、そこを少し利用したんですけどね。作り込むようなインストの曲ではなくて、本当にバンドでやってるそのままの姿が表現された作品になってます。

−そして、このインストの流れを組むようにラスト10曲目「荒野ニオケルbloodthirsty butchers」に入っていくわけですが、この作品は2003年1月29日の『荒野ニオケルbloodthirsty butchers』とまったく同じタイトルが付いていますね。

Y:この曲も前からあったんですけど、言いたいことは“bloodthirsty butchersとして進むべき1本の道は変わらない”ということですね。

−作品について1曲ずつ聞いてきたわけですが、アルバムが完成して皆さんの率直な感想というのは?

Y:非常に素直な作品だと思います。強いて言うなら“聴いて下さい”ですね。目の前にあることを1つずつやっているし、今のこの時でしか出来ないモノをやっているので“よろしく!”って感じですね(笑)。

T:去年からメンバーになってライヴやってきて、正直“アルバム作りはどうなるのか”という不安はありましたね。ライヴ毎に“今度はどうなるか”と思ってたんですが、このアルバムに関しては“今度こそどうなるか”みたいなところがありました(笑)。でも、違和感なく出来たというか、作っていく過程で“それはちょっと・・・”という感じは全くなかったです。良いアルバムだと思います。

I:メンバーも違和感なく出来た作品だし、今までのbloodthirsty butchersとして皆さんにも違和感なく聴いてもらえる作品だと思います。良い作品です。

K:今までにないくらいのスピードの中で作ってきた作品で、客観的に聴くまで時間がかかったんですけど、今、徐々に自分の中でも実感してきている時で。今までは音源がリリースされた直後にライヴ、ツアーを行っていたんですが、今回はリリースして何ヶ月後のツアーということで、それも初めてのことで。“早くライヴやりたい”みたいな気持ちですね(笑)。

Y:一言で言えば、“bloodthirsty butchersをよろしく!”っていうことですよね。今だからこそ在る音をやっているだろうし、新しい世代が出てきても媚びることなく付き合っていくだろうし、怒るところは怒るみたいな・・・音でね(笑)。

−5月にスタートするツアーについて少し聞いていきたいんですが、先程も小松さんが言っていたんですが、リリースしてからライヴまでの間がこれだけ空くのはbloodthirsty butchersとしては初めてということで、その辺は皆さんどう感じてます?

Y:歌のパートが多くなったんで、歌の練習をしなくてはいけないっていう(笑)。

−なるほど(笑)。その時間もこの間には含まれているわけですね。

Y:でも、その時間を利用してソロ活動をやったりとかしようかなと。

−メンバーそれぞれソロ活動していますが、それが故のbloodthirsty butchersの在り方ってどういうものだったりしますか?

Y:個人的にはソロ、バンド、それぞれ変わったことをやろうというのは考えていなくて、強いて言うならば“素になれる場所”ですかね。

−それでは、アルバム『birdy』を3月3日にリリースして、5月に『birdy』を引っ提げたツアーを行うbloodthirsty butchers、最後に読者の方々にメッセージとツアーの意気込みをお願いします。

Y:とにかく“アルバムを聴いて下さい!”ということですね。ジャケットを見てもらっても分かると思いますが、捻くれてますし、美しいものは美しいですし、手作りなものは、手作りですし。“今を生きてますからよろしく!”って感じです。

T:首洗って待ってろ(笑)!ぐらいの気持ちで頑張ります。

I:ライヴはすごいことになると思うんです。楽しみにしていて下さい。

K:まずはアルバムを聴いて下さい。ライヴに関しては見に来てくれる人以上に僕らも待ち焦がれているので、それぐらいの気持ちでいくので“よろしく!”。

Interviewer:榎本岳史