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−今回はニューシングル『make a secret』についてはもちろんなんですが、それ以外の最近の様々な活動についてもお話を聞かせていただければと思います。で、今年2005年は、まず初のベストアルバム『BEST OF SOUL』のリリースがありましたが、デビューから3年半あまりでベストが出せるというのはどんな気分でした?

BoA(以下B):「早いかも?」とも思ったんですけど、でもアルバムも3枚出してたし、今までの自分の変化とか成長とかを十分に感じられるだけの内容になるとは思ったので。あと、全部のシングルのPVが収録されたDVDも一緒に作ったんですけど、そっちも明らかに成長してるBoAが見れる、分かる内容になっていて、なんか嬉しい感じもあったし、自分で聴きながら「このとき、もっと日本語上手かったら良かったな」とか(笑)、そういうのも思ったり。

−やっぱり日本語の上達具合が分かりやすく出てるというか。

B:分かりやすいですよね。デビューシングルなんて「あれ?」って思うぐらい、下手だったし(笑)。

−どの辺から日本語は平気になっていった感じなんですか?

B:『LISTEN TO MY HEART』ぐらいですかね。あの辺から日本語は慣れてきた感じで。それにつれて日本語の歌への気持ちの入り方も変わってきたし、作詞をやり始めてからはもっと入りやすくなりましたね。歌声そのものの変化もあって、自分でも「なんでだろう?」って思うんですけど(笑)、16歳ぐらいから結構変わってきましたね。

−ちなみに日本でデビューしたばかりの頃って、どんな心境だったんですか?

B:正直なところ、あんまり海外で活動するっていう意識があんまりなかった。若かったし、別に何も考えてなかったです(笑)。だから逆に最初はそういう感じだったからやり易かったのかなって。若い頃って何も怖くないじゃないですか?

−何もわからないからね。

B:そうそう!わからない分、何も怖くないから、逆にチャレンジしやすかった。

−今はどうですか?

B:今のほうがドキドキしますね。新曲を出す度に。「これは気に入ってくれるのか、どうなのか?」っていうのと、「自分のイメージチェンジに対して、みんなどう思ってくれるのかな?」とか、そういう心配がありますね。リリース日が近づいてくるとドキドキしてくる(笑)。

−色々わかってきた分ね(笑)。そんなBoAさんの成長ぶりを僕がリアルに感じたのが、今年の春のツアー『BoA ARENA TOUR 2005-BEST OF SOUL-』だったんですけど、本人的にはあのツアーにはどんな感想を?

B:ツアーは毎年やってるんですけど、今年のツアーが一番大変でしたね。演出で見せるよりは“BoA”っていう人自体の魅力を色んな場面から出せるようにしようっていうコンセプトだったんですよ。なので、見る楽しみはダンスがあるからもちろんあるんですけど、アコースティックバージョンの曲とか、バラードとかも結構やって、歌を聴く楽しみをもっと増やそうっていう感じもあって、だから前よりはバンドとのリハーサルもハードだったんですけど、自分もそれまでのライブで成長してきた部分があったので、納得のいく内容になりましたね。

−僕は代々木での公演を観させてもらったんですけど、『コノヨノシルシ』を披露してくれたのが意外で嬉しかったです。これまでライブで歌ってないイメージがあったので。

B:ファンクラブのイベントで一回歌ったきりですね。でも『コノヨノシルシ』って、アンケート取ると、みんなが生で聴いてみたい曲の上位に入るんですよ。なので「これは歌わなくちゃ!」と思って。今年のツアーでは、アコースティックで結構良い感じで歌えましたね。自分も気持ち良かったです。

−あと、ダンサーとかミュージシャンとか全体的にみんなと仲良くやれている感じがステージに出てたのが印象的でした。

B:実際に仲良かったですよ。私、結構人見知りなので、自分から近付いていけないんですけど、バンドメンバーとかは2〜3年ずっとやってくれていた人達もいて、やっと仲良くなって(笑)。ダンサーは前から仲良しだったんですけど、バンドとも今回仲良くなれて、それがステージにも出てたんだと思います。

 「これからもっと心に残る曲を歌いたい!」と、今春のツアーでは元気よく語っていたBoA。それは単純な彼女の無邪気な願いぐらいに感じていたんだけど、今回初めて彼女にインタビューをさせてもらって、あの言葉には実に深くて強い、BoAがアーティストである意味と言っても過言ではないぐらいの想いが込められていた事がよ〜く分かった。それと同時に、すごく音楽に対して、そして自分の歌を聴いてくれる人たちに対して純粋な人であることも分かりました。ベストアルバム『BEST OF SOUL』のリリース〜最新シングル『make a secret』についてまでのお話をたっぷり聞かせてもらったので、ぜひチェックしてみてください♪今まで以上にBoAのことを好きになること間違いなしです!

対談

BoA
×
Tetsuo Hiraga


19th SINGLE
「make a secret」

01.make a secret
02.LONG TIME NO SEE
03.make a secret (instrumental)
04.LONG TIME NO SEE (instrumental)


AVCD-30799
¥1,050(tax in)

2005.8.31 in STORES

BoA オフィシャルサイト>
http://www.avexnet.or.jp/boa/index.html

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BoA

−あの日のライブですごく印象に残ってるBoAさんの言葉があって、「これからもっと心に残る曲を歌いたい」とMCで言っていましたが、その気持ちは今すごく強い?

B:そうですね。みんなが聴いて心に残る曲って少ないじゃないですか。ただ聴いて楽しいだけじゃなくて、時間が経っても、みんなが「BoAのあの曲良いよね」って言って、たまにでも聴いてくれる、そういうみんなが憶えてくれる曲を歌いたい。私の曲を聴いてみんなが気持ちを分かってくれる、そんな曲を歌っていきたいですね。


−今後はそういう曲を積極的に歌っていきたいと。

B:そうですね。みんなの痛みは分け合って減らしてあげたいし、喜びは二倍、三倍にしてあげたい、それができる歌をうたっていきたい気持ちは強いですね。

−その気持ちが強くなったのは何でなんですかね?

B:やっぱり自分が歌う人としての意識が強くなったんだと思います。ただやりたいからやってるだけじゃなくて、自分から何かをしてあげられることがあったら精一杯やってあげたい、そういうファンに対しての気持ちが今まで以上に熱くなってるんですよね。

−BoAさんは、日本語の詞であってもしっかりと気持ちを伝えようとする姿勢が曲から伝わってくるのが、すごく大きな魅力だと思うんですけど、「気持ちを伝える」っていうのはBoAさんが歌っていく中でとても大切なもの?

B:メロディがすべてじゃないから、特にバラードの曲とかは詞を聴くわけじゃないですか。その詞の内容から「私もこういう経験したことある」とか、「まるで自分の歌みたい」とか、そういうことを思ってもらえる曲が詞的には一番良い曲だと思うんですよ。だからただ歌が上手くて、メロディラインが良く聴こえるだけじゃなくて、詞の世界観もちゃんと伝えなきゃ、その曲をまるごと好きになってはもらえない、そういう風に自分は思ってきたんですよ。なので、歌詞の世界は自分がちゃんと理解して、それを自分のものにして100%発散しないと、やっぱりみんな聴いても伝わらないと思うんですよね。だから詞の世界をちゃんと伝えるようには頑張ってますね。

−そういう意味では、日本デビューしたばかりの頃は大変だったんじゃないですか?

B:(日本語の詞を)見ても意味が分かんなかったので、辛かったっていうか、韓国語に訳して説明してもらっても限界があるから、やっぱり自分から日本語の表現っていうものを勉強しておかないと難しいだろうなとはすぐに思いました。

−「気持ちを伝える」ために自ら歌詞を手掛ける事も始めたんですか?

B:そうですね。作詞は前からやりたかったことで、もっと自分を表現する為のひとつの方法だと思ったんですね。今の自分を素直にみんなに見せられる方法というか。でも韓国語の表現と日本語の表現て微妙に違うところがあるから、そこは最初大変でしたけどね。

−日本でのツアーが終了した後は、韓国のアルバムでキム・ミンギさんのリメイクで『秋の手紙』をリリースしたみたいですが、こちらはどんな曲だったりしたんですか?

B:静かな曲ですね。アカペラっていうか、後ろに音がない曲なんですよ、歌声だけの。アルバムのボーナストラックなんですけどね。そういう形で歌うのは初めてだったので、新鮮でした。

−日本と韓国ではBoAというアーティストに対するイメージも違ってたりするんですか?

B:韓国では「カッコイイ」って言われてるみたいなんだけど、最近は「兄貴」とかも言われだして、ちょっとショックを受けてます(笑)。

−日本と韓国の両方で活動するのは大変だったりしますか?

B:う〜ん、今の時期が一番忙しいかな?ちょうど重なるんですよ、両方での活動が。

−そこを抜けちゃえば?

B:うん。秋か冬ぐらいが一番楽・・・でもないですね、年末が(笑)。

−基本的に一年中忙しいと(笑)。で、そんな母国での活動もありつつ、 日本では8月31日にニューシングル『make a secret』がリリースされるという事で、まずBoAさんの口からどんな曲になっているのか紹介していただけますか?




B:ジャンル的にはオールドファンクで、ミディアムテンポの最近のBoAっぽい楽曲だと思いますね。今年からバキバキ系の音楽から離れて、横揺れの音楽をやってるんですけど、前作『DO THE MOTION』からちょっと大人っぽい感じでやってて。

−その『DO THE MOTION』に比べて、より大人っぽい感じに進んだのかなという印象なんですけど。

B:そうですね。すごく大人っぽい曲だなと思うんですけど、今私が一番やりたいところなんですよね。そろそろバキバキ系のダンスミュージックはいいんじゃないかな?と思ってて。来年ぐらいにはまたやりたくなってるかもしれないんですけど(笑)、今はこういう横揺れでリズムに合わせて聴ける音楽が好きで、やりたくて。

−年齢と共に『make a secret』みたいな曲も歌いこなせるようになってきた感じ?

B:そうですね、うん。昔だったら多分歌えない。歌ってもすごく幼くなると思う。

−ちなみに今回『make a secret』、実際に歌ってみてどうでしたか?

B:レコーディングは大変でしたね。コーラスも全部自分でやったので、結構時間もかかったし。コーラスって大変なんですよね、毎回やってることなんですけど、この曲は特に大変で。メインボーカルも三つぐらい重ねてるんですね、Aメロから最後まで。なので歌う量が多くて。でも完成したのを聴いて、「頑張って良かったな」って(笑)。格好良く出来上がったし。

−歌詞に関しては、最初どんな感想を持たれました?

B:恋愛をしている人はみんな多分共感する内容の歌詞なんじゃないですかね。人それぞれ秘密を持っていると思うので、別にバレてもいい秘密もあれば、二人のことだけにしておきたい秘密もあるだろうし、で、この曲はその後者を歌詞のテーマにしたので。ちょっと『VALENTI』っぽくもあるんですけど、『VALENTI』よりちょっと大人になった二人の話だなって思いましたね。

−今作『make a secret』のPVはどんな内容になってるんでしょう?

B:圧迫されている感じの映像なんですよ。横幅が狭いというか。あと、結構可愛く映ってますよ(笑)。自分から言うのもあれなんですけど、結構ビックリした。「アレは自分じゃない」と思ったぐらい(笑)。それと、帽子を使ったダンスも見れるので、そちらもチェックしてみてほしいですね。腰を使わないダンスなんですよ、多分新鮮だと思います。ちょっとマニッシュな感じ。

−ダンスに関しても新しいものを常に取り入れていきたい感じ?

B:そうですね。新しいものにチャレンジして、それを見せるのも自分達の役目かもしれないですし。特に今回は形に出来たとき、嬉しかったですね。あと、ダンサーがいつも女性だったんですけど、今回は男性4人なんで、締まって見えるんですよね。いつもとはまた違う感じです。

−続いて、カップリングの『LONG TIME NO SEE』にも触れていきたいんですが、この曲の詞はBoAさんも参加されていますよね?

B:はい。この曲は、遠距離恋愛をしている二人をテーマにしているんですけど、久々に会えて嬉しいけど、ちょっと寂しいし、悲しいし、でもやっぱり良い!っていう気持ちの変化を表現しています。悩んだりとかもするんだけど、「でもやっぱり好き」っていう。あと、いつもよりストレートな詞になってると思うんですよね。この曲を聴いて私が思ったことは、何か格好付けて言葉を作るよりは、すごく素直にストレートな、誰が聴いても分かるような、そういう詞にしたいなってことで。だから歌も相手に話すような感じで歌ってるんですよ。

−曲もそうですけど、歌詞に関しても「今のBoAだから歌える」内容になってますよね。

B:18歳になってから結構ラブソングも歌えるようになったんですよ。子供の恋愛じゃなくて、色んな年齢の人が聴けるラブソングも歌えるようになったなって思いますね。ただこういう曲って気持ち100%で歌うと気持ち悪いんですよね。こういう曲こそ、抑えて、ちょっと足りないぐらいが一番良いから、それの調節は結構難しいんですけど。

−あと、こうやって新曲がリリースされると、気になるのが次のオリジナルアルバムなんですけど。

B:まだアルバムの制作には入ってないですね、もう一枚くらいシングルがあってからですからね。

−本人的には今後どんな曲にチャレンジしたいですか?

B:自分が作曲した曲を。まだ決まってはいないんですけど、格好良い曲を作りたいですね。バラードとかも出したいし。

−それは期待大ですね〜。あと、最近は他のアーティストとのコラボレーションも目立っていたりしますが。

B:楽しいですね!いつも私はソロだからレコーディングとか撮影も一人じゃないですか。だからコラボレーションはソロとは違った楽しみが多いので、これからもやっていきたいです。

−「この人と歌いたい!」っていうのは具体的にあったりします?

B:私はジャスティン(・ティンバーレイク)と歌いたい(笑)。

−ジャスティンはどんなところが魅力?

B:可愛いですよね(笑)。あと、踊りも歌も上手いし。

−実現できるといいですね!では、最後になりますが、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

B:『make a secret』は、ツアー後最初の新曲になるんですが、「BoAちゃん、結構雰囲気変わったね」って思うかもしれないですけど、こういう曲を歌う私も皆さん、応援してくれたらいいなと思ってるんで、応援してください!

Interviewer:平賀哲雄