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シカゴプードル インタビュー

Single
ジャケット写真

『僕旅』
2009.11.11 RELEASE
GZCA-5199
2,500円(tax in)

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01.ODYSSEY
02.ハレルヤ
03.さよならベイベー
04.泡沫
05.空の青
06.ナツメロ
07.バイバイ。
08.アイアイ
09.スーパースター
10.旅人
11.約束

インタビュー

 最高傑作『さよならベイベー』のリリースに次いで発表されるのは、待望の1stフルアルバム『僕旅』(ボクタビ)。聴く者すべての四季となり旅となる今作について、シカゴプードルの3人が熱く語ってくれた。

−−念願の1stフルアルバム『僕旅』が完成して、今はどんな心境ですか?

花沢耕太(vo,piano):今年はシカゴプードルにとってこれまでで一番忙しかった年だと思うんですよね。その中でシングル3枚作れて、アルバム1枚作れて。僕的にはこのペースで活動できたことがすごく自信になりました。メジャーのペースでも全然やっていけるんだなって。その中でもクオリティの高い曲を11曲詰め込むことが今回のアルバムではできたので、僕の中では満足しています。

−−今作を作る上で何かテーマやコンセプトはあったりしたの?

花沢耕太:コンセプトは考えなかったですね。だからタイトルを決めるのに結構悩んだんですけど、アルバムの曲を3曲ぐらいレコーディングし終わった頃に、それをメンバーに聴かせたんですよね。その中にあった『旅人』を辻本が聴いたときに「ラストのコーラスのところがすごくいい」「アルバムのタイトルも『旅人』でいこうよ」って言いだしたんですよ。で、今年『ODYSSEY』で「僕らは旅に出るぞ」と決意表明して、こうしてアルバムを出すタイミングで「これからも僕らの旅は続いていく」と示すのは、そこで道が一本になる感じがあっていいなと。それで"旅"を起用することがまず決まって、それからいろんな候補が挙がっていく中で、メンバー的にもスタッフ的にも『僕旅』がいいなってことで、このタイトルに決まったんです。

−−では、その収録曲についても触れていきたいんですが、まず『ハレルヤ』。この歌の愛と光の溢れっぷり、凄いですね。特に「何回も何十回も何百回も何千回も」のくだりは秀逸です。

花沢耕太:レコーディングのときも「何回も何十回も何百回も何千回も」のくだりは歌ってて気持ち良かったし、一番聴いてほしいと思うところでもあります。そこがあって、最後の「ハレルヤ」がまた光ってくるんじゃないかな?と。

−−メロディに呼ばれるところも大きいと思うんですが、何故にこんなポジティブで素直な歌詞が書けたんでしょう?

辻本健司(b):デモの音源を聴いたときに「超ハッピーだな」って感じたんですよ。花沢が書いてくるメロディはどこか切なさを紛れ込ませているものが多いんですけど、この曲はとにかくポジティブでハッピーな印象を受けたんで、それだったら思い切って、日常生活で使わないような、照れるような言葉を使ったラブソングにしてしまっても面白いなと。まぁ今読み返してもちょっと恥ずかしいんですけど(笑)。

−−続いて『泡沫』。こちらも愛の歌ではありますが、ちょっと病的な愛への陶酔ですよね、この曲は。

山口教仁(dr):シカゴプードルって結構、未来に向かって明るく……みたいな、光の部分が多いんですよ。でも人間って光の部分だけじゃなく闇の部分もあると思うので、そういう部分をアルバムの中で描いていければなぁと思って。そういう意味でちょっと、妄想癖がある人の歌を書いてみました。

辻本健司:(笑)。

−−あと、今作は音楽性は様々ですが『バイバイ。』や『アイアイ』『約束』などラブソングが多数収録されています。これはスタンダードな音楽を目指した結果なのか、そもそもラブソングが好きなのか、どっちなんでしょう?

山口教仁:スタンダードミュージックって呼ばれるものの歌詞の大半は恋愛だと思うんですよね。それは多分、生活において一番密接というか、人間が生きていく上で必要なものだからで。なので、スタンダードミュージックを目指していく以上、必然的にそういう歌詞が多くなっていくんですよ。

辻本健司:聴いてくれる人のことも考えると、風景とかが思い描けるような言葉を使ったりするし、やっぱり恋愛って誰でも絶対にするので、共感を呼べる歌詞を考えると自ずと恋愛を題材にしたものが多くはなっていく。僕も生まれてから今日までいろんな音楽を聴いてきましたけど、恋愛の歌を聴いてすごくいろいろと感じることがあったし、そういう意味でも恋愛のワンシーンを書いていくっていうのは、これからも変わらないと思いますね。

−−あと共感と言えば『空の青』。この曲は日々を懸命に生きてる人であれば誰もがぶつかる感覚を歌ってると思うんですけど、実際にはどんな状況の中から生まれたモノなの?

花沢耕太:僕は音楽を始めたばかりの頃、曲ばかり書いていて。作曲家になりたかったんですよね。けど、今の自分は歌もうたっていて。その事実に対して「なんで自分は歌ってるんだろうな?」ってふと考えたんですよ。でもそれって別に深く考えるようなことじゃなくって"空の青"が青いのと一緒で、それは初めから決まっていたのかなぁって。そういう風に思おうって自分に言い聞かせるように作った曲です。あと、ずっとこれからも歌っていきたいし、音楽をやり続けたいので、こういう曲の生み出し方は今後も広げていきたいなと思いますね。

−−そしてこの曲も"彼"を愛していた人なら誰もが共感するであろうナンバーだと思います。『スーパースター』。この曲は例のニュースを受けて書いたもの?

花沢耕太:そうですね。このタイミングでマイケルのことを想った曲を作って、このアルバムに入れたいなと思っていたんです。

辻本健司:ただ、最初に歌詞を書く上でそんな注文は一切なかったんです。片想いの男が告白しないといけないのにへっぴり腰で……みたいな歌詞を書いていたぐらいなんで。で、それを花沢に見せたら「悪くないねんけど、マイケル的な要素入れてくれへん?」って言われて。そこから「恋愛の歌詞にどうマイケルの要素を入れたらいいんだ?」と悩んで(笑)、まずはマイケルを彷彿させるような単語を散りばめることにしたんです。"ビリージーン"とか"鏡の中の男"とか"白と黒"とか"バット"とか。それでまた持って行ったら、どうも納得いかないみたいで。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵