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−まず今回『hotexpress』初登場ということで、“doa”結成の経緯を最初に聞かせてもらえますか?
徳永暁人: もともと僕(徳永)が、“コーラスワークの思いっきりカッコいいロック・バンドをやりたい!”と思っていたことから始まりました。とにかく全員声の高いメンバーで揃えたかったので、メンバー集めには苦労しました。知人を介して、ようやく知り合えたのが吉本君。
英語がネイティヴなのと、声がとにかく気に入って。大田さんは、B’zのライブを見に行ったときに“稲葉さんの上ハモを歌っている超人がいるぞ!誰だ、コレは??”という感じで衝撃を受けた。それがきっかけです。
−“doa”というバンド名の由来を聞かせて下さい。
徳永:d=(吉本)大樹、o=大田(紳一郎)、a=(徳永)暁人の頭文字です。
あまり深く考えていないです(笑)。
−“doa”は自身の音楽を“コーラス・ロック”と表していますが、そうした音楽を全面に打ち出してやっていこうと思った一番の理由は何だったりするんでしょう?
徳永:とにかくヒューマンな音楽をやりたい。声は一番そのパワーを持っていると思う。
−それぞれどんなバンドの音楽を聴いてきたり、影響を受けていたりするんですか?
徳永:60〜70年代のウエスト・コースト・ロックは共通してリスペクトしています。
イーグルス、CSN&Y、ビーチボーイズ、Poco、The Band等々…
でも、3人共、例えば80年代のMTV的な音楽や90年代のグランジにも影響を受けています。
−2004年7月にdoaはシングル「火ノ鳥のように」でメジャーデビューを果たすわけですが、当時の心境はどんな感じでした?
徳永:インディーズで、アルバムを出したりしていたので、あまりデビューっていう実感はなかったです。ただ、CD屋さんのメジャーのコーナーに並んでいるのを見た時は嬉しかった。
−その後もコンスタントにリリースを重ね、今年の3月にはなんと!あのR.E.Mの来日公演のオープニングアクトを務めたわけですが、実際にやってみてどうでした?
徳永:オープニングアクトだから、当然ブーイングや空き缶が飛んでくるのを覚悟して臨んだんだけど、ブーイングどころか、拍手をもらった時は涙が出るほど嬉しかったです。
−R.E.Mのオープニングアクトが決まったときはどんな気分でした?
徳永:いくつかのバンドから選ばれるということだったので、決まった時は、「よっしゃ!!」という感じでしたね。あとで考えると本当にバカだけど、「R.E.Mよりもブチかましてやろう!
」(笑)
−日本武道館のステージに立ってみた感想は?
徳永:ブチかますどころか、コテンパンにやっつけられました(笑)…
世界のレベルを見せつけられたというか、本当にいい勉強になりました。
でも、僕らなりに最高のステージができたし、R.E.Mのみなさんがリハを見ててくれて、
「お前らの曲カッコいいな!」って言ってくれたのは、ホントに財産です。
−そんな貴重な体験をしつつ、11月23日にはニューアルバム『CANDLE』をリリース。このアルバムを作る上でのコンセプトやテーマみたいなものはあったんでしょうか?
徳永:インディーズの頃からやっている、「アコギをフィーチャーしたコーラス・ロック」というテーマは変わっていません。ただ、今回は、よりメロディアスな曲が増えたかな?
−ズバリ聴きどころはどんなところにあったりしますか?
徳永:声帯ブチ切れ寸前のコーラス・ワーク!!
−ちなみにアルバムタイトルを『CANDLE』にしたのは?
徳永:全体を通して、人の“あたたかみ”を感じられる音作りをしたかった。
それには、「CANDLE」という言葉がぴったり来たので。
−このアルバムを引っさげたツアーなどは決定しているのでしょうか?
徳永:現在、計画中です!!
−それでは最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします!!
徳永:冬のアルバムということで、季節感を大切に作りました。
これからのシーズン、僕らのアルバムを聴いて、“あったかーい”気持ちに少しでもなってもらえたら嬉しいです!
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