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−先日の“JZ Brat”でのライヴパフォーマンスを見させていただいて大変感動しました!デビュー前からライヴはよくやっていたんですか?

EMYLI(以下E):ほとんどやった事無いんですが、2回くらいライブハウスみたいなところで歌った事があるくらいで・・・。

−先日のライヴを観てかなりライヴ慣れている感じがしました。緊張していた感じもなかったですし。

E:リハーサルでは「間違えたらどうしよう!」って感じで、すごい緊張したんですけど、本番は全然緊張せずに、リラックスして歌えたのですごい楽しかったです!

−EMYLIが音楽に目覚めたキッカケを教えてほしいんですけど。

E:目覚めたキッカケがあったというよりは、3才ぐらいの頃からずっと「大スターになりたい!」って思ってて。「世界ナンバーワンの大スターになりたい!」って。小さい頃からそう思ってたから、自然と音楽が体の中に入ってきていた感じです。

−環境的にも子供の頃から音楽を聴くのに恵まれてたんですか?

E:そうですね。親がすごい音楽好きで、スティーヴィー・ワンダーとか、マライアとか、ホイットニーとか。家ではそういった音楽がいつも流れていたし、コンサートもよく親と一緒に行ってたんですよ。マイケル・ジャクソンのコンサートとか。

−そのマイケル・ジャクソンに“抱っこ”されたことがあるらしいですね!?

E:すっごい小さかったんであんまり覚えてないんですけど、コンサート中にトイレに行ってたら、スタッフの方から「ステージにちょっと出てもらえない?」って頼まれたんです。それで、ステージに上がって、マイケルにお花をあげたら、“抱っこ”されてので、ほっぺにキスしたんですよ(笑)。

−その頃からマイケル・ジャクソンに憧れてたりはしたの?

E:「マイケル・ジャクソンみたいになりたい!」とは思ってましたね。踊りも歌もl抜群に上手くてすごいじゃないですか。「マイケルみたいな偉大なアーティストになりたいなー」って、小さい頃から思ってました。

−ジェイムス・ブラウンにも“抱っこ”された経験があるんですよね?すごい人達に“抱っこ”されてますよね(笑)!

E:でも、ジェイムス・ブラウンに“抱っこ”されたことは全然覚えてないんですよ(笑)。本当に小さい頃で写真も残っていないので、後から親に聞いて驚きいて、「え?私ってスゴイじゃん!」みたいな(笑)。不思議な感じです!

−3才ぐらいから歌も踊りも始めていたみたいですが、その頃からマライアの曲などを普通に家で歌ってたみたいですね?

E:歌ってましたね。マライアとか、ホイットニーとか、すごい高い声出すんですけど、3才ぐらいからずっとマネして歌ってました。物心付いたときにはそういう歌を普通に歌えるようになってましたね。

−踊りに関しても、3才からバレエを始めて、7才からはヒップホップダンスを本格的に学んだそうですが。

E:そうですね。マイケル・ジャクソンも踊ってたから、「じゃあ踊ろうか」みたいな(笑)。そういう感じでした!

−「大スターになりたい!」っていう想いは漠然と幼い頃からあったみたいですけど、自分の中でその夢が具体的になってきたのはいつ頃?

E:結構最近なんですけど、アリシア・キーズがデビューした時ですね!セルフプロデュースもしてるし、歌もすごいし、それに格好良いじゃないですか。それで、実際にアリシアと会ったんですよ、彼女のコンベンションで。話してみたら性格も良くて、何よりもすごい格好良かったんですよ。その出逢いが一番大きかったですね。「私もこんな風になりたい!」って思えたので。

 つい先日、天才に会ってきた。この日本で。東京で。その天才の名は“EMYLI”、6月25日に“BMG JAPAN”よりメジャーデビューを果たした、現在15才の少女。彼女が天才だと知ったのは、“JZ Brat”で催されたコンベンションで見た彼女のライブパフォーマンス。アリシア・キーズの「フォーリン」、スティーヴィー・ワンダーの「レイトリー」を、本人に劣らない歌唱力で気持ち良く歌いきってみせた。あたりまえだが鳥肌が立った。天才だと思った。そして、手元に届いたデビューシングル「RAIN」を聴いたとき、ここ数年数多くの“R&B系”女性シンガー達によって僕の中で築き上げられていた価値観が崩壊してしまった。かなり簡単に。
 彼女は「グラミー賞を獲りたい!」と無邪気な笑顔を見せながら口にする。彼女じゃなきゃ僕はきっと苦笑するであろう言葉。でも、彼女なら・・・獲っちゃうような気がする。“EMYLIなら何とかしちゃうんじゃないか?”的な期待を持ってしまう。実際に彼女の歌声を聴きながら、このインタビューの模様を読んだら、多分あなたも僕と同じ感覚に陥るはずだ。そして、グラミー賞の舞台の上に立つ彼女の姿を想像してしまうと思う。

対談

EMYLI
×
Tetsuo Hiraga



DEBUT SINGLE
「RAIN」

01.Rain
02.Maria
03.Rain(Instrumental)
04.Maria(Instrumental)

2003.6.25 in STORES
BVCS-29610
\1,050(tax.in)

(C) BMG FUNHOUSE
http://www.bmgjapan.com/emyli/

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EMYLI


−アリシアとはコンベンションでどんな会話をしたんですか?

E:まず私のベルトを見て、「ベルト可愛いね」とか言って(笑)。

−ベルトに食いついてきた(笑)!?

E:そう!「ベルト可愛いね」とか言われて、そのベルトをプレゼントしようと思ったんですけど、自分の衣装でもあるのでこれから使わなきゃいけないし・・・とか思って(笑)。あと、「私、アリシアの『Fallin'』を歌ってデビューが決まったんですよ」って言ったら、「That's wonderful!It's GREAT!」って感激してくれました!

−「Fallin'」を歌ってデビューが決まったんですか?

E:はい。すごい好きな曲なんですね!ちょっとダーティーな部分もあって大人な感じの曲じゃないですか。あの感じが大好きで。

−あと、3才ぐらいからアメリカンスクールに通い始めていたようですが、ここでの生活は今の“EMYLI”の音楽的な才能に大きく影響を与えたんじゃないですか?

E:そうですね。アメリカンスクールに通っている生徒ってなんでも受け入れてくれるんですよ。マインドのキャパがすごく大きいので、音楽に関しても、色々な音楽が聴けるようになったと思うんですよね。R&BとSOULだけじゃなくてROCKも聴くし、歌謡曲も邦楽も聴くし、クラシックも聴くんですけど、アメリカンスクールに通っていたからだと思うので、そういう意味では大きく影響してますね。

−普通の日本の学校に通ってたら違いましたかね、やはり。

E:ね!全然違う感じになってたと思います。

−そういう意味では、アメリカンスクールに通わせてくれていた両親もEMYLIの夢には協力的で、「EMYLIをデビューさせたい!」っていう感じだったの?

E:すごい協力的でしたね。何でも好きなことをやらせてくれたんで、すごい感謝してます。ただ、親が「EMYLIをデビューさせたい!」というのではなくて、私の意志がすごい強かったんですよ。親は「別に何になってもいいよ、あなたが自分で選んだ道なら」みたいな感じだったので。別にデビューしても「いっぱいお金稼げ!」みたいな、そういう感じじゃないですね(笑)。

−なるほど(笑)。ところで、今回メジャーデビューすることになったキッカケは何だったんですか?

E:色んな人に私の歌を聴いてもらって、あまり音楽性が合わなかったりしたんですけど、13才の時にBMGの人に聴いてもらったら気に入ってもらえて!それでデビューが決まった感じですね。BMGは洋楽もすごいじゃないですか。だから嬉しくて。

−メジャーデビューが決まった時はやっぱり嬉しかった?

E:すごい嬉しかったし、「やっとデビュー出来るんだ!」って思いましたね。自分の中では今まですごい頑張ったんで、「やっと決まって嬉しい!」って感じでした。

−デビューまでの道のりは長く感じました?

E:長かったですね〜。

−たまには泣いたりとか?

E:うん(笑)。

−でも、最終的には「絶対デビューするんだ!」っていう気持ちが勝ったわけですね!

E:その気持ちはすごい強かったですね。

−あと、EMYLIはアリシアの他に、クリスティーナ・アギレラ、ピンクもフェイバリットアーティストなんですよね?

E:はい、大っ好きですね!

ピンクはコンサート行ったんですよ。2階席ですっごい後ろの席だったんですけど、彼女の歌を聴いた瞬間にとても感激したんですよ!その時、「歌ってすごいんだな!」って思いましたね、本当に。ダンサーとか付けてないし、派手な演出もないシンプルなコンサートだったんですけど、彼女の歌声だけで充分に心に感じたというか。

−男性のアーティストではお気に入りの人はいないの?

E:ダニー・ハザウェイの歌声が好きなんですよ!ちょっと聴くだけで感動しちゃうぐらい好きですね。スティーヴィー・ワンダーも大好きです!天才的だと思うし。

−先日のライヴでスティーヴィー・ワンダーの曲を披露してましたよね?

E:「レイトリー」を歌いましたね。あの曲もすごい好きなんですよ!歌うのは難しかったですけど(笑)。

−(笑)。あと、国内のアーティストではどう?好きな人います?

E:すごい好きなのがミスチル。桜井さんの声がすごい好きなんですよ。あとは、aikoさんの歌声も可愛くて好きだし、リップスライムとか、m-floも聴きますね。スガシカオさんの作るメロディとかもすごい好きだったりします。

−そういった色んなアーティストの曲を聴きながら育ったEMYLIのデビューシングルが6月25日に発表されるわけですけど。実感ありますか?

E:なんか変な感じ(笑)。小さい頃からずっとプロを夢見てきたので、信じられないじゃないけど、「すごいな・・・」みたいな。「頑張ったんだな」みたいな(笑)。

−やはりCD屋にチェックしに行きますか?

E:もう買っちゃいます(笑)!自分のお小遣いで買っちゃいます!

−(笑)。「RAIN」という曲でデビューを飾るわけですが、あの曲をシングルに選んだ理由があったら教えてもらえますか?

E:あの曲はすごいパワフルで、お気に入りの曲なんですよ。カッコイイし、クールだし。

−もうなんかイントロのこう叫ぶところから、ね。

E:アハハ!叫ぶ、はい。そうですね。

−グワーッて来ますけどね。

E:はい。

−この「RAIN」と、2曲目の「Maria」の作曲を“Yukoh Kusunoki”さんが手掛けていますが、どういった経緯で曲を書いてもらうことになったんですか?

E:最初に曲を聴かせてもらってから楠木さんのことは知ったんですよ。それで、「あ、この人天才的だな」って思って。でも、同時に「すっごいな、歌えるのかな・・・」って(笑)。メロディの完成度とかすごいじゃないですか!なので、「この人のためにもちゃんと歌わないと失礼だな」とか思ったりしましたね。

−歌詞は曲を聴いてから書き始めたの?

E:そうです。

−どんなことをイメージしながら書いたの?

E:実際に起きた話なんですよ。

雨の日に通学のバスに乗って、窓の外を見てたら、大好きな人が見知らぬ女の子と一緒にいて、すごい楽しそうにしてたんですよ!すごい好きだから傷ついて。だけど、その時降っていた雨を見て、「この雨もずっと続かないし、多分この痛みもね、ずっと続かないから頑張っていこうかな」って思って、その気持ちをそのまま詞にしました。クサい感じがするかもしれないですけど(笑)。

−いえいえ。でも今の年齢で“その悲しみをこの雨に流して”っていう言葉が浮かんでくるのは凄い!結構スムーズに詞は出てくるタイプなの?

E:スムーズに出ない時はいっぱいありますね(笑)。ただ、やっぱり自分が感じたこととか、自分が思ったことを書いた方が私には合ってるとは思う。そっちの方が歌っててすごい気持ち良いんですよ。なので、自分のことをそのまま歌詞にするようにはしてます。

−それで、「RAIN」の詞も曲も出来て、歌入れはどうだったんですか?気持ちよく歌えました?

E:歌えましたね!リラックスして自由に歌ったら、良い感じに仕上がりましたね。最初は結構難しかったんですよね、「どういう感じにしようかな?」とか色々考えちゃって。でも、自由に歌ったら、良い感じになりました。

−レコーディング自体は今回が初めてだったの?

E:初めてじゃないですね。10才ぐらいからレコーディングはしてました。

−そういった曲ってどうしてるんですか?家に置いてあったりするの?

E:置いてありますね。でも全然聴かないですよ、聴きたくもない(笑)!だってもう10才頃の声ってすごい変だったんですよ。なんか聴いてるだけでゾクゾクするみたいな。すごい幼い感じがして。だから昔の曲は全然聴いてないです。

−あと、2曲目に収録されているバラードナンバー「Maria」。この曲を最初に受け取ったときはどんな印象を持ちました?

E:この曲も「すごいな」と思って、ビックリしましたね。すごい良い曲で、この曲に関しても最初は「自分は歌えるのかな・・・」とか思ったりしました。

−実際歌ってみてどうだったんですか?

E:「Maria」はすごい苦労しましたね。何回も練習して、練習した分、上手くなったんですけど、すごい難しかった。切ない感じを出すのには苦労しましたね。納得いくまで時間のかかった曲でした。

−この曲に関しては全英詞で書いてますけど、どんな想いを込めてるんですか?

E:これも実際起きた話なんです。大親友がいて、1年生からずーっと友達だったんですけど、6年生になってから、その親友がアメリカに帰らなきゃいけなくなったんですよ。それで、すごい悲しかったから、「行かないで!」みたいな想いを「Don't go away,my MARIA〜♪」という詞に乗せました。マリアっていう名前の友達だったんですけどね。

−マリアには聴かせたりしたんですか、この曲は?

E:聴かせましたね。ビックリしてました。「一生宝物にします」とか言って(笑)。すごい嬉しかった!

−今作は「RAIN」も「MARIA」も自信作と言えますか?

E:そうですね。うん、自信はあります。

−あと、ビデオクリップについても聞かせていただきたいんですが、「RAIN」のビデオクリップはどこで撮影したんですか?

E:大学の構内で撮りましたね。詞の内容と同じで雨降ってきちゃって、踊ってる時に転んだりしたんですけど(笑)。良い感じに仕上がったんで、すごい嬉しかったです。

−初めての撮影で戸惑う点とかなかった?

E:エキストラが友達だったんで、リラックスしてましたね。楽しかったです!

−実際の学校での生活も、あのビデオクリップみたいな雰囲気だったりするの?

E:はい!全く同じ(笑)。歌ったり踊ったり。

−せっかくのデビュータイミングなんで、EMYLIの目標を教えていただきたいんですが。

E:やっぱりグラミー賞を獲りたいと思ってます。アリシア・キーズみたいにセルフプロデュースが出来たらすごいなーと思う。作曲も出来て、詞も出来て、踊りも出来て、歌も出来て。で、ピアノを弾きながら歌いたいし、それにドラムもやりながら歌いたいと思ってます。

−グラミー賞には何がキッカケで憧れるようになったんですか?

E:テレビで見て、「私もあのステージに立ちたいな」とか、「マライア・キャリーが取った賞を取りたいな」とか(笑)。そういう感じかな。

−マイクの前に立って、「誰々と誰々と誰々と誰々と誰々に感謝します!」って言いたい(笑)?

E:アハハハ!そうそうそう!やりたい!

−いつの日にかEMYLIがあの舞台に立つのを楽しみにしています。

E:はい。私も楽しみにしてます。

−あと、EMYLIのライヴが見られる機会って今後は増えたりするの?

E:来年頃かな?今はライヴはあまりしないと思うんですけど、来年ぐらいにいっぱいやりたいですね。

−ライヴは基本的に好きですか?

E:大っ好きです!コンベンションで歌ってから大好きになりましたね。すごい楽しいんですよ、スポットライト浴びて大勢の人の前で歌うのは。すごい幸せだと思いました。

−「こういうライヴを将来的に出来たらな」みたいな願いってあったりします?

E:うーん・・・武道館とかで、エヘヘヘ!

−それでは、最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

E:えーっとですね、何が何でもやっぱり好きなことがあったら、絶対諦めないことかな。諦めたらもうそこで終わっちゃうけど、ずっと続けたら絶対良いことが起きると思うんで。悪いことがあってもそれは良いことが起きるための条件だから。私も諦めなかったから今の自分があると思うんで、あきらめないこと!あとは、是非皆さん私のデビュー曲を聴いてください(笑)!

−本日はありがとうございました!

Interviewer:平賀哲雄