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榎本くるみ インタビュー

 
 
   
  アルバム
『NOTEBOOK I 〜未来の記憶〜』


2007.05.16 RELEASE
FLCF-4181
\3,000(tax in.)




01.素晴らしい世界
02.RAINBOW DUST
03.螺旋の記憶
04.HYMN
05.スピードウェイ
06.メリーゴーランド
07.心のカタチ
08.ジャングルジム
09.とぎれなきバトン
10.愛すべき人
11.キャッチボール
12.打ち上げ花火


 
   
   
   
   
榎本くるみ レビュー
『NOTEBOOK I
〜未来の記憶〜』
Interviewer:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
   
 
 
 
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 ファーストアルバム『NOTEBOOK I 〜未来の記憶〜』完成。既発のシングル曲から予感はしていたけど、やっぱり榎本くるみの最初のアルバムは、すべてを剥き出しに綴った作品となった。彼女が歌う理由、これほどまでに過去と対峙し、現在を奮闘し、未来を渇望する生き様の背景にあるモノまでもが表現されている。そんな剥き出しのアルバムについて、彼女は剥き出しな言葉で語ってくれた。


−−こうしてお会いするのは、『RAINBOW DUST』リリースタイミング以来、約半年ぶりになるんですが、この間に初の東名阪ワンマンツアー【RAINBOW TOUR】があったり、『愛すべき人』がドラマの主題歌に起用されたり、いろいろと大きな展開がありましたが、着々と前を向いて進めている感覚は自分の中にもありますか?

榎本くるみ:そうですね。ファーストアルバムの収録曲を作りながら気付いたこともあったし、試行錯誤を少しずつやってきた成果がツアーや楽曲にも出てるとは思います。まずは自分の汚いところも受け入れる作業をして、それを音楽で表現していく。それはずっとやりたかったことだったんですよ。なので今回のアルバムとかは、聴いていて「痛いな」って感じる部分もあると思うんですけど、でもきっと「この痛みを前向きに捉えていく」っていう私の想いや意識も感じてもらえるんじゃないかなって。心の奥でそれを感じる、そんなアルバムを作ることが出来た感覚があります。

−−前回のインタビューで、初の東名阪ワンマンツアー【RAINBOW TOUR】は「私のこれまでの音楽活動の集大成、本格的に音楽を始めてから今日までの集大成にしたいなと思ってる」と語っていたんですが、実際にはどんなツアーになりました?

榎本くるみ:ライブで13曲も歌うこと自体が初めての経験だったんで、ある意味、戸惑いもあったというか、「13曲どうやって聴かせるか?」みたいなところで悩んだりもしたんですけど、最終的にライブに対する意気込みというか、人に対して伝えることへの意気込みが変わっていったんですよ。それまでは、人前に立って自分のすべてをさらけ出すことへの怖さがちょっとあったんですけど、でもそれを怖がって自分を取り繕っても結局は見透かされてしまうじゃないですか。だったらもうその状況を受け止めて歌おうと。そうすると、どんどん聴いてくれている人の心も浮き彫りになっていくんですよ。それを感じることができるようになって、「あ、繋がってるんだな」って部分も見えてきたし。

これまで榎本くるみ目的の人だけしかいないライブはやったことがなかったんで、みんながどんな気持ちで私のライブを見に来てるか?そんなことですら意識できてなくて、いざライブが始まったら、名古屋とかは両親が来ていたのもあって、動揺してしまって、ちょっと失敗したりもしたんですよ。でもその失敗があったからこそ、意識も変わったし、成長も出来たと思うんです。動揺しないタフさを手に入れたというか、ひとつ乗り越えたというか。

−−そして、2007年。すでにライブでは幾度となく披露されていたナンバーを3月にリリースしました。『愛すべき人』、この楽曲に榎本くるみがぶつけた想いを改めて聞かせてもらってもいいですか?

榎本くるみ:何よりも初めて私が自分の嫌なところを救いに持っていこうとして作った曲ということで、思い入れが強かったんです。

−−あの、世の中に別れに傷ついたり悲しんだりしている人はいくらだっているわけですけど、この曲の中には残酷なほどにどうしようも出来なかった別れの過去が根付いてますよね。それを、そのどうしようもない過去を何とかポジティブに転換しようともがきまくっている人の姿が浮かぶんですが、自身ではどう思われますか?

榎本くるみ:別れざる得ない状況があったのは、事実ですね。実際に私が経験した別れがこの曲には根付いてます。付き合い方が変わることによってもしかしたらすごく良い出逢いになったかもしれないんですけど、私の場合は、結構傷ついてしまって、相手も傷つけたし、それで別れを選んで、東京にやってきたわけなんですけど、ふと「なんで私は東京にいるんだろう?」って思うことがあるんですよ。で、同じような心境にふと陥っている人もこの街にはたくさんいるんだろうなって想像したりして。その中で気付かされるのは、私は“愛すべき人”を求めてここに来たんだってことなんです。そしたら家族への自分の想いも明確になってきたりして。

−−その『愛すべき人』をこれまで幾度となく歌ってきているわけですけど、自分自身が少しずつ救われてきている感覚というのはありますか?

榎本くるみ:最初に「痛いことや苦しいことからずいぶん逃げた 自分を追いつめた先は別れだった」っていうフレーズがあるんですけど、「逃げた」って一言では言い切れない事実が実際にはあって。そしてその事実の中で苦しんできたんですけど、その事実の見方がポジティブな見方に変わることによって、すごく楽になったんですね。そういう曲が私は多いんですけど、歌うことを重ねていく内にどんどんマイルドな形になっていって、最終的に傷つかない曲に変わっていく流れがあるんですよね。例えば、アルバムでは、1曲目の『素晴らしい世界』を一番最後にレコーディングしているんですけど、この曲は、痛みというモノを全部受け止めた上で「素晴らしい世界は、なかった」っていう自分から始まってるんです。でも素晴らしい世界っていうモノの本質を探っていく中で、悲しみや苦しみも認めた上で「素晴らしい世界は、あった」って変わっていくんですよ。そういう流れや展開っていうのは、いろんな側面で出てきますね。

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