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−元々KEN(KEN LLOYD)さんはOblivion Dustのヴォーカルをやっていて、INORANさんはLUNA SEA、そしてソロとして活動してきたわけですが、2人が出会って、2002年に"FAKE?"を結成する経緯とは何だったんですか?

INORAN(以下I):6、7年くらい前に友達の打ち上げで偶然会いまして、その時はそんなに喋らなかったんですけど。だから、お互い印象が良かったのか?悪かったのか?分からなかったんですけど(笑)。その後にまた共通の知人がいまして、その人と俺が仕事する機会があって、KENの親友だったのかな。その人とKENと酒飲みながら色々話していたら、意気投合したっていう経緯ですね。

−人間性、音楽性の部分でも?

I:お互いに音楽の話は最近までしなかったですね。

−そうなんですか!意外ですね。

I:要は音楽的な部分は、LUNA SEAやソロ活動でそこそこ知っていたけど、人間として知らなかったってことですね。実際、当時は別にどっちも興味ないくらいの感じで(笑)。でも、会って人間が分かってから耳を傾けるようになりました。

−FAKE?を結成するにあたり明確なビジョンがあったと思うんですが、"こういうものをやりたい"というような。

I:逆に言うとなかったんですよね。2人で"面白いこと出来たらいいね"っていう、そこだけでしたね。

−FAKE?を始動させてからの経緯そのものが"こういう音をやりたい"とか"こういうことをやりたい"といういうような想いを芽生えさせてくれたということですか?

I:そうですね。やりたいことと、やっていることって多分また多少違うと思うし、その辺はやりながらやっていった感じです。

−やりながら模索して行ったわけですね。

I:そうですね。これは嫌い、これは好きという感じに。

−バンドネームの"FAKE?"の由来は?

I:(アイコンタクトでKENに振る)

KEN LLOYD(以下K):俺、KEN LLOYDです!

−(笑)。皆さんに聞かれる質問だとは思うんですけど。

K:"FAKE?"というネームを見ても分かると思うんですが、"?"が付いているじゃないですか。ある意味こっちからの問いかけだったりするんですよね。ちょっとブラックな所もあるし、ユーモアな所もある、かと言って別に不真面目なわけじゃない。僕たちのやっていることは、好き嫌いがはっきりすると思います。

−このFAKE?の象徴(シンボル)に"ビー(ミツバチ)"が掲げられていますが、これは?

K:ロゴをデザイナーさんに頼んで色々出してもらって、バンドネームとうちらのやりたいことに1番合うのがこれだったっていう。別に"虫"にしようって思ってたわけじゃなくて(笑)。FAKE?の音をデザイナーさんに聴かせて、それぞれが感じたイメージを出して下さいって何人かに頼んだら、たくさんのアイディアの中からこのロゴが出てきたって感じです。

−結成した2002年の2月5日に新宿リッキドルームでの初ライヴ【FAKE? SHOWCASE】があるわけですけど、それまでは2人でのライヴっていうのは全くなかったんですか?

I:そうですね。

−どうでした?そこで初めて2人の音や感覚、全てがぶつかるわけですが。

I:お互いFAKE?結成前にそれぞれのライヴは見てて、こんな感じじゃないかなというのは思ってたんですけど、やっぱりいざ同じステージに立ってみると予測出来ないことがたくさんありますね。すごいそれが"あ!予測が出来ねぇや、こいつ"っていうので印象に残ってます。

−逆にKENさんから見たINORANさんっていうのは?

K:LUNA SEAで見せていたINORANっていうのは、INORANの中のわずかな、何個もあるタイプの内の1人であって、初ライヴを通して改めて"色々な引き出しを持っている人"だなっていうのを感じました。曲を作り出した頃から感じてはいたんだけど、ライヴをやってさらに実感したというか。一緒にやっていて良かったなと思いましたね。

−初ライヴでは、お互いの新たな一面を確認し合うことが出来たんですね。

 "今までにないバンド"、それが彼らの音を初めて体感した時の第一印象だった。果たしてミクスチャーバンドと言う枠組みに彼らはカテゴライズされるのだろうか?それさえも疑問を投げかける程ジャパニーズミュージックシーンに新たな時代を感じさせてくれるKEN LLOYDとINORANの2人からなる"FAKE?"。昨年2003年は、1枚の音源をリリースし、順調なペースでライヴを行ってきた彼らが、この度、2004年3月17日にミニアルバム『New skin』、そして4月21日にニューシングル『Praise』をリリースする。結成以来、お互いの能力を探り合うように、その魅力ある音を作り上げてきた彼らが新たに打ち出してきた2作品とその後にリリースが予定されている待望のサードアルバム、そして、彼らを語る上で絶対に外すことが出来ない"ライヴの在り方"を中心に掘り下げたスペシャルインタビュー。是非、皆さんお楽しみ下さい!

対談

FAKE?
×
Takeshi Enomoto



MINI ALBUM
New Skin

01.NEW SKIN
02.ANTIDOTE
03.N/A
04.NO EXIT

<DVD>
01.SOMEDAY
02.HEDFUC
03.LEMON TUNE

2004.3.17 in STORES
TKCA-72666
\2,000(tax.in)

(C) TOKUMA JAPAN COMMUNICATIONS
http://www.hedfuc.com

このCDを購入、
または過去の作品を知りたい方は
こちらまで

K:前のバンドと全く同じ人だったら、前のバンドでやってればいいわけですし(笑)。だから新しいINORANを、俺が引き出しているし、また俺もINORANに引き出されている部分はあると思う。新しいものに自分から向かって行くことは、すごくミュージシャンにとって大事な部分だし。俺もそうしようとしたし、自分で新しい部分を見つけるためにはどうすればいいのかとか。それが乾いちゃうとミュージシャンとして死んでしまう、辞めたほうがいいと思うんですよね。

−ライヴでは、オーディエンスとの一体感もあるでしょうし、メンバー2人とバンドのメンバーとの意志疎通みたいなものもあると思うんですけど、この初ライヴでは会場にいる人との"一体感"は味わえましたか?

I:うーん・・・そんなことはないね。

K:ないね。

I:今だから言えるけど、やっぱり試行錯誤しながら作っていたっていうことですかね。その時はその時ですごい良いライヴだったんだけど。でもやっぱりやればやるほど課題が出来るっていうのは、アーティストにとって付き物だし。

K:でも、その時のライヴのチケットがインターネットで物凄い金額とかになってたって聞いたんですよ(笑)。

−(笑)。

K:だから俺からしてみたら、そういう意味でも不思議だったというか。初めてステージに立つアーティストのライヴにも関わらず何でみたいな?多分誰も理解してなかったんじゃないかな。それは自分たちにも言えることで、FAKE?がどういうものなのかっていうこともまだあまり分かっていなかったと思う。

−その後、8月に【SUMMER SONIC IN HONGKONG】でのGUNS 'N' ROSESのオープニングアクトを務めるわけですが、このライヴFAKE?にとってどういうものなりました?

I:やっぱりGUNSはGUNSだし。それと一緒に出来たっていうのは良い経験だったっていうか、今も昔も多分GUNSなんだろうなっていう感じ。でも香港のオーディエンスはすごい良かったよね。

K:すごいオープンマインドな感じでした。日本より実はオープンマインドかなっていうくらいに。日本って前座に対してすごく冷めているというか、何の反応も、"ダメ!"っていう反応もないじゃないですか、無関心な静けさっていうか。香港のオーディエンスは結構ノリノリになってくれて。あと途中までTシャツセールスが、GUNSよりうちらのほうが上だったんだよね(笑)。

全員:(笑)。

K:GUNSの本番終わってから抜かれたんだけど(笑)。当たり前なんだけどね、向こうがヘッドライナーだから。でも途中までうちらがTシャツセールス勝ってて、"ヨッシャ!ヨッシャ!"とか思ってたね(笑)。

−(笑)。【SUMMER SONIC IN HONGKONG】での経験っていうのは、良い形で今に繋がってきてるんですかね?

K:後々自分たちの履歴を書く時に、その中に当てはまる大きなポイントにはなると思うけど。1つのライヴとして見たら別にそんないつものライヴと何ら変わらないって感じですよ。

−FAKE?としては他のライヴと変わりない1つのライヴだと?

K:そうですね。社会的には多分すごい事なんだろうけど、自分たちから見ればねいつも通りのライヴです。

−GUNSのメンバーとは何か話したりしました(笑)?

K:リハとかは観てたけど、なんせあのGUNSなんで本番前、5分前っていうのに宿泊しているホテルを出てないっていうようなタイプのバンドなんで、話したりするというのはなかったですね。

−その後、8月16日、17日と行われた【SUMMER SONIC '02】へトリという大舞台での出演になったわけですけど。このフェスをFAKE?は、どんな気持ちで迎えましたか?

K:正直に言うと、2人ともトリはやりたくなかったんです。始めのほうでパッとやってパッと早く終わらせたかった。そういう意味では香港のほうが実は、ライヴとしては楽しかった。デビューアルバムを出したばかりでトリっていうこと自体が変だなって思ってて。でも、それだけこのバンドが期待されているってことだとは思うんだけどね。

I:でもフェスはフェスで色んなバンドと出来て、色んなバンドも見ることが出来たし、面白かったですね。

K:そう!それが言いたかった(笑)。

−そして、8月22日、23日、27日と、このフェスの余韻を残したまま【3 DATETOUR】を行うわけですが、7月10日にリリースしたファーストアルバム『BREATHE IN...』を引っ提げたFAKE?のライヴとしては、この3日間が重要なポイントだったんじゃないですか?

I:勢いでいった部分とアルバムリリースツアーみたいな感じで、何か色んなものが混じってて、初ツアーだったし。とにかく月並みなんですけどすごい面白かったですね。一番発散していたライヴだったかもしれない。でも、ひっちゃかめっちゃかだったと思うよ、まとまり切れてないというか。だからこそ貴重な時期だったと思うし。

−ここでの経験っていうのはその後にしっかりと受け継がれている?

I:もちろんそうですね。

−また、この【3 DATE TOUR】の後、11月2日より本格的なツアー【LIVE TOUR2002】がスタートします。

I:そうですね。東名阪に福岡と仙台が加わったツアーですね。

−夏のフェスを踏んで、3日間のツアーがあって、この【LIVE TOUR 2002】に流れていくわけですけど、2002年、そして、FAKE?としての1つの姿(スタイル)が形作られ始めたのはこの頃?

I:そうですね。8月の課題をクリアしたって感じですかね。クリアするとまた課題が出てくるみたいな・・・その間にレコーディングをしてるんですよ。でも、ライヴはライヴでしっかりと足跡をつけたライヴでしたね。

−ライヴを重ねるごとにFAKE?のあるべき姿が徐々に形となっていくわけですね。

I:未だに分からないですけどね(笑)。今も探してる途中です。

−今も模索中?

I:模索中ですね。

−そして、2003年に入って3月、4月と【LIVE TOUR 2003】を行うわけですが、2002年から2003年にかけての活動ペースはFAKE?にとって充実したものでした?

I:ライヴの数は少ないってわけじゃないですけど、もっとやりたいですね。

−ライヴとライヴの間っていうのは、主にレコーディング活動を中心に?

I:そうですね。そして、ライヴみたいな。やっぱりレコーディングをしているのが多いですね。

−曲作りには時間を掛けるほうですか?

I:俺はすごい掛かるんですよ。FAKE?はまず個人個人で曲を作って、その後で合わせる形をとっているんですよ。

K:1曲、1曲を作る時間は短いかもしれないけど、1つの作品を作り上げるのは長いですね。

−個々のスピードは色々あると思うんですけど、作品として時間をかけて作り込むんですね。

K:常にギターを持ってやってるっていうのことでもなくて、プライベートも含め生きてる事が全部曲作りに反映されているというか。だから、曲作りの期間も自ずと長くなるのかも。

−ライヴとライヴの間がしっかり空いていたんで、曲をしっかり作り込んでからライヴに望むスタイルをとっているのかなと思ってたんですが。

I:そうですね。本当に曲、音楽ありきです。音楽がないとね、何も出来ないしね(笑)。

−それはそうですよね(笑)。

I:やっぱり観に来てくれる人に対して常にフレッシュなもの届けたいと思っているので、曲作りには時間をかけて良いモノが出来るように心掛けています。

−【LIVE TOUR 2003】、2003年8月の【GENUINE FAKE? 2003】、そして、12月の【STEPPING STONE】とライヴ行い、今年2004年に入っていくわけですが、まず1月8日、9日と【STEPPING STONE EXTRA DATE】を開催。このライヴは昨年12月の【STEPPING STONE】の流れを組むライヴだと思うんですが?

I:そうですね。去年はそんなにライヴも出来なかったし、リリースも昨年1月に『TOMORROW TODAY』を出しただけなんで、その間色々曲も作ったりとか、充電したりとかしてたんですけどね。今年は本当に充電もしたということで、貯めたものっていうのを一気に吐き出そうかなと。そういう意味で景気付けにライヴが1本、2本欲しかったんです。

−そして、この度、3月17日にミニアルバム『NEW SKIN』、そして、4月21日にニューシングル『PRAISE』をリリースするわけですが、まず3月の17日にミニアルバム「NEW SKIN」についてお聞きしたいんですが、この作品は全編英語詞になっていますね。日本語詞と英語詞のFAKE?の中の在り方ってどういったものですか?

K:別にバランスとかは全く考えてないかな。それより曲に日本語が合うか、英語が合うかというところに重点を置いてます。

−曲ありきということですね?

K:曲に合わないとね。日本語と英語はすごい違うから。

−詞が曲に乗っかった時の印象みたいなもの?

K:響きが曲に合うものと合わないものがあるから、曲作っている段階でそれは分かっちゃう事なので。単純に曲に日本語が合ってると思うと日本語の曲になってるってだけで。ミニアルバムは確か日本語詞の曲ないよね?

−ないですね。4月リリースのニューシングルで少し入ってますね。

K:別にシングルだからっていうわけでもなく、たまたまニューシングルに収録された曲が日本語に合っていただけ。でも日本語が合う曲ってほとんどの曲はシングルに出来ると思うですね。何でかって言うと、日本語ってメロディラインが長くないと入らないんですよ。だから、メロディが長い、歌メロになってしまうんです。そうなると自動的にシングル曲になってしまうっていう、自然の流れがあるんですよ。

−この『NEW SKIN』っていうタイトルですが、どういう意味が込められているんですか?

K:"新しい皮"という意味で、"新しい自分"というような解釈ですね。

−要はこの曲でFAKE?が新たに始まるみたいな想いが?

K:レコード会社も移籍したんで、新たな気持ちでやっていくみたいな。次に出るアルバムも1年半ぶりくらいのアルバムで、この音源も1年振りの音源なんで、新しい感じっていう想いがあるのかもしれないですね。歌詞的には別に新しいことを歌おうと思って歌ったわけじゃなくて、自然にこういう文字が出てきたっていう。

−歌詞とか曲とかを書き上げる時って、どういう心境だったり状況の時が多いですか?

K:出てくるものをスーッて書いていって、それを合わせていくんだけど。今作の内容的には未来を見ているような曲ですね。

−そういう心境っていうのが作品全体に表れているんですか?

K:前のアルバムもそうだけど、"常に人間は変わっていく"という想いを大事にしていて、それが作品に投影されることが多いですね。

−自分の生き方的なもの?

K:そうですね。毎回作品をリリースするたびに"変わる、変わる"って言ってるかもしれないけど、そのうち"こいつ同じ事しか歌ってねぇじゃん!"って思われるかもしれないですね。でも俺からしてみれば変わった自分から、生まれた変わった事を歌ってるわけだから、実は同じ事は歌ってないんだよね。過去を振り返った歌詞を書いたりする時もあるけど、それはバランス問題だから。今回のミニアルバムは"変わる"っていう想いが強く出ているのかもしれない。

−FAKE?の作品は音質、音圧、どれをとっても日本の既存のバンドにはない、まるで海外のバンドを思わせるかのようなサウンドですが、この音はどうやって生み出されていくんですかね?

I:基本的には曲に合うもの。鳴ってる音が今まで聴いてきたもの、色んなものがあると思う。そのくらいしか分からないですね。

−自然と出てきたものが、この音だと?

I:そうですね。

K:音は自然に出てるよね。音圧を厚くしたいとか、そういう事を考えてやってるわけじゃないんだけど。逆に日本的な"和"っぽい音を作ってって言われたら作れないと思う。そういう細い感じの音は(笑)。

−そして、続く4月21日にリリースされるニューシングル『PRAISE』。これはまたそのミニアルバムから繋がっているような作品なんですかね?

K:とくに流れとかは考えてないですね。ニューシングルはニューシングルで1つの作品として成り立っています。

−ミニアルバムとニューシングルでは、言いたいことは両者共に違うと思うんですが。

I:あるんだろうね、みんなが聴けば。でも俺らにはないんだよね。逆に言うと、そのくらいの繋がり、"KENが歌って、俺が弾いてるで良いんじゃねぇかな"っていうか、作品としての枠にあまりとらわれたくないんですよね。2人で作る曲、それで良い感じ。

−今回、このミニアルバム、そしてニューシングルにはライヴDVD、PVが付いていますが、視覚と聴覚の両方からFAKE?のサウンドを感じてもらいたいという想いから?

I:そうですね。今年第1弾なんで、ライヴっていうのもFAKE?は良いと思ってるし、なかなか音源だけでは"ライヴに行こう!"っていう感じにはならないいじゃないですか。だから"ライヴに本当に来てくれよ"っていう想いを込めてライヴ映像を付けました。

−"ライヴに来てくれ!"という強い想いがこのDVDに入っているわけですね。

I:気に入ったらね(笑)。

−ライヴについても聞いていきたいんですが、2人にとってのライヴ空間、ライヴの在り方とは?

K:CDって一方通行でしょ。何も構わず自分の作りたいもの作って、自分の気持ちを出して、それを聴いてもらうっていう一方通行のもので、聴き手がどう感じようがこっちには戻ってこないものじゃないですか。ライヴはバンドが出すエネルギーなり、ハッピーさとか曲によっては悲しさですよね。全部を出して、オーディエンスから戻ってくるエネルギーを受けるというか・・・ある意味バレーボールみたいなものをやってるんです。それでどんどんお互いに上がっていく、そういう楽しみ方っていうか。また、ライヴでは出せない繊細さっていうのはCDでは出せるんだけど、CDでは出せないエネルギーっていうのはライヴで出せるし、FAKE?にとってはライヴも音源と同じくらい重要です。ライヴバンドっているでしょ?CDバンドっているでしょ?で、ライヴバンドって基本的にはみんな音源を急いで作ってツアーばっかりやってる人たち。FAKE?はそうでもないんだよね。CDを作る時にも音にちゃんと時間を掛けたいし、直ぐにレコーディングスタジオ入って、直ぐに"ツアー行っちゃおうぜ!"っていう考えでもないんですよ。何て言うのかな、両方同じくらいの濃さでやりたいっていう。どっちかが重要なんじゃなくて、両方が重要!それは、今回ミニアルバムにライヴ映像を入れるっていうところにも繋がってくると思う。

−INORANさん的にはどうですか?

I:まさにKENさんの言う通りですね(笑)。何も言うことがありません。

−今回3月にミニアルバムがリリースされ、4月にニューシングルがリリースされますが、今年はもっとライヴを多くやりたいなっていう気持ちは?

I:ありますね。やりたいですね。アルバムも作りたいなと。

−アルバムの構想のほうは?

I:もう何曲か録っていて。

−6月あたりにリリースを予定しているんですよね?

I:そうですね。出来るだけ早くサードアルバムを作りたいです。

−結成して3年目に入るわけですけど、1年に1枚ずつアルバムをリリースしてきて、FAKE?の姿(スタイル)というのは、このサードアルバムで見えてきていたりします?

I:まだ見えてないです。開けてみないと分からないものですね。

−お互いの色々な側面を把握して来てる時期ではありますかね?

I:いや、まだ全然ですね。

−逆にお互いのことを全て把握してしまうと、"そこで止まってしまうんじゃないか?"という感情が生まれてきてしまうんですかね?

I:全くその通りだと思います。

−来る4月25日、29日にはライヴが決定していますが、これはミニアルバム、ニューシングルをリリースしてのライヴということで。お2人の現在の心境として、ここに標準を合わせてきてるっていうのはありますか?

K:そうですね。でも、まだかな。ライヴの気持ちになるのは1週間前くらい、リハが始まってからくらいで。多分それまでアルバムのことばっかりだと思います。だからある意味、次の4月のライヴっていうのはすごくサードアルバムの気持ちを強く持ちながら挑むライヴだと思っているんで。古い曲をやるとしてもサードアルバムの雰囲気に包まれながらやると思います。

−リハとかもそれほど時間をかけない?それはその場のテンションとか雰囲気、お互いの感覚みたいなものを重視するといった感じ?

K:そうですね。ジャムともまた違うんだけど。リハをやり過ぎてもダレるだけで、うちらにとっても"ライヴ"そのものの魅力がなくなるんですよ。だから、あんまりリハはしない、だけどちゃんと押さえるべき所は押さえてライヴに挑む感じかな。ある程度のレベルのライヴは見せないとっていうのはあって、うちら的にそのレベルは多分普通の水準より高いと思います。リハやって、ライヴでどのくらいまでそのレベルを伸ばせるかとかそういうところですね。

−先程もサードアルバムの話が出ましたけど、その後のサードを引っ提げたツアーというのももちろんあると思うんですけど、意識してたりします?

K:もちろん意識はしてます。やっぱりね、リリースしたらツアーでしょ!アルバムを引っ提げてのツアー、ライヴをしたいですね。

−ライヴやツアーではどんなことを心掛けてます?また、何を考えながらライヴをやってますか?

K:ステージに上がっているときは何も考えてないかな(笑)。

I:全くないね。

K:強いて言えば、その時、その瞬間のこととかですかね。

I:本当に無心に近い感じかな。

K:歌詞を覚えておくくらいかな(笑)。とにかく、ライヴでは楽しむことを心掛けているから。こっちが楽しめればお客さんにもそれが伝わると思うし。

−FAKE?がライヴに求めるモノとは?

K:ライヴで新曲やった時にどういう反応が返ってくるのかな?っていう所だと思う。その音に対して初めて素直な反応が見られる場でもあるから。普通の状態ではなく、ライヴという非日常的な空間でその反応を見るのはとても不思議な感覚なんだけどね。

−FAKE?っていうバンドがあって、KENさんとINORANさんが客観的に見た時に何を感じますかね?

I:上から下までじっくり見ちゃうね(笑)。

K:(笑)。不思議なバンドだと思うよ。だからね、みんな困ってるんだと思う、取材する人は(笑)。

−(笑)。

K:僕たちを取材している人を見ていて"大変だな・・・"って思います。でも、そういう意味では、取材陣も困るくらいの新しいジャンル、ステージに、自分たちが一歩、一歩近づけてるのかなと思いますけど。

−最後にミニアルバム、ニューシングルのリリース、その後の4月25日、29日のライヴへの意気込みを読者の方々に1人ずつお願いします。

K:1月のライヴで新曲何曲か聴かせられたんだけど、4月のライヴはまだやったことない新曲を何曲かやるんでそれも楽しみにしつつ、みんなの顔を見るのを楽しみにしています。

I:とにかくライヴに来て下さい。あとサードアルバムが今年の夏に出せると思うので、3枚目っていうのはFAKE?にとってターニングポイントであったりするので、みなさん楽しみにしていて下さい。

−それではミニアルバムとニューシングルのリリース、そして4月のライヴ、楽しみにしています。本日はありがとうございました。

K&I:ありがとうございます。

Interviewer:榎本岳史