過去のインタビューへ
−−そのニューシングル『HANABI SKY』、自身では仕上がりにどんな印象や感想を持たれていますか?
福原美穂:制作する前から「ラジオで夏にガンガンかかる曲がいいな」とか「まだまだ守りじゃないんだぞ」とか(笑)そういう私の気持ちもちゃんと曲に反映させていきたいと思ったので、だからこういうアッパーで前向きな曲調になって。あととにかくロックな曲が作りたかったんですよね。
−−20年以上も生きてんのに…っていうのが、重くもあり可愛くもあり、なんだかとてもリアルで。というか、実際に今の福原さんの日常から出てきてる曲ですよね?これは。
福原美穂:そうですね。本当にリアルタイムな想いだったりするので。シングルとしては、デビュー曲の『CHANGE』ぶりに「今の私です」って言える曲かもしれないですね。
−−「夏だ!FEEL ALRIGHT!」ってめちゃくちゃ爽やかに元気に歌ってるのに、そのあとに続く言葉が「ごめんね 約束は夜空に散っていったよ」とか「あなたのこと 思い出になるんだね」とか、福原さんらしいですよね(笑)。
福原美穂:ハハハ!
−−みんな一瞬、騙される。まさか失恋ソングだとは思わないもん。音だけ聴いたら。
福原美穂:そうですね(笑)。
−−パッと聴きは爽快なサマーチューン、けれど歌ってる内容は切なすぎるっていう、こうしたナンバーを作ろうと思ったのは?
福原美穂:曲自体は「爽快でロックな曲」っていうコンセプトで作っていったんですけど、歌詞は今の自分の本当に素直な気持ちをちゃんと書きたいなと思ったので、そしたらすごく切ないんだけどアッパーチューン!みたいなことになって。でもその感じが……ちょっと恥ずかしいんですけど、本当に今の私なんです。って言うといろいろつっこまれちゃうかもしれないんですが(笑)。でも「今の自分を歌いたい」って想いが本当に強かったので。
−−この曲調だからその胸の想いを思い切って歌い飛ばすことができるじゃないですか。だからすげぇ切なく響くっていう。
福原美穂:ありがとうございます。
−−「ありがとうって ありがとうって 言い過ぎて 届かなかったんだね」なんて、よくよく考えたらめちゃくちゃ切ないフレーズですよ。俺、泣きそうになったもん。
福原美穂:ハハハハハ!
−−でもありますよね、そういうこと。つーか、この曲にはそういうことが多すぎる。「携帯で撮ったふたりの写真は思ったより 少なくて しかもぼやけてて でも削除できない」とか「また会いたくて 二度寝するとか なんだか笑えるね」とか、もうやめて〜!ってなるほど(笑)多いよね。
福原美穂:最後に掛けてね(笑)。でも前を向こうとしてるんですよ。だから「夏だ!FEEL ALRIGHT!」って叫んでる。なのに「届かなかった」ってその後に言っちゃうんですよね。前を向こうとしてるんだけど、やっぱり尾を引いてるみたいな。
−−福原さんはここで描かれてる恋をどう昇華しようと思って、この曲を作っていったの?
福原美穂:尾を引いてるんですけど「次に行かなきゃ」って……、ちょっと悲しくなってきました(笑)。まだ夢に出てきちゃいますからね。匂いでも思い出しますし。
−−では、この曲のタイトルになってる『HANABI SKY』、花火がある空っていうのも福原さんの記憶にあるリアルな風景から来てるんですか?
福原美穂:そうですね。あとは「今年はもう一緒に見られないね」っていう切なさもこのタイトルには込めてます。花火って私の中の恋愛とリンクしてる情景なんですよね。
Interviewer:平賀哲雄
Page Design:梅原直也