−−その3ヶ月連続リリースの2枚目と3枚目に重点を置いてお話を聞かせていただきたいんですが、まず2枚目の『今宵エデンの片隅で』。この曲はまず「メルヘヴン」というアニメの話がありつつ作られた曲とのことですが、どういった世界観を重要視されたんでしょうか?
中村由利:「メルヘヴン」がファンタジックな冒険モノで、夢のあるストーリーだったので、それはしっかり頭に置きつつ、私たちの曲の中で『二人のロケット』(3rd Single)っていう曲があるんですけど、その曲のようなメジャー感のある明るい曲というテーマを頂いたので、それも頭に置いて作りましたね。あと、この曲を作ったのが6月ぐらいなんですけど、ちょうどその当時レコーディングしていた曲が比較的暗い内容のモノが続いてて、自分の中でも「そろそろ明るい曲が欲しいな」って思っていたんですよね。そんなときに舞い込んできたお話だったので「明るい曲を書こう!」と思っていくつか書いた内の一曲が『今宵エデンの片隅で』なんですけど、底抜けに明るくて、メジャー感を前に前に出した曲になったと思います。
−−そんな『今宵エデンの片隅で』、実際に歌ってみていかがでした?
中村由利:結構ノリのある曲でもあったので、ライブ感みたいなモノを大事にしつつ、楽しんで歌えましたね。なのでそういう楽しさが聴いてくれる人に伝わったらいいなと思うんですけどね。あと6月に書いたばかりなので、すごく新鮮でした。短い期間の中で仕上げたので、すごくエネルギーが凝縮されている感じがして。そういう勢いみたいなモノが一番感じられる曲なんじゃないかなと思います。
−−カップリングの曲についても触れていきたいんですが、『失われた物語』。この曲はどんな世界観を膨らませながら作っていった曲なんですか?
中村由利:これは元々あった曲からこのシングル用にチョイスしたんですけど、『今宵エデンの片隅で』との相性が良いと思ってて。クールダウンできる曲というか、メロウでグルーヴィーな楽曲でちょっと大人っぽいというか、オシャレな感じで。あと歌詞が“ですます調”になってるんですけど、“ですます調”の言葉って私自身が好きなんで、そういった意味でも結構気に入ってる曲というか、個人的にも好きな曲ですね。サウンドのオシャレ感と日本語の美しさみたいなモノが絡み合った綺麗な、艶のある曲に仕上がったと思います。
−−そして3曲目の『nonsence』。この曲にはどんな印象や感想を?
中村由利:これこそ本当に楽しんで聴いてもらえればそれでいい感じの曲ですね。コーラスにギターの岡本っちに入ってもらって一緒に歌ってるんですけど、そこはちょっと面白い聴きどころ。サビが英語詞になってるのがGARNET CROWとしては珍しいんですけど、そこをリードボーカル一本で立てるんじゃなくて、コーラス調にしてるんですよ。洋楽のサウンドアプローチ的なことをしているので、そこはチェックしてもらいたいですね。
−−そんな3曲入りのニューシングル『今宵エデンの片隅で』リリースから僅か1ヶ月足らずで次なるニューシングル『まぼろし』がリリースされるわけですが、この曲にはかなりの手応えを感じているんじゃないですか?これこそGARNET CROWならではの名曲という感じがしたんですが。
中村由利:この曲は作ったときから本当に気に入ってて、次のアルバムをまとめるポジションの曲でもあったんですけど、それを純粋に評価していただいて、気に入っていただいて、番組の主題歌として使っていただけるというのは、やっぱり自分たちの自信のある曲だったので、とっても嬉しいですね。評価してもらいたいところで評価されたのがすごく嬉しくて、こういった音楽をやってて良かったなって思いました。他にも候補曲がいくつかあった中から選んでいただけたので、自分たちの思いが通じた気がしましたね。自信にすごくなりました。
−−GARNET CROWのファンとかファンじゃないとか関係なく、独り立ちできる力を持った曲ですよね。
中村由利:そう思います。でもまさかシングルになるとは思ってなかったんですよ(笑)。アルバムの中心になる曲になるとは思ってたんですけど。
−−ちなみに今アルバムの話が少し出ましたが、ニューアルバムの構想は出来上がってる感じではあるんですか?
中村由利:そうですね。曲も揃ってきましたし、あとは諸々のまとめ作業に入りつつある段階なので。今回のアルバムは、もう今の段階でかなり手応えは感じてます。早く聴いてもらいたいなって感じですね。
−−では、3ヶ月連続リリース以降は、もうそこに向けて突っ走っていくだけというか?
中村由利:そうですね。
−−楽しみにしています。あとこの手の質問はもしかしたらデビュー5周年のタイミングでよくされたかもしれないんですが、デビューからの5年がGARNET CROWの土台を作った5年だとしたら、今年から始まったこの先の10周年に向けての5年間はどんな5年間にしていきたいですか?
中村由利:やっと土台が出来たんで、次は耕す段階かなって思ってます。地盤がやっと出来て、これから一生懸命耕して耕して、種を蒔ける段階に向かっていこうと思っている時期ですね、今は。
−−それでは、最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
中村由利:「夏が似合わないGARNET CROW」って言われてきたんですけど、今年はなぜか似合わない夏に(笑)おもいっきりリリースして、「今年はGARNET CROWの夏」と言われるようにアルバムまで頑張っていきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしててください! |