音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン
音楽情報サイト:HOT EXPRESSニュースインタビューライブレポート
レビューチャートメールマガジンスペシャルページ
SEARCH
アーティスト検索

−自己紹介からお願いします。

KAB(以下K):「輝け!ソングラ天国」という番組に出演したのがキッカケで、昨年メジャーデビューしたKAB.です。第1回目の放送から6回ぐらい出させていただいたんですけど、インターネットでのアクセスが10万件以上あったみたいで、ようやくデビューまでこぎ着けた感じです(笑)。

−あの番組ってテーマ出されてから即興で曲作る番組ですよね?曲とか詞って沸いてくるタイプなの?

K:そうですね。ストックしている曲も170曲くらいあったりするんですけど。

−170曲!?どうしたらそんなに短期間でたくさんの曲が作れるんですか?

K:曲のテーマっていうのが、「道ばたに良く転がっていそうなもの」だったり、「すごく日常生活に関係あるもの」だったり、身近なものを題材にした歌が多いんです。だから、街を歩いてると、ふと浮かんできたりとか、そういうことが多いんで。結構曲はじゃんじゃん作りますね。作らずにはいられないっていうか(笑)。

−いつ頃からそんな風に音楽に目覚めたんですか?

K:3歳の頃からピアノをやってたりとか、中学1年生の時にギターを習い始めたりとかしてて、漠然とですけど、「音楽に関わる仕事がしたいなぁ」と思ってて。それから何個かバンドを組んだり、でも最初はボーカルはやってなかったんですよ。キーボードとかギター担当で、それで曲をひたすら書いたりして。

−いつ頃から本格的に歌い出したんですか?

K:歌を始めたのはソロになってからなので、まだ4年くらいですね。

昨年のデビュー以降、そのパンキッシュなビジュアルと対照的な音楽を奏で続けてきた一人のアーティスト、KAB.。KAB.の作り上げるメロディはいつだって心地よく、KAB.が歌うメッセージはいつだって聴き手を力づけてくれる。そんなKAB.が3/23に両A面マキシシングル「無口な鳥/桜並木」をリリースした。切なさの中に感じる温もり・・・それの発信源はKAB.の人間性にあった。

無口な対談

シンガーソングライター:KAB
×
Hot Express ライター:Tetsuo Hiraga

−4年であそこまで感情を込めて歌えるように?素晴らしいですね。

K:嬉しいです(笑)。

−それと、KAB.さんと言えばそのモヒカンですけど、いつ頃からモヒカンに?

K:モヒカンに落ち着いたのは、まあ4年くらい前だったんですけど。その前とかは自分でバリカンで坊主頭にしてみたり、前髪だけ残してみたり。色々やってみて、まあ4年前にモヒカンに落ち着いたと(笑)。元々人と同じ事をするのが嫌で、あんまり人がしてないような髪型が好きなんです。元々パンクが好きだったっていうのもあるんですけど、だからといって自分がやりたい音楽は「パンクではないな」っていうのもあって。聴くのはパンクも良いけど、やっぱり「自分が歌うのはこれじゃないな」と。だから出てきたものが、もう全然違うものだった。

−それに気付きだしてから、やっぱりメジャーデビューを目指してやってきたの?

K:手当たり次第、思いつく限りの色んな音楽関係のところにテープを送ったりしてました(笑)。

−メジャーデビューしたときの心境とか憶えてます?

K:やっぱり嬉しかったですね。なんか「やっと辿り着いたか」っていう感じで。それまでは、「このルックスでこの歌」っていうのが理解されなかったので・・・。とにかく「やっと辿り着いた」という想いでいっぱいでした。

−デビューして何か大きく変わったりしました?作品を出すことの責任感が妙に出てきて疲れちゃったりとか。

K:それはないですね。なんか疲れるというよりは、デビューしたことで色んな人に会えるようになったことが嬉しかったりして。例えば色んな場所にプロモーションで行ったりとか、人がすごく好きなんで、色んなラジオのDJの人に会ったり、すごく楽しいです。


−ラジオと言えば、FM横浜で番組やってますけど。

K:最初はすごい苦手だったんですけど、最近やっと楽しんで出来るようになってきました。本当にもう喋りが全然ダメだったんで・・・。最初の方は「あのー、えー、えーっと」っていう状態でした(笑)。

−松澤由美さんと一緒にやってるコーナーがありますが、松澤さんってどんな人?

K:松澤由美ちゃんは可愛いけど、それだけじゃなくて、面白いというか、個性的な子です(笑)。一緒に作った曲とかもあったりするんですよ。そういうのも由美ちゃんに詞を書いてもらって、私が曲を付けるとかそういうのもやってみたりして。それでまた新しい自分を発見できたり、お互いに刺激しあって良い感じにやってます。

−SHIBUYA−AXで2曲くらい披露してくれましたよね?あの曲は出さないんですか?とっても良い曲だと思いました。

K:ありがとうございます。嬉しいです、すごいお気に入りなんで。近い内に出ると思います。−KAB.さんの曲って、ピュアでストレートな印象を受けたんですが、あのような楽曲や詞は自然な形で湧いてくるんですか?

K:人がじっくり曲を聴きたい時って、傷ついたときだったり、悲しいときだったりするじゃないですか。だから、「そういう人が聴いてくれるような曲になればいいな」っていうか。それを無理に作ってるわけじゃないんですけど、楽しいことよりも、傷ついたこととか、悲しかったこととか、そういう切ない事を歌にしたいっていう気持ちが大きいです。

−今回の「無口な鳥」を聴いても、そういったKAB.さんの想いは伝わってきましたよ。

K:「無口な鳥」は、夜の商売をしてる女の子を好きになった片思いの歌なんですよ。その彼女は表向きは夜の街を自由に飛び回ってるイメージなんだけど、実はその裏では寂しかったり、つらかったり、その彼女の形容が「無口な鳥」なんです。

−なるほど、そういった形容ができる人って感心してしまうんですが・・・。

K:言葉を探すのがすごい好きなんです。それに「無口な鳥」の世界は、歌になりやすいなって思って。本当はすっごいおしゃべりだったりするけど、その女の子は自分の事はあまり語らない。だから本当の名前も知らないわけじゃないですか?源氏名ですから。そういった部分から、スーッと「無口な鳥」っていうイメージが沸いたんです。

−「無口な鳥」は、今までで最も熱く歌い込んだ印象を受けたんですが。

K:そうですね、気付いたらそういう風になってたんですけど。なんか自然とごろごろ出て来るんで(笑)。

−今まではどっちかっていうと「優しい」とか「暖かい」っていうイメージでしたよね?アルバム「日吉」とか聴いたときはそう感じたんですが。


K:KAB.の中で「青春」っていうのは結構大きいキーワードであったりするんですけど、青春って別に綺麗なものばかりじゃない。女の子と自転車で二人乗りして河原を走ってるイメージだけじゃなくて、その裏には暗いこともあったり。それを、「桜並木」と「無口な鳥」で両極端な感じで出せれば良いなと。

−両極端な構成は作る前からあったんですか?

K:今年に入って「よしいくぞ!」ってなったときに、色をとにかくいっぱい魅せたいと思ったんですよ。色で言えば、白い部分と、あともっと黒い部分、これが一緒に入ってたら「なるほど、KAB.はこんな曲も書くし、こんな曲も書くんだ」って、どっちかが気に入らないとしても、どっちかで「あ、これはわかるな」っていう感じで分かってもらえれば、KAB.ワールドに入りやすくなるんじゃないかと思って。

−それでジャケットも表面、裏面赤と青にして?

K:そうですね、まあ両極端というか、全く正反対に。

−その「無口な鳥」と正反対の「桜並木」についても聞きたいんですが。

K:「桜並木」は5年くらい前に作った曲なんですけど、目黒川ってあるじゃないですか、東京に。あそこで満開の桜を見た瞬間は、何とも思わなかったんですけど、学生時代の思い出とか振り返るとあの映像が出てきて、「これはもう書くしかない!」と思ってダーっと作った曲です。

−学生時代の頃のことはKAB.にとって大事な要素?

K:重要なことっていうのは結構思い出せなかったりするんですけど、くだらないことばっかり思い出したりとかして。なんかそういうのも少しづつ「歌にできたらなぁ」みたいな。

−ちょうど今は卒業の季節で、来月には入学の季節で。

K:もうピッタリですね!もうデビュー前からずっとこれは「いつ出そう?いつ出そう?」って言ってたんで、やっと機会が来たというか。

−あと、「無口な鳥」のPVについても聴きたいんですが、あの路上ライブはどこで撮ったんですか?

K:あれは池袋にある公園で、真冬に撮りました。今年の1月に。

−PVが完成してどうでしたか?

K:嬉しかったです。今までのPVはストーリー仕立てだったんですけど、それに比べてライブ感がいっぱい出てて、気に入ってます。

−PVの中でKAB.さんがかぶってるモヒカンのヘルメットは特注で?

K:見たときビックリしました。「これ、かぶるんですか?」って(笑)。スタッフが作ってくれたらしいんですけど。

−「無口な鳥」のPVの中でもライブしているKAB.さんが見れますけど、KAB.さんにとってライブっては大事?

K:レコーディングもすごく好きなんですけど、それと違って、目の前にお客さんがいるっていうのがすごく楽しいですね。どうしてもライブっていうと、一人を大勢が見に来てるっていう感じがするじゃないですか。私の場合はそうじゃなくて、そこに来てくれてるみんなと一対一で居たいから、お客さんの顔を見ながら歌うんですよね。だからライブは私にとって、一番歌を伝えやすい場所です。



−この前のSHIBUYA-AXのライブの時のように、くす玉を投げたりとか、あのようなパフォーマンスは結構やるんですか?

K:やります。いつからだろう?最初の方はちょっといたずらでイスの上にすごく小さい折り鶴をチョコンと置いたりして。大体気付かずにみんな座っちゃうんですけどね(笑)。地方プロモーションとかに行ってるときの空き時間に折ったりなんかして、ライブに備えてためてます。

ライブで新たに試みたい事ってありますか?

K:オーケストラと一緒に歌うとか。そういうのをやってみたいですね。

−金かかりますよね(笑)。

K:無理(笑)。でも、特に「桜並木」とかはやってみたいですね。それだけの為にオーケストラの方に来てもらって。

−4月からのツアーに関して考えてる事は?

K:一応ありますよ、秘密ですけど。

−来た人だけのお楽しみということで。それでは、最後に今後の意気込みをお願いします。

K:去年はシングル、シングル、アルバムって感じで出したんですけど、今年もまた良いアルバムを作りたいと思ってます。「乞うご期待」ですね。出したい曲が山ほどあるんで、「今回はどれを出そうか」みたいな感じでもめたりとかしてるんですけど、必ず良いアルバムをお届けしますんで、楽しみにしておいて下さい!

−分かりました。本日はありがとうございました!

Interviewer&Photo:Tetsuo Hiraga








<ライブ情報>
4/26(木) 東京 渋谷AX 問い合わせ先:フリップサイド 03-3470-9999
4/27(金) 大阪 心斎橋クラブクアトロ 問い合わせ先:キョードー大阪 06-6233-8888
4/28(土) 名古屋 エレクトリックレディランド 問い合わせ先:サンデーフォーク 052-320-9100

<KAB.3rdシングル「無口な鳥・桜並木」発売記念企画実施中!!>
SHIBUYA TSUTAYAにて期間中(3/16〜3/30)アンケートに答え、
ご応募して頂いた方の中から抽選で1名様にSHIBUYA TSUTAYA B2に展示している
KAB.がプロモーションビデオで使用したHONDA「Ape」新車プレゼント!!

◇KAB.のCDを購入されたい方はこちらまで◇