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木根尚登 インタビュー

PAGE2 35年ぶりの最初の地。
PAGE3 TM NETWORKと僕の音楽。
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  アルバム
『道』


2007.04.04 RELEASE
YRCN-11092
\3,060(tax in.)

01.君への道
02.Seasons
03.桜ヶ丘
04.ここにある未来
05.花を贈ろう
06.妹
07.index 1
08.Soldier Blue
09.Collection
10.index 2
11.Eris 〜10番目の星〜
12.イレイス


 
   
   
   
   
Interviewer:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
   
 
 
 

 Index2曲とカバー曲を除いた全曲を本人作詞作曲したフルアルバム。TM NETWORK、更にはその前身のバンドでのデビューから28年。年齢でいえば、50歳目前。そんな簡単には振り返りきれない歴史を歩んできた木根尚登が前作『Life』よりも更に踏み込んで、等身大の自分の想いをぶつけたアルバムがここに完成した。その名も『道』。この記念すべき名盤の誕生を受けて、hotexpressは、TM NETWORK第三の男であり、永遠の夢追い人、木根尚登へのスペシャルインタビューを敢行!アルバムの収録曲と共に彼の道程を追わせて頂いた。


−−あのですね、僕、TM NETWORKの大ファンでして、この仕事を始めたのもTMのお三方にいつかお会いしたくて始めたところもありまして。で、小室哲哉さんと宇都宮隆さんにはすでにインタビューさせていただいていて、実は木根さんがトリなんですけれども。

木根尚登:あぁ〜、嬉しいねぇ!

−−そんなわけで今日は、スピードウェイ(TM NETWORKの前身バンド)結成ぐらい(約30年前の話)から振り返らせて頂ければと思っているんですが(笑)。

木根尚登:(笑)。

−−まぁでも今回のアルバムタイトルが『道』ということで、アルバムの収録曲と共に、今日までの木根さんの道程についてもお話を聞いていきたいんですが、まず1曲目の『君への道』。この曲に込めた想いを教えてもらえますか?

木根尚登:「大人になるってどういうことだろう?」っていうところから生まれた歌です。僕の世代はもちろん子供のいる世代なわけなんだけど、そんな僕らが僕らの子供の世代に伝えられるモノってなんなんだろう?と思って、そこから出来てきた自分の今の想いなんですよね。で、自分は50歳を手前にしてね、「いつから大人になったんだ?」とか「いつからちゃんとしてるんだ?」とか、ふと考えるときがあって。特に僕らの職業は、立派な大学出て、立派な会社に入って、そういう社会の流れやルールの中で生きてきたわけじゃないから。本当に好きなことをやってきたし。じゃあ、そんな風に生きてきた自分が今しっかりと大人になれているのかって考えたときに「精神年齢、低いな」って(笑)。

−−(笑)。

木根尚登:まぁでも男性は全般的に精神年齢が低くて、ずっと20代ぐらいの精神が生きてたりすると思うんですよ。子供っぽいところもあるし。そういう大人が多いと思うんですよね。だから大人が大人になりきれてないのに子供達に「大人になれ」とか「ちゃんとしろ」って言うのは、やっぱりおかしい。まだまだ僕らも発展途上なわけだし。そう思ったときに、これから二十歳を迎えて大人になろうっていう人たちに「焦らなくていいよ」ってメッセージしたくて。自分の好きな道を自分の歩幅で歩いていけばいい。歩幅はみんな違うわけだから。そこに気付いていかなきゃいけないと思って、作った歌ですね。

昔はみんな歩幅を一緒にさせられていたから。はい、もう二十歳だから大人になって!25,6歳になったら適齢期だから結婚して!みたいな感じで、みんな同じように進んでいたから。だからおかしくなっちゃってて。別に40歳で結婚したっていいじゃないですか!結婚がすべてじゃないし!良い会社に入るのがすべてじゃないし!みたいなね(笑)。そんな風に思って。だから自分の歩幅で自分の可能性を見つけていくことが大事なんじゃないかなって。そういう今の歳になって言えることをこの曲に託してみたんです。

−−「二十歳のお祝いにこの歌を贈ろう」といったフレーズも出てきますが、木根さんの二十歳の頃ってどんな感じだったんでしょうか?

木根尚登:もう音楽だけですね!成人式、行ってないです。成人式の日もデモテープを作ってました。スピードウェイの前のバンドで。どうしても次の日で応募〆切のオーディションがあって、それにデモテープを送りたくて、行かなかったんですよ。だから僕は「今日から皆さん、大人ですよ」って言われるのを放棄したんです(笑)。

−−将来的に音楽で生きていく夢を常に追いかけていたと。

木根尚登:もう14歳のときに掲げた夢ですから、二十歳のときにはすでに6年も経っていたんですよ。それでもまだ全然道が見えない、何にも開けていない状況。まぁでもそのときに作ったデモテープを実は『オールナイトニッポン』の第二部で何かに選ばれてオンエアしてもらったんですよ。それぐらいの時期でしたね。「俺たちの歌がラジオで流れた!」って真夜中に喜んでるぐらいの時期。

それからも「明日にでもデビューしたい!」っていう想いをずーっと持ちながら焦って、空回りして、そんな毎日を送って。いろんな形のバンドをやって、まぁ僕の場合は、ボーカルはずっと宇都宮隆なんだけど、2人組でやってみたり、5人組だったり6人組だったり、小室哲哉を入れてみたり、僕を中心にいろんなグループをやっていて。そうやってとにかくデビューのキッカケを探していました。

−−当然ながら世の中や自分のことを俯瞰的に見ることも出来ず。

木根尚登:全然出来なかった!目の前しか見れない。一生懸命ですね。そんな『君への道』の想いみたいなモノは、何にもない。こんなこと言ってくれる人もいなかった。「いいんだよ、それで」なんて。とにかく「早く音楽なんか辞めろ!」って言われていたわけだから(笑)。

−−当時は大人も『君への道』的な感覚は全くなかったんでしょうね。

木根尚登:ないと思いますね。だから僕らも当然なかった。それでおかしいと思わなかったし、「早く音楽なんか辞めろ!」って言われても当たり前だと思っていたし。「いい加減にそんな夢は捨てて、まともに働きなさい」“まとも”ね。“まとも”か“まともじゃないか”っていう分け隔てだから。音楽をやることはもう“まとも”じゃないわけですよ。だから早くそんなの辞めて“まとも”になりなさいっていう。それは、いわゆる就職を普通にして普通に働いてってことだったと思うんだけど。で、僕らもそれに抵抗していたわけじゃないんですけどね。佐野元春さんの歌みたいに「こういう大人になりたくない」とか、そういうことをメッセージする音楽をやっていたわけでもないから。ただ音楽が好きで、ただデビューしたくて、ガムシャラで。


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