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−結構さらけ出した状況ですよね。
K:そうですね。ま、あんまり救われない・・・それでも別にいいかなっていう。
−でも、後ろ向きな感じってわけじゃないですよね。
K:ではないですね。
−『人はどうすれば?』みたいなことよく考えてたりします?
K:自分が生きていく上で大事なことだから、すごい考えちゃうんですよねぇ。眠れなくなる・・・。
−そこから歌詞が生まれてくるっていうか、悩まなかったら書けないですよね。熊木さんの場合、多分。
K:そういうところはありますね。だから悩んでないと不安になるんですよ。
−「咲かずとて」はどんなシチュエーションで生まれてきた曲なの?
K:サビのメロディが浮かんで、夜駅で歌いながら・・・。
−出てきた?
K:出てきた(笑)。気づいたら、“♪あなたを愛せない”、おぉ愛せないって(笑)。
−(笑)。夜の駅で浮かんできたんだ。結構夜の方が多いですか、詞が浮かぶのは?
K:夜の方が多いかな、うん。
−夜出てくるテーマと昼出てくるテーマって違ったりする?
K:テーマは変わらないけど、言葉が違う。夜は切羽詰まってる感じ(笑)。
−なるほど、切羽詰まってる感じと言えば二曲目の「二色の奏で」。この曲にはどんな思いを込めて?
K:これは19歳の時に書いて、「これだから“十代は”」って、自分に言い聞かせてるみたいな歌なんだけど、本当に歌詞そのままの気分なんですけどね。テレビ見てて、誰かが死んだニュースが流れても、携帯で笑いながら喋ってる自分とか、人が死んだのとか思っても遊びに行っちゃったりするのが・・・それでいいのかなぁって・・・ね。同じ世界で起きている現実なのにって。
−ちょっと違うかもしれないですけど、井上陽水さんの「傘がない」的な要素も窺える一曲ですね。
K:はい。意識はしてないけど、自分の中のどっかにね、そういう要素があるんじゃないかなぁ。
−この曲はテーマが死生観や人生だったり、結構重いじゃないですか。でも、そういう詞を書くからこそ、力が入ったりしますよね?
K:そうですね、ありますね。
−「二色の奏で」はどういう時に書き始めたんですか?
K:これは・・・そういう風に思ったときに。もうメロディと一緒に歌いながら出てきて、歌いながら書きながら。
−この手の詞は結構たくさん書き溜めてたりするんですか?
K:ありますねぇ。「二色の奏で」っぽいのはいっぱいある。もっと暗いじゃないですけど、重かったり。自分にしか分からないような。
−この曲は、聴いてて鳥肌モノだったんですけど、一番最後の“世に生まれたことに悩むのならば 生まれてこれたことに懸命に生きて
いつか人生と太筆で書いても恥じることのない道を”っていうフレーズ、これが熊木さんの中の死生観の結論?
K:そうですね。そういう風にいたいって思う。何か最終的な位置は見えていても、そこまで行く過程が見えなかったりするんですよね。例えば、どうやって生きれば、陽水さんみたいな生き方が出来るのか、とか。一応そういう目標みたいなのを据えて懸命に生きる、と。
−さっき、「テレビ見てて、誰かが死んだニュースが流れても、携帯で笑いながら喋ってる自分・・・」みたいなことを話してましたけど、気にしなきゃ気にしないで済むことだったりしますよね?
K:そうなんですけど、遊んでることにあんまり楽しめない・・・ことが多い、最近。
−それは、遊びに行っちゃってから途中で、ふとそういう衝動に駆られたりするってこと?
K:そうそう。最近ね。
−最近なんか、なおさらですよね、暗いニュースは後を絶たない。
K:何にでも影響されやすいんですよね、ニュースとかにも。マンガでも影響される、だけどマンガ喫茶にあえて行くんですよ。
−(笑)。
K:現実逃避をしに行くんだけど、むしろ現実を突きつけられるみたいなのがあって。でも、そういうのが好きなのかなぁ。
−あと3曲目の「まよい星」ですけど、これはどんな思いを込めて?
K:それは、迷ってる・・・(笑)。
−(笑)。
K:結局繰り返してるんですけど、2曲目で一応もう結論づけたくせに、また迷ってしまってる・・・めちゃくちゃ救われないCDになってるんですけど。
−(笑)。 |