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−まずは自己紹介からお願いしできますか?

葛谷葉子(以下K):私は一昨年の8月4日にデビューしたんですが、一応作詞作曲は全部自分でやっていて、「10年後も歌えるような楽曲を作っていきたいな」っていう気持ちを大事にしています。息の長いアーティストを目指してやっていきたいですね。

−そんな葛谷さんが音楽に目覚めたのはいつ頃?

K:私が小さいとき、音楽に合わせてお尻をプリプリしてるのをウチの母親が見て、「この子ひょっとしたらリズム感がいいかもな」と思ったらしいんです。それで、ピアノを3歳の時から習わせたらしいんですけど。おかげさまで本当に音楽っていうのは常に身近にあったので、小さいときから自然に音楽には目覚めてましたね。

−曲や歌詞を自分で作り始めたのはいつ頃?

K:従兄弟が久保田利伸さんの大ファンで、中学二年生の時に一緒にコンサートに連れていってもらったんです。それまではちゃんと聴いた事がなかったんですけど、衝撃を受けて「私も久保田さんのようになりたい!!」と思ったのがキッカケで曲づくりは始めました。

−その辺からプロになりたいと思い始めたんですか?

K:そうですね。久保田さんのラジオ番組を聴くようになって、久保田さんのかける曲っていうと、R&BだったりとかSOULだったりするので、それで洋楽に興味を持ち出したりして。当時って、ベイビーフェイスだったりとか、メアリーJ.ブライジとか、凄い新人がたくさん出てきてたんで、刺激をたくさん受けましたから。その頃はすっかりプロ指向になってましたね。

−実際にメジャーデビュー出来たキッカケは何だったの?

K:私が高校三年生の時に、デモテープを企画オーディションに送り続けてたのがキッカケです。第二次審査で一回落ちたりしたんですけど、そのあとも送り続けて・・・。そしたら、すごい気に入って下さった方がいて、そこからはメジャーデビューに向けて毎日頑張っていました。

−デビュー当時の心境とか憶えてます?

K:やっぱりレコード店に行きました!「自分のCD並んでるかな?」みたいな(笑)。それで実感を沸かせましたね。

−その当時からプロデューサーは松尾さんですよね?松尾さんってどんな人?

K:時には先生であったり、時には友達のように本当に気楽に接していただいて、時には親のような目で見て下さります。とても厳しい方ではあるんですけど、すごい私の気持ちを良く分かって下さってます。

−そんな松尾さんと共に手掛けた作品達について簡単に聴きたいのですが、デビュー曲となった「TRUE LISE」はどんな曲だったんですか?

K:「TRUE LIES」は、私が二十歳の夏に作った曲で、男性が浮気をしてて、女性がそれを気付いてるんだけど最後まで嘘を突き通していく。どんなに問いつめられても、そこで「ごめんなさい」じゃなく、最後まで「嘘だよ」って言って欲しい女性の願いを表現しています。

「ASAYAN超男子」のみんなが明日のプロデビューを夢見て、課題曲として番組内でも歌い続けていた名曲「最後の夜」。懸命に自分の曲を歌う男の子達の姿に触発され、「自らもう一度歌いたい」という意志を明らかにした葛谷葉子。元々アルバムに入っていた楽曲をシングルとしてリバイバルリリース!これを気に是非、彼女の世界に触れて欲しい。それでは、葛谷葉子のSPECIAL INTERVIEW ご覧下さい!

サイドシート対談

ボーカリスト:葛谷葉子
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ライター:Tetsuo Hiraga

−続いて、セカンドシングルの「恋」はどんな曲?

K:これは本当に失恋した直後に書いた曲で、本当に生々しかったですね(笑)。でも、サビのメロディーは中学3年の時に思い浮かんだものなんです。ずーっと頭の中にあって、あとから曲に仕上げました。

−三枚目のシングル「サイドシート」はロンドンでレコーディングしたそうですが、日本のスタジオと大きな違いとかあるの?

K:大きな違いは無いんですけど、やっぱり雰囲気とかが出来上がる楽曲に影響を与えたりしますね、あの曇り空のどんよりとした感じとか。あと、ちょっとだけ体調悪くしてたんですけど、現地のスタッフの方々が気を使って下さったのが印象的でした。乾燥しないように濡れタオルを、ストーブにかけてくれたりして、色々助けてもらって、感謝しています。

−「サイドシート」というタイトルはどんなイメージで付けたんですか?

K:これは北海道をイメージした曲なんです。デビューしてすぐに札幌のNORTH WAVEでレギュラー番組やらせて頂いて、それから北海道に行く機会がすごく多くなったんです。そしたら、その内、北海道の初夏というか、夏あたりのドライブなイメージの曲を書きたくなって作った曲ですね。

−四枚目のシングル「Shinin'Day」はどんな想いを込めた作品ですか?

K:私は恋愛に対して不器用なんで、結構切ない曲が多くなってしまうんですけど、「幸せな曲もたまには書き留めておきたい」っていうのがあって(笑)。それで書いた曲なんです。

−そして、前作の「replay on〜過ぎてゆく時の中で、満ちてゆく光の粒で〜」なんですが、こちらはどんな曲?

K:この曲は花王「バイタルリッチ」のCMソングになったんですけど、そのCM監督の草間さんが私の声すごく気に入ってくださったのがキッカケで作った曲なんです。ただ、初めてあって「二日後にはもう完璧に近いデモテープを出して下さい」って言われて。「なんにも出来てないのにどうしよう」と思いつつ、家に帰ってキーボードを弾いてたら、ふと思い浮かんできて、新しい世界が生まれました。

−ジャケットの魚喃キリコさんのイラストは葛谷さんが好きということもあって?

K:もうずっと好きなんです。「何か一緒に仕事出来たらいいな」と思ってて、それを魚喃さんにお話をしたら、快く引き受けて下さったんです。魚喃さんの書く漫画っていうのは、本当に女性の細かい部分まで捉えて書いてるんで共感できる部分が多くて。結構ダメな男に惹かれる女の子の気持ちとか、「分かる!分かる!」っていう感じなんですよね。

−そして、3/23にリリースされる「最後の夜 -KUZUYA'S R&B-」なんですが、元々アルバムに入っていた曲をもう一度出そうと思ったのはなぜ?


K:やっぱり「ASAYAN」というテレビ番組で、プロデビューを目指す男の子達が仮デビュー曲として歌ってくれていたのがキッカケです。彼等の歌う姿を見て、本当に自分自身が刺激されたんですよ、「もう一度歌いたい!」って。アルバムに収録されていたものは、レコーディングも含めると2年近く前のものでしたし、「これを機に今の葛谷葉子の歌を聴いて欲しい」っていう想いが強くなって、それでアレンジもボーカルも全て録り直したんです。

−男の子達が一生懸命葛谷さんの歌を歌っている姿を見てどうでした?

K:本当嬉しいですよね。この前はじめて「CHEMISTRY」の二人にお会いしたんですけど、彼等も「最後の夜」にはすごく思い入れがあると言って下さいました。イベントとかで「最後の夜」を歌ってるみたいなんですけど、「歌う度に色んな想いが込み上げてくる」って言ってくれて。「いい話だなぁ(笑)」って思って。

−どういった経緯であの曲を課題曲に?

K:私のプロデューサーでもある松尾さんがその番組をやっていて、「是非この曲を使わせて欲しい」という話をいただいたんです。

−あんな感じになるとは思いませんでしたか?

K:そうですね。「男性が歌うとどうなるのかな?」っていうのがあったんですけど、割とすんなり入ってきましたね。

−「最後の夜」の歌詞って実体験ベースだったりするんですか?

K:そうです。私が東京に出てくるほんのちょっと前の二十歳の冬に作った曲なんですけど、その頃始まりかけてた恋があったんですよ。だけど「自分は東京に出て行かなきゃいけない」っていうのがあって、それでその恋にサヨナラをして、夢を選んで東京に出てきたんです。でも、その夢を選んだっていう自分の気持ちに後押ししたいっていうか、「間違いじゃなかったんだ」って、自分の背中をポンと押して上げたい想いを込めて歌った曲です。

−今回“KUZUYA'S R&B”バージョンということで、アルバムとの違いはどの辺?

K:今回はやっぱり「ボーカルを聴いて欲しい」というのがあったんで、ボーカルを際立てたアレンジになってますね。今までの曲では出せなかった私自身の「R&B好きさ」が出せたと思います。

−カップリングの「ひとしずくの涙」はどんな曲?

K:これはですね、私のやってるFM NORTHWAVEのレギュラー番組の中で、「北海道のみなさんと曲を1曲作ろう」っていうコーナーをやっていたんです。私が曲だけを作ってきて、ラジオで流して、歌詞を募集するっていう。「失恋したけれども、ちゃんと前を向いて歩いて行こう」というテーマで、リスナーの方に好きなように書いていただいたものを自分の中でセレクトして完成させた一曲です。

−こうやって話を聞いてると、葛谷さんにとって「恋愛」っていうテーマは不可欠のようですね。

K:そうですね。やっぱり恋愛が一番身近なものだったりするし。恋愛って言っても、一つではなく色んな形の恋愛があるじゃないですか。そんな色んな恋愛の歌はうたっていきたいです。

−松尾さんに「音楽と恋愛のどっちをとる?」と質問されたことがあるそうですが。

K:居酒屋で質問されたんですけど(笑)。今までも色んな女性のアーティストに聞いてきたらしくて、やっぱり「恋愛」って言う人が多いらしいんですよ。でも、私は何のためらいもなく「音楽」って言ったらすっごく驚かれて(笑)。恋愛も本当にもちろん大切なもので、それが曲を作る原動力になっていたりするんですけど。ただ、私自身、本当に音楽が自分の一部になっているので、それがないと自分が生きていけないので、「音楽」って答えたんですけどね。

−今回の作品で一番伝えたい部分ってどこですかね?

K:シンガーソングライターとしての葛谷葉子じゃなくて、ひとりのボーカリストの葛谷葉子として聴いて欲しいと思います。

−それでは最後に今後の展開と意気込みの方を。

K:今アルバム制作中なので、そちらを期待して欲しいですね。ファーストアルバムの「葛谷葉子の世界」を広げ、更にバラエティーに富んだ、今までになかった要素を出してるので楽しめると思います。期待しててください!

−期待しています!本日はありがとうございました!

Interviewer&Photo:Tetsuo Hiraga

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