音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン
音楽情報サイト:HOT EXPRESSニュースインタビューライブレポート
レビューチャートメールマガジンスペシャルページ
SEARCH
アーティスト検索
 

LOVE PSYCHEDELICO インタビュー


OFFICIAL SITE
http://www.lovepsychedelico.net/
page 1 / 2 / 3 / 4 / 5

LIVE ALBUM
『LIVE PSYCHEDELICO』

2006.3.22 RELEASE
VICL-61883
\3,045(tax in)
JVC Entertainment

01.Mind across the universe
02.Everybody needs somebody
03.Free World
04.Last Smile
05.Wasting
06.life goes on
07.These days
08.My last fight
09.Your Song
10."O"
11.neverland
12.LADY MADONNA〜憂鬱なるスパイダー〜
13.A DAY FOR YOU


 
LOVE PSYCHEDELICO
レビュー
『LIVE PSYCHEDELICO』
Interviewer:平賀哲雄

−−昨年はLOVE PSYCHEDELICOの野外ライブを体感する機会に恵まれていたのですが、すごく野外の似合う音楽というか、バンドだなぁと、しみじみ感じました。

NAOKI:好きだねぇ。似合う似合わないは別として、ちょっとワクワクするよね、あの感覚は。

−−今回のライブアルバム『LIVE PSYCHEDELICO』を聴いても感じたことなんですけど、LOVE PSYCHEDELICOの音楽って、会場の規模が小さくでも大きくてもどこまでも広がっていくような感覚を与えますよね。

KUMI:そうだねぇ。

NAOKI:少ないからとか、大会場だからとか、確かにあんまり関係ないですね。

−−LOVE PSYCHEDELICOがライブに望む上で意識している事ってどんなものだったりするんですか?

NAOKI:あんまり構えたりはしないですね。でも、どうなんだろう、今のバンドのメンバーと会ってから、一緒に歩いてる感じがすごくするから、ここの二人だけで何かを背負う感じはなくなって、バンドと「一緒にこの山登ろう」みたいなノリに近くなったかもしれない。

−−デビュー当時のライブとかは今に比べるとどうだったんですか?

KUMI:やっぱりきっと違うよね。回数重ねていくうちに広がっていってるよね。

NAOKI:広げ方も知っていったっていうか、勉強させてもらったっていうか。KUMIはどうか分かんないけど、俺は正直、右も左も分かんないまま放り出されたっていう印象が、当時を今思い返すとすごくある。一生懸命やってたけど、自分はコミュニケーションの取り方を初めは分かんなかった部分もあるし、今の方が気持ち良くはなってますよね。コミュニケーションの方法も分かってきたというか、まだ試行錯誤ではあるんですけど、今の方がすごく分かるかなって。その曲で何を伝えるとか、感じ取ったバイブレーションを間違いなく返せたりとか、年齢的なものもあるかもしれないね(笑)。

−−デビュー当時の放り出された印象があったというのは、具体的に言うと?

KUMI:やっぱり初めてのときは初めてだからね、分からないよね、最初は。

NAOKI:精一杯は精一杯だったけどね(笑)。簡単に言うと、いろんなものが世の中に揃っている時代だけど、僕らはPAシステムひとつ取っても、デビュー当時は「え?PAシステムってこんな使い方もあるんだ?」みたいな(笑)。自分らがまだ全然分かっていないところから少しずつライブというものを味わってきたから、ちょっと赤裸々に言えば。今やっと五体満足で少し動けるようになってきたっていう。

−−ただそこで初めて、自分たちの音楽を目の前で聴きに来てくれるお客さん、ファンと出逢うわけですけど、その前と後では意識の変化はありました?

KUMI:きっと変わってるだろうねぇ。

NAOKI:あと来てくれたみんなもライブでの空気を持って帰ってくれて、変わってくれてるんじゃないかな。スタッフはみんなもう知ってるかもしれないけど、LOVE PSYCHEDELICOの、特に今のバンドになってから、ライブの終わりに近づいたときに必ず同じ空気があると思う。ピースなっていうか、ハッピーな空気が。それを多分、みんなその日は持って帰ってくれてるのかなって。昔のね、ロックコンサートの醍醐味とか、そういうものがすべてではないなぁとは思ってるから、いろんな側面あるけどね。だから今回のライブはロックの醍醐味みたいな、例えば昔で言うとディープ・パープルの『LIVE IN JAPAN』とか、レッド・ツェッペリンの『狂熱のライヴ』とか、ああいうものはあの時代の素晴らしいもので、あれを今やろうとしてもね。あの時代っていうのは録音することが大変だった時代だから、今は録ろうと思ったら毎日のライブを全部録れちゃう。そうするとどうしても“ライブ盤”というものだけでは、なかなか成立しなくて。海外のアーティストも来日記念盤とかいって、そのとき出てるアルバムに抱き合わせで1ステージ分のライブ音源が付いちゃうみたいな、そういう形に今はなってきちゃってるから、この時代の人たちが楽しむ“ライブ盤”を出すには、セッションの醍醐味とかではなくて、きっとKUMIちゃんのこの声が好きとか、ライブのときでしか味わえないオクターブ上で歌ってるとか、そういうものをiPodであったりとか、ドライブであったりとか、そういうカジュアルな場所で聴ける感じゃないと。そういう部分では、今回のライブ盤ていうのは、今の時代だから出来るライブ盤。せっかく録れてる歓声を敢えて抑えて、すごくデッドな空間にして、KUMIの歌とバンドの演奏だけに集中するような曲があったりとか。13曲全部がワァ〜〜!!っていう大歓声の中で聴くものになっちゃうと、疲れちゃってドライブに耐えれるものではなくなってしまうし。最初の曲と最後の曲だけはそういう臨場感を大切にして、そういうミックスもあるけど、あいだの『These days』や『LADY MADONNA〜憂鬱なるスパイダー〜』なんかは、どちらかと言うと「自分たちがステージ上で演奏しながら聴いてる音はこういう音だよ」みたいな、そういうデッドさがあるものを味わえたりとか。そんな今の時代のバーチャルな部分をすごく大切にしたいと思って。

−−そういったライブアルバムを今このタイミングで打ち出そうと思ったのは?

KUMI:去年の暮れに武道館でのライブのDVDを出して、そのミックスを去年の秋、結構長い間スタジオに入ってやってて、そのときに「あ、音だけでもいいな」と思って。そのときに初めて思いついたんだよね、「CDも出してもいいかもね」って。

NAOKI:そのときはね、武道館だけのものでも良いと思った。それで、どうせ出すんだったら、ただね、録音されたものじゃなくて、いろんなライブのものを集めて、ベストな選曲で出そうと思って。

−−ちなみに今回は日本武道館のライブ音源以外は、どのライブの音源が入ってるんでしょう?

KUMI:今のバンドになったのが2004年の秋のツアー【Mind across the universe 2004】からなんですけど、そのツアーで韓国とか、香港とか、台湾とかにも行ってきて。その秋のツアーの流れから今のバンドでやったライブの中から選んで。

NAOKI:それ全部を味わえるような。だからイントロの歓声〜ギターのイントロダクションまでが例えば香港で、その後がまた別の公演に切り替えたり、聴いてる人には分かんないんだけど、そんな夢のようなこともしたり。なので、厳密にどの会場ってことよりも“このバンドでこんな旅をしてきたよ”っていうのをライブ作品として作ったという意味合いの方が強いですね。

−−その作業はかなりエキサイティングするようなものだったんですか?

KUMI:制作期間が短くってね(笑)、このライブ盤に関しては。

NAOKI:2週間ぐらい(笑)。

KUMI:あんまり考えてる暇なかったね、ほとんど感覚で(笑)。

NAOKI:でもその瞬間その瞬間は感動してたよね。

−−ただじっくりと旅を振り返る、みたいな感じではなかった。

KUMI:全然なかった(笑)。

NAOKI:ただ手を抜くのは嫌なので、とにかく編集は全部二人で済ませて。

KUMI:よくやった(笑)。

OFFICIAL SITE
http://www.lovepsychedelico.net/
page 1 / 2 / 3 / 4 / 5