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アルバム
『飢餓々々帰郷
〜遠藤ミチロウの軌跡〜』
2007.02.21 RELEASE
TKCA-73159
\7,000(tax in.)
[DISK 1]
01.電動コケシ
02.肉
03.ロマンチスト
04.STOP JAP
05.NO FUN-cassette version-
06.下水道のペテン師
07.STOP GIRL
08.爆裂ヘッド
09.LIGHT MY FIRE
10.ワルシャワの幻想
11.アレルギー-single version-
12.GO GO スターリン
-single version-
13.先天性労働者
14.アザラシ-primitive version-
15.水銀
16.365
17.天プラ
18.虫
19.解剖室
20.廃魚
21.飢餓々々帰郷
22.仰げば尊し
23.バキューム-live version-
24.天上ペニス-live version-
25.猟奇ハンター-live version-
26.GASS-live version-
27.豚に真珠-live version-
28.Bird-live version-
29.TRASH-live version-
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2月21日、遠藤ミチロウがTHE
STALIN(※1)でデビューしてからの25年間を、本人監修の元でまとめ上げたBOX『飢餓々々帰郷 〜遠藤ミチロウの軌跡〜』が発売された。この作品がファンにとってマストである事は疑う余地もないが、日本のミュージック史においても、非常に重要な1作になった事に異論を唱える者もないだろう。
THE STALINで衝撃のデビューを果たし、日本のパンクシーンの中でも異彩を放ち続けた、否、現在も放ち続ける孤高の才人。アンプラグド・パンクの旗手、遠藤ミチロウのロングインタビューです。
−−BOXセット『飢餓々々帰郷』を発売したそもそものきっかけは?
遠藤ミチロウ:レーベルの方からお話頂いたので(笑)。BOXっていうと今までに発売された作品をそのまんまセットにした形のが多いと思うんですけど、僕がその形でやると25枚くらいになっちゃって買う方も大変だから、ベスト的な作品にしようかな、と。
メジャーデビューから25年経ちましたけど、僕が今までどうやってきたのかが全体的な流れで分かるベストならアリかなあと思って。
−−25年を振り返る作業というのはどうでしたか?
遠藤ミチロウ:THE STALINは話に出てくる事も多かったんですけど、そこから今のアコースティックをやるまでの間がいつも抜け落ちちゃうんですよ。だから何でパンクからアコースティックになったのか、っていうのが流れでやっと分かるなって。
−−そもそもミチロウさんは文学少年で、18歳くらいまでは詩も書かれていたんですよね。
遠藤ミチロウ:詩は中学生くらいから書いていたので、音楽を始めた当初から“詞を書く”っていう行為は自分にとって新しい事をやる感覚ではなかったですね。
−−そしてジャックス(※2)に出会う事で歌に目覚めたんですよね?
遠藤ミチロウ:そうそう。ジャックスの歌を聴いて、「こんなんでいいのかな?」って思うようなある種のシンプルさ、普通のポエムを書くにはちょっとストレートすぎる表現の方が、歌になった時にリアルに伝わってくるって気付いたんです。
−−今作の1枚目、いわゆるTHE STALIN期の詞は確かにそうした作品が多いです。
遠藤ミチロウ:あと、シンプルな方がアイロニー(皮肉)がやれるから。THE STALINの詞って実はそういう物が多いですよ。
−−ただTHE STALINはどうしてもそのパフォーマンスが注目されやすい一面があり、当時はミチロウさんの意図した形とは違った解釈のされ方もしたと思うのですが?
遠藤ミチロウ:それは誤解でもいい。だって、歌は自分から離れたら聴いた人のモンじゃないですか。聴いた人がどう理解しようと、それはその歌が持っている可能性だから。聴いた人が勝手に色々解釈できる物の方が面白いと思います。
−−やはりミチロウさんは常に客観的な観点を持ってますよね。
遠藤ミチロウ:それがないと続かないですよね。ある所で「これはパフォーマンスなんだ」っていう観点がないと、怪我人もいっぱい出ちゃうだろうし。その辺はやっぱり微妙な線があって、それは越えないようにやってましたよね。例えばどんなになってもマイクを絶対に離さないとか、怪我する物は絶対に投げないとか(笑)。それと臓物とか投げるけど、生き物は絶対に殺さない。けっこう良く言われるんですよ、「猫殺したんでしょ?鶏の首締めたんでしょ?」って。絶対にやってない、俺は生き物だけは絶対に殺さないです。
−−当時のエッセイ集(※3)に、「(自分が投げる)臓物は愛なんだ」って言葉があったんですけど、そう捉えてくれる方っていうのは・・・。
遠藤ミチロウ:いないでしょ、だって抽象的すぎるもん。臓物がベタ〜って顔に引っ付いたりして、投げた奴から「それは愛だ!」なんて言われても絶対に思わないもん(笑)。
でも投げ込まれた客が興奮して、さらに俺が投げてって繰り返される。客が投げて欲しいって思うって事は、ある意味SM関係ですよね。だから愛といってもそんな美しい物じゃなくて、もっと変態チックな、精神的にもSM的な要素のある愛になってたんじゃないですか。
−−また、パフォーマンスは会場によっても変わってきますよね?
遠藤ミチロウ:大きい会場になったらやっぱり変わってきますよね。昔は大きい会場は座席がある所しかなかったし、そういう所は出られなくなっちゃったんですよ。
神戸か何かの会場で、客がイスとか壊しちゃって、その噂が全国のホールに伝わってどこも貸してくれなくなっちゃった。だからホールは当時、唯一スタンディングでできた後楽園ホールでしかできなかった(笑)。
−−THE STALINはメンバーチェンジの激しいバンドでもありました。
遠藤ミチロウ:バンドは組織だから、別れて対立したり意見が割れたりするじゃないですか。あと、バンドの水準って一番低いメンバーの所にくるんですよね。だからどんなに良い演奏をしてもベースがベッタベタだったら、水準はそこなる。それが耐えられなくなって辞めちゃったりとかするんです。それは演奏面だけではないですけど。
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