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MINMI インタビュー

Album

『アベマリア』
2009.06.17 RELEASE
[初回限定盤(CD+DVD)]
UMCF-9514
1,500円(tax in.)

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[通常盤(CD)]
UMCF-5039
1,200円(tax in.)

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01.アベマリア
02.キセキ - Live 弾き語り ver. -
03.A Natural Woman
04.アベマリア 〜Instrumental〜

Archive
MINMIアーティストページ
過去のインタビューはこちら

 MINMIが結婚や出産を経て、自身の今伝えたい想いに満ち溢れた3曲入りのニューシングル『アベマリア』を発表。とってもハッピー、だけどリアルなウェディングソングであるリードトラックをはじめ、昨年の夏に【FREEDOM 08】で初披露してくれたメッセージソング『キセキ』、出産前の彼女に勇気を与えた『A Natural Woman』のカバーと、いずれも彼女の人生から滲み出た楽曲になっており、約3年3ヶ月ぶりとなる今回のインタビューではそのすべてのナンバーについて有意義な話をたくさん訊かせてもらった。

−−先日【MTV VMAJ 2009】でもMINMIさんの姿は拝見させて頂いているんですが、あのレッドカーペットでの衣装、個人的には昨日の出演アーティストの中で一番可愛かったと思います。

MINMI:いぇ〜い!!! 良かった(笑)。ありがとうございます!

−−そんな感じでいろんな現場でMINMIさんの活動は見てるんですが、インタビュー自体はアルバム『Natural』リリースタイミング以来、約3年3ヶ月ぶりとなります。公私ともに最もいろんなことがあった期間だと思うんですが、『Natural』の頃の自分と今の自分、どんなところが変わってると思いますか?

MINMI:お母さんになりました(笑)。

−−存じております(笑)。

MINMI:でもそれが一番大きいかな。それによって強くなったり、しっかりしようと思ったり、人に対して優しい気持ちが増えたりした。妊娠したり出産したりした中で成長したのかなって思う。実際に子供を生んでみると「人って存在していることがあたりまえじゃない」って分かるんです。子供ができてから生まれるまでってすごく不安だし、無事に健康に会えることがあたりまえじゃないって感じるし。だからこそ無事会えたときには感動する。それを感じてからは世間の子供たちも今まで以上に宝物のように感じるし、私達だってその中の一人だと思うようになりました。あと、妊婦さんって胎児が障害をもっている可能性があるかどうかの検査受けることができるんです。それを人生で初めて受けるってなったときにも「あ、健康ってあたりまえじゃないんだ」って改めて思ったんです。簡潔に言えば“命が尊い”ってことに気付いた。それはお母さんになったからこそだと思う。

−−なるほど。ちなみにMINMIさんは『Natural』でその文字通り“Natural”な生き方を提示した後に、結婚に出産じゃないですか。どれだけ音楽と人生が密接なんだ?この人は!って、当時思ったのを憶えているんですが。

MINMI:なるほど! 今初めて気付きました(笑)。偶然ですね。でも実際にあのアルバムがあったから出産への恐怖を和らげたところはあって。女の人、もっと言えば動物の雌という生き物はみんなそういう力を持ってるから、自分も大丈夫って思ったんですよね。

−−じゃあ『Natural』という生き方を教えてくれたラスタマンにも感謝しないとね。

MINMI:そうですよねぇ!よく覚えてますね、その話!

−−で、僕はその変化したMINMIを活動再開後のライブで感じていて。それは【FREEDOM 08】のZepp Tokyo公演で『キセキ』という歌を聴いてなんですけど、改めてあの歌が誕生した経緯を教えてもらってもいいですか?

MINMI:話が重複しちゃうんですけど、妊婦時代に先程お話しした検査があって。その検査をしたいですか?と聞かれて「もしこの検査で障害があると分かったら自分はどうするんだろう?」って思っていた時、私の旦那は難病を抱えた子供とそのお母さん応援するプロジェクトに奔走していました。その親子の人達がすごい輝いてて、私は病気であろうと命は輝いてると感じたんです。いろんな選択肢があるけれど、病気に限らず、自分の思っていたような子供じゃなくても受け止めれる母親になりたいと思いました。仮に音楽好きじゃないとか、親の期待を裏切る子であっても愛したいってね(笑)。そして自分も子供のときにそんな風に親に受け止めてほしいっと思ってたし。そんな子供の視点で書いたのが『キセキ』。で、この曲を作り終わる頃には、もう検査もする必要ないと思えていたし、もしどんな子が生まれても精一杯愛するのが、その子を授かった私の役目って肝が座っていました

−−あの日のライブっていうのは、それまでずーっとみんな熱いテンションで踊りまくってて、完全なるお祭り状態。そこでいきなりピアノの弾き語りでバラードを歌い出す。なかなかレゲエのイベントでは難しいことだと思うんですが、それでもあの歌をあの日みんなに届けなきゃと思ったのは、今話していたような想いを伝えたかったから?

MINMI:あの瞬間は、あそこまでの1年間私はお母さんになるための生活しかしていなくて、その日々から生まれたモノを聴いてもらうことが大事かなって思ったんです。今回の『アベマリア』もそうなんですけど、今の等身大で感じていることを伝えていけるのって今しかないじゃないですか。もちろん10年後も歌えるんですけど、今思ってて歌うっていうのは今しかできないことかなと思って。

−−ちなみにあの日の『キセキ』のライブ音源をそのまま今回のシングルに収録しようと思ったのは?

MINMI:私にとってもあの日の歌っていうのは、今話した想い以外にもいろんな想いがあって。妊婦の友達が遊びに来てくれていたり、早産で多分長く生きられないって言われていた子のお母さんが来てくれていたりして、特に想いも熱くて。あと、ライブ後に「MINMIの『キセキ』っていう歌を探したけど見つからない」っていうファンの声もあったので、今回ライブバージョンをそのまま入れようと思ったんです。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵