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misono インタビュー

 
 
  アルバム
『never+land』

2007.02.28 RELEASE
[CD+フォトブック(初回限定)]
AVCD-23202
\3,800(tax in.)



 
   
  [CD+DVD]
AVCD-23203/B
\3,800(tax in.)




 
   
  [CD]
AVCD-23204
\3,059(tax in.)



01.パウダー
02.ラブリーキャッツアイ
     〜ネコはコタツで丸くな           らないの巻〜
03.スピードライブ
04.A._
05.アリとキリギリス
     〜10 years later〜
06.砂の城のマーメイド
     〜陸と海の世界〜
07.子供の事情>大人の私情2
08.ガラスのくつ
09.VS
10.フィンガー5メドレー:
     個人授業〜恋のダイヤ     ル6700〜学園天国〜恋     の大予言
11.pinkies
12.Re:



 
   
   
   
   
misono レビュー
『never+land』
Interviewer:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
   
 
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  −−じゃあある意味、そこで初めてアーティストとして、表現者としての自覚が芽生え出したと?

misono:そうですね。day after tomorrowのときはたくさん良いモノを与えてもらってたから。「良い曲だよ」「良いアレンジだよ」「良い歌詞だよ」って言われて、何が良いかも分かんなくなってた。全てが良いから「じゃあ悪いモノどれ?」って。悪いモノ見てないし、全部が良いからそれが当たり前になってたんです。だから休止中「misono、どんな音楽が好きなんだ?」って言われたときに、言えなかったんですよ。そこで「色んな音楽を聴くしかない」って思って聴いてたら、「あ、ロック好きなんだ!」と。「この曲、好き」って並べていったら全部ギターサウンドだったりして。あと引き続きダンスもずっとやってたし、更にソロデビュー前に映画の話も決まって、女優としても活動し始めて。それは全部休止期間に自分自身と向き合って、知れたこと。

−−day after tomorrow活動休止の宣言をした後に『single Best』を出したじゃないですか?あれの最後に収録されていた『Pride』という曲を聴いてね、「misonoはまだまだ戦えるな」って感じたんですよ。「まだ何にも諦めてない」って。実際あの曲にはそういう想いを込めて歌っていた感じですか?

misono:そうですね。本当に迷路の途中だったし、自分自身の事を知れてなかったと思うんですよ。自分の事も、音楽の事も分からない。分からない事だらけでやってきて。でも「休止」ってなって「今1番言いたい事は何?」って言われたらやっぱり「まだ通過点だ」って事をすごく言いたかった。諦める事は楽になれるし、すごく簡単だけど、でも「自分が諦めてどうなんだろう」って思って。ファンのみんなに失礼だと思うし、「まだ何も伝えられてない」って思ったんですよ。
ただ「このまま辞めちゃうんだろうな」って思った時期もありました。「気持ちはこんな感じだよ!」って言える歌詞が『Pride』で出来上がった反面、「何も決まってないしな」って。そう思ったけど、でも「ここで自分が諦めたら本当に何もなくなる」って思って。「自分だけは、自分の事を信じてあげたいな」って思ったから、まだここで終わっちゃいけないって。「1%でも確率があるんならそこに賭けてみたい」っていう前向きな自分がまだ居てくれた。

−−そうして、休止中に作詞作曲の能力だったり、色んなスキルを身に付けてソロデビューをするわけですけど、ソロデビューをしてからしばらくの間っていうのは、心境的にどんな感じだったんですか?

misono:day after tomorrowのときは、悲しみやツラさとかを分けてきたんですよ。みんなで壊してきた壁を、今度は1人で壊さなきゃいけなかった。悲しみやツラさは全部自分で抱えなきゃいけないし、本当に最初は大変だったんですけど・・・でも全て自分のやりたい事をやらせてもらえたんですよね。全部投げかけてきてくれるというか、発言させてくれるというか。あらゆる打ち合わせに参加できた事がすごく自分は嬉しくて。今までは土台が作られてて、その上で担がれてた感じで。みんなが肩を痛めながらしんどい思いをして、その上で担がれて、ワッショイワッショイって街中を歩いてたと思うんですよ。
でもやっぱりそれじゃダメで、自分を担ぐ御輿作りからmisonoが参加して、スタッフと一緒になって話し合う。例えば「じゃあどんな曲やりたいの?」って言われたら、「この曲が良い」ってデモ曲から選んだり、アレンジの途中段階を聴きに行ったりとか、アレンジにも参加させてもらったりとか、全てに参加したんですよ。そんな風に土台を自分で作る事が出来たから、「あー!ここヒビ入ってるやん!」って言いながらも、自分で固めに行けた。だから、今までは見えなかった汚い部分や怖い部分も含めて今は全部見える。全部自分が関わってるから、全部放っておけないし。だからスタッフと話すのもすごく楽しいんです。

やっぱり土台が途中で崩れてしまうときとかあるんですけど、でも「もう1回やろっか」って言いながら出来るのがすごく良いと思うんですよね。そうやって、「何であかんかったんやろ?」「何があかんかったんやろ?」と考えたら「今までの紙粘土をやめてもっと強い素材で作ろうよ」って発想になる。やっぱり失敗すると次の成功に導かれるから、失敗してすごく良かったって最終的に思えるんですよ。今までは失敗を隠してきたけど、今はもう「ごめん」って言いながらやり直せる。それで次成功すれば「あ〜1回目に分かって良かったな、あんな早い時点で分かって」って思える。「もし2年後にこれやってたらヤバかったよな」って。だから今は失敗も「ありがとう」って言えるっていうか。

−−そんなmisonoの更なるターニングポイントになったと思われるのが、MTVとのダイエット企画番組【Girls meet Beauty】

misono:【Girls meet Beauty】は、ダイエット企画だったので、みんなからすごく「可哀想」って言われてたんですよ。例えば「四六時中カメラ付いてるの?私だったら絶対無理」とか言われてたんですけど、自分的には「3ヶ月間どうでした?」って言われたら絶対ツラかったって言葉は出なくて、「密着してもらえるってめっちゃ嬉しいやん」って。しかも今まで出れなかったMTVさんでやれるってところだけで、もう「やりたい!」って思ったので。

でも一番大変だったのが、歌手としての活動と22歳の女の子としてのダイエットの両立。要は優先順位が付けられないんですよ。「一番大事なの何?」って言われたら痩せる事も大事だけど、歌詞書いて良い作品を残すことも大事。そんな中「規則正しい生活をしなさい」ってダイエットでは言われる。ダイエットをする22歳の女の子のmisonoは、8時に起きて、朝食、昼食、夕方には夕食と、3食摂って、エステに行って、ジム行って、12時には眠りましょうと。でもそれを歌手のmisonoに「出来る?」って言ったら「えっ?12時から今日歌詞書かなあかんねん」って。歌詞書いて朝の7時とかになって、それから寝たら8時に起きれない。そこの両立は本当に難しかった。

だけどね、基本的には、もう「全部見て見て」みたいな。曝け出す事でみんなの信頼を取り戻せると思っていたから。まずday after tomorrowのときに1回太ってしまった事でみんなの期待を裏切ってしまったと思うし、「休止中、ソロ活動までに痩せろよ」って言われていたのに、ポッチャリしたまま戻ってきてしまったっていうので2回裏切ってるし、ファンの子も裏切ってしまった。やっぱり「あの頃は可愛かったのに」って思った人も居るだろうし、太ってしまったからファン辞めちゃった人もいっぱいいるだろうし、そうやって裏切ってしまった人達から、痩せる=結果を出す事で、もう一度信頼してもらえるのなら「やりたい」って思った。何キロか痩せるだけでみんながもう1回戻って来てくれるなら、それを「ツラい」なんて言っちゃいけないなって思った。こんな幸せな環境にいるんだから。何回も裏切ってしまって、何回も信頼を失ってきたのに、ラストチャンスを与えてもらったから「本当幸せやな」って思ってた。だからこそ3ヶ月間乗り越えられたんだと思う。

−−なるほど。

misono:自分が変わらなきゃ環境は変わらないし。誰かの心まで届く作品を作るには、心から曝け出せる何かがないといけない。じゃないと、みんな付いてこないだろうなと思います。結局【Girls meet Beauty】も、綺麗事で完璧に、いつもニコニコしてたら、みんな「嘘や」って疑いの目で見て、終わった後に「私もダイエット頑張ろう」って言ってくれなかったと思うし。女の子からのメッセージがすごく増えて「私もあの番組見てダイエットしようと思いました」ってキッカケになれた事がすごく嬉しいんです。例えば、ファッション雑誌とかのモデルになりたくても「どうせ生まれ持って背が高くて、綺麗な人しか出れないんでしょ」って思っちゃう人はたくさんいると思うんだけど、「人ってその気になれば何でも出来るんだよ」って事を知って、変わっていってくれるのなら、あの企画はすごく意味があったなって。

−−そういう意味でも、misonoにとってものすごく大きな3ヶ月間になったと。

misono:本当にあの3ヶ月がmisonoの人生の分かれ道でしたね。


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