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−だいぶ歌声のイメージとは違いますね(笑)。

myu:(以下m):よく言われます(笑)。

−歌のイメージからするともうちょっと大人っぽい感じですよね?

m:大人っぽそうとよく言われるんですけど、とんでもございません!はい(笑)。

−先月25日にメジャーデビューしたわけですけど、最初に今の心境を聞かせてもらえます?

m:今の心境はとりあえず実感がないんですよ。出来上がったパッケージ見ても、この人誰だろう?みたいな…(笑)。実感全然ないですね。もうとりあえず楽しくて頑張ろうみたいな。

−ショップ行って自分で買ったりする?

m:自分で買いますよ!レジに持っていって店員さんに「これ良いっスよ」って宣伝して(笑)。

−「myu:」って名前は最後に「:」が付いていますけど。

m:これは・・・。「myu:」をデビューまで導いてくれたある男の人がいるんですよ。その人は摩訶不思議な人で、仙人って言っているんですけど(笑)。京都の人なんですけど、その人がmyu:って付けてくれたんですよ。「おまえの名前はmyu:や!」って付けてくれて。その時に違和感を感じず「あ…myu:か。」ってみたいな感じて、もうなんか普通に自分はmyu:ってなっていったんですけど。ちゃんとした由来はmusicのミューの発音記号がmju:で、それだと全世界で呼んでもらえたりするので。

−別に本名がミューってだからという訳では。

m:ああ、違いますね。myu:って感じの顔してません?myu:って(笑)。

−うん(笑)。してますね。その名をもらったのはいつ頃なの?

m:それは16歳のときですね。京都の仙人に逢ってすぐに名付けてもらって。だから、myu:になってからもう3年くらいですかね。

−その仙人とは何がキッカケで出逢ったの?

m:すごい巡り逢わせなんですよ。16歳の頃に大阪でとあるコンテストがあったんですよ。それはグランプリを穫ると賞金10万円を貰えるっていうコンテストで、お父さんが車に乗っててラジオで告知みたいなのを聞いたんですよ。それで電話してきてくれて、その時はデビュー出来るっていう話はなかったんですけど、「10万円だぞ」って。めっちゃ熱くなって電話かけてきてくれて、それでmyu:も「10万円っ?それ良い!」って(笑)。それで出たらグランプリ貰えて、10万円貰えて、みんなで焼き肉食べたり、自転車パンクしていたのを直して、すぐなくなったんですけど(笑)。その10万円を使い終わった頃に、コンテストの審査員として私の歌を聞いていてくれたのが仙人なんですけど、声をかけてくれて「一緒に音楽頑張ってみいへんか?」って言ってくれたんですよ。ただ、すんごく見た目が怪しくて人間の域を超えてるみたいな感じな人で、宇宙服みたいなのを着ていたり、かと思ったら寒い時期にアロハ着ていたり、めっちゃ不思議な人で(笑)、正直悩んだんですよ。でも、一度ご飯を一緒に食べてゆっくり話す機会を貰って逢ってみたら、すごい良い人で、仏さんみたいな人やったんですよ。だからお願いしようって思って「お願いします。」って言ったところから、京都で2・3ヵ月位ストリートライヴやらせてもらったりしたんです。それで、その人がなぜか尾崎亜美さんと知り合いで、紹介してくれてプロデュースしてもらうことになって、東京に出てきたんですよ。それで今に至るっていう感じですね。

−今回のデビューのキッカケを与えてくれたのも!

m:仙人!不思議な仙人(笑)。

−今でも交流はあるんですか?

m:ありますね!たまに電話がくるんですけど凄いんですよ。頭の回転が速いせいですかね。問いかけられたことにmyu:が考えてから応えようとしていると、もう話題が変わってて、ワーって喋って、「ほんじゃなっ」て感じで終わったり(笑)。でも凄い応援してもらっていて、「体大丈夫か?」とか電話してきてくれたりして、今も変わらず気にかけってもらってます。

−そもそも歌に目覚めたのはいつ?それも仙人と出逢ってから?

 尾崎亜美プロデュースの新人女性シンガー“myu:”。初めて彼女の歌声を聴くこととなったデビュー作『The World Is All Changing』からは、“王道”という言葉がすぐに浮かび上がった。確かに最近この“王道”を突き進む女性シンガーは少ないと思うのだが、正直言って“王道”かどうかなどにあまり興味は湧かず、自分が興味を持ったのは歌声そのものから感じられた“温かみ”だった。弱冠19歳の女の子でありながら、聴くものを歌唱力で圧倒すると言うよりは、心を込めた歌声で“温かみ”を感じさせてくれるシンガーが誕生した・・・この事実が何よりも嬉しく、何よりも微笑ましかった。そして、インタビュー当日、ある程度の大人っぽい19歳を想像していた自分の前に現れたのは、若さ溢れる元気いっぱいの“弱冠19歳の女の子”そのもの。しかし、話が進むに連れ、その愉快で可愛らしいキャラクターの中身にはしっかりと、デビュー作『The World Is All Changing』から感じたmyu:が存在していることに気付く。久々に人間性そのものに魅力を感じる女性シンガーが現れた!と感じる内容のインタビューとなった。9月25日にリリースされたばかりの彼女のデビュー作と共にこのインタビューを楽しんでいただきたい。

対談

myu:
×
Tetsuo Hiraga

myu:
DEBUT SINGLE
「The World Is All Changing」

01. The World Is All Changing
02. Let me feel you more
03. Brand New Sky
04. The World Is All Changing(Instrumental)

2002.9.25 in STORES
DEBUT SINGLE/BVCS-29060/
\1,260(tax.in)

(C)BMG FUNHOUSE 2002
http://www.bmgjapan.com/_artist/info.php?id=1328


このCDを購入、
または過去の作品を知りたい方は
こちらまで

m:それは14歳の時で友達とオーディション番組を見ていたんですよ。そしたら大阪オーディションの告知があったんで、友達とノリで受けに行ったんですよ。そしたらなぜか順調に残って、最終診査の時に初めてステージに立たせてもらったら凄い楽しくて、聴いていてくれる人たちも凄い真剣に聴いてくれて、楽しそうにしてくれたり、「頑張って!!」みたいな声援を送ってくれたりして、その時に「自分に人に何かを伝えられることが出来るんや」って。それから家に帰ってお父さんに「歌手になるわー」って言って(笑)。それから、働きながらオーディションを受ける生活をしてて、例のコンテストで仙人に出逢った感じです。

−親とかの反対はなかったみたいですね。

m:全然反対とかはなかったですね。「やるわー」って「言ったら、「おーそうかーガンバレー」みたいな感じ。ずっと応援してくれてます。

−そのくらいから将来は歌うことを仕事にするんだって思って。

m:するんだって感じより、「あっ!なろう!」みたいな、「そしたら歌おう!」みたいな(笑)。

−それ以外の人生は考えられない?

m:考えていなかったですね。

−なるほど。プロデューサーは尾崎亜美さんですけど、初めて出逢ったときの印象って覚えてます?

m:めっちゃ申し訳ないんですけど初めに名前を聞いたときに知らなかったんですよ。「なんの人なんだろう?」って思いながら逢わせてもらったんですよ。そしたら何かオーラを醸し出していたんですけど、「あれ?なんかいい人そうや」って思って。そこで、myu:がストリートのとき良く歌っていたカバー曲を歌わせてもらったんですよ。ただ、マイクの使い方とか全然知らなかったんで、色々指導してもらって。あと凄い印象に残っている言葉が、「10で評価すると10割のうち9割出来てない方が多い。でもあとの1割が凄い輝いていて、何かに変身しそうな1割を持っている」って言ってくれたんですよ。それでプロデュースしてもらうことになって、その日は帰ったんですけど。その後どんな人か知って・・・。

−その時はどんな曲を歌ったの?

m:その時はセリーヌ・ディーオンさんの「TO LOVE YOU MORE」を歌いました。

−その後、尾崎亜美さんの曲とか聴いたりした?

m:そうですね。プロデュースしてもらっているうちに色んなの知っていって、「この曲作っていたんだ、こんなことする人なんだ、凄い人ねんや」って分かっていって、ただ、プライベートで凄い仲良くしてくれているので、仕事は仕事で厳しくしてもらって、プライベートはプライベートで優しくしてもらってます。

−出逢ってから今日のデビューに至るまで、尾崎さんに色々教わりました?

m:ボイストレーニングみたいなことはあまりしなくて、1曲もらってそれを歌い込んだり、「歌詞の内容はこういうことだよ、歌詞はこういうためにあるんだよ」って教えてもらったりとか。

−その期間も音楽活動はしていたの?

m:レコーディングさせてもらったり、尾崎亜美さんのイベントでちょっと歌わせてもらったりして。

−そして先月のデビュー作。

m:はい。ついに来ました。

−レコーディングメンバーは僕からすると凄い人たちだなって。

m:みたいですね(笑)

−「みたいですね」って感じですか(笑)。

m:面白くて!初めての経験ばかりじゃないですか。レコーディングとかも。ドラムとかも上手いお兄ちゃんだなって、面白いこと言い張る人やなーとか、そんな感じで(笑)。凄い面白くて良い人でめちゃめちゃ楽しくやらせてもらってたんで。後々凄い人とは知ったんですけど、肩に力が入ることもなくみんな仲良くしてもらって、良いお兄ちゃんやなって。でも、凄い人たちなんですよね(笑)。

−この凄いメンバーにはどんな経緯で参加してもらうことになったの?

m:やっぱり尾崎亜美さんがプロデュースしてくれてるっていうので、みんな歌を聴いてくれたりして。

−アルバムでは高橋幸宏さんも参加しているんですよね。

m:はい。

−前もって知らなかったんですか?

m:知らなかったです(笑)。みんな後から知ったんですよ。「ライディーン」・・・携帯に入っているこの音みたいな(笑)。

−運動会とかで使われていたり。

m:そうそう。後で全部知って。一緒に普通にご飯食べてましたよ、何も違和感なく(笑)。ただ、みんなの高橋幸宏さんに対する視線が違うっていうのが分かったんですよ。それでも普通に仲良くしてもらって。

−既にアルバムも完成しているんですか?

m:うん!そうなんですよ!11月6日に出るんですけど、これがまた良くてね(笑)。メチャメチャ良いんですよ!もうね、初めから最後まで聴いても絶対飽きない感じですね。これがまた良い(笑)!

−楽しみですねぇ。

m:楽しみにしていて下さい!

−そのアルバムも含め、知らなかったとはいえ、大先輩に囲まれての制作は色々勉強になったんじゃないですか?

m:もの凄くなりましたね。myu:が歌うために色々考えて演奏してくれたりとか、あったかく演奏してもらってるのを見させてもらっているんで、歌ったときにその笑顔とか浮かんできたりとか、「自分だけで歌っているんじゃないねんな、そういう人たちの演奏があったり、考えていてくれることがあったりして歌えるねんな」って思ったり。そういうのが歌の中に出たりするんですよ。

−確かに聴かせてもらった「The World Is All Changing」の収録曲からはあったかい感じがしましたね。

m:色んな人に支えてもらっているのが良く出ているんで、それが声の温度になっているんだろうなって。

−未体験のレコーディングということで、歌入れの時は戸惑ったりした?

m:なかったですね(笑)。とりあえず楽しく歌おうみたいな感じで。初めに「The World Is All Changing」の曲を頂いたのは17歳の時だったんですよ。だから初めて自分の曲になるっていうので、「どう歌っていいのかな」って悩んだりもしたんですけど。「自分ってどういう歌い方するのかな?」って、そういうのが全然分からなくて、歌ってみたときに誰かの真似しているみたいやったり、自分の中から出てるものじゃなかったり。でも、レコーディングの時にはもう吹っ切れてて、演奏してくれている人達も楽しかったんで。そのまま楽しいノリで。「じゃ!歌いまっせ!」みたいな感じで(笑)。

−一度、厚生年金会館で歌ったんですよね?

m:去年の12月5日に尾崎亜美さんの25周年ライヴで歌いました。その時に亜美さんが「アミフォニック」というアルバムを出してたんですけど、高橋幸宏さんとか色んな人とコラボレーションしているのが1曲1曲詰まっているアルバムやったんですよ。それに参加した人が集まったコンサートをやって、そこに出させてもらったんですよ。初めて大きい舞台に立たせてもらったんで、楽しく歌って楽しく騒いで。

−特に緊張することもなく?

m:ある程度緊張はあったんですけど、凄い楽しくて、コーラスとかもやらせてもらったんですけど、良い勉強になったりして。自分で歌うのとコーラスってちょっと違ったりするじゃないですか。

−その時は「The World Is All Changing」を歌ったりはしなかったの?

m:はい。その時は「アミフォニック」の中に杏里さんと尾崎亜美さんがデュエットしている曲があったんですけど、杏里さんが同時多発テロ事件の煽りでニューヨークから戻ってこれなくて、その変わりにmyu:が歌わせてもらったんですよ。で、私が一緒に歌わせてもらったんですけど、その曲の歌詞が「凄く頑張っている姿を私は知っているよ、耐えきれないのも分かるけど、自分もそういうことを経験してきてて、きっとそれに乗り込むと新しく生きれたりするんだよ」みたいな内容で、その時のmyu:にハマっていて、歌いやすくて自然と良い感じに。

−デビュー曲「The World Is All Changing」が完成したのはいつ頃?

m:17歳の時に1回録っているんですよ。それは今のバージョンとはアレンジも違って。それを変えた理由は、最初に尾崎亜美さんがやりたかったアレンジが17歳のmyu:では出来なかったんですよ。そのまま17歳のmyu:で出来ることを一生懸命録ったのがあったんですけど、2年間色んなこと勉強させてもらうと、やっぱりmyu:の歌のテクニックも、歌に対する考え方、歌詞に対する考え方も変わって来て、19歳のmyu:で出来る事をしようってことになって、尾崎亜美さんがやりたかったようなアレンジにしてもらって、19歳のmyu:は「こうです。」ってので録り直したんですよ。これは結構最近ですね。3・4ヵ月前位前に出来あがった。だから「The World Is All Changing」は2年間がビッシリ詰まっている。乗り越えられないものにブチ当たっても、みんなに支えてもらって、乗り越えられた自分が凄く出るんですよ。声の温度というかね。だからもう、myu:の2年間の思い出や想いが全て詰まっている曲なんですよ。ほんまこの曲でデビューできる事って凄い幸せやなって思ってて。

−乗り越えられないものにブチ当たった時もあったと言ってましたね。それはやっぱり歌の部分で?

m:尾崎亜美さんが歌のことで教えてくれた中で一番覚えているのが、「歌の中にあるフェイクとかが、何であるか分かる?」って聞かれたんですよ。私はただ単にそこにメロディが引っ付いているので当たり前にあるって思ってたんですけど、その時に教えてもらったのが、「例えばメロディだったり歌詞の内容だったりとかが自分の中に気持ち良くなったとき、その想いを引き続いて叫びたくなって出てくるものなんだよ」って教えてもらったんですよ。それで自分は全然そういうのを考えんと、当たり前に歌っていたんで、それを教えてもらって歌った時に全然違ったりしたんですよ。それまでは、ぶっきらぼうのまんま歌ったりしていたときに、どうしたらいいんかな?って悩んでいたんで、それを教えてもらったのが一番大きかったかもしれないですね。

−昔のバージョンと今のバージョンじゃ自分が聞いても違う?

m:かなり違いますね。昔のは昔ので17歳の時なりに何かを表現しようとしてるんですけど、その何かが結構分かりにくかったりして、今はそういうのもハッキリしているんで、やっぱり違いますね。ほんま2年間くらいで凄い歌に対する考え方が変わって。逆に17の時に出てきて直ぐにデビューにならなくて良かったって思って。

−その「The World Is All Changing」ですが、タイトルにはどういう意味が込められているの?

m:これは「世界の全てを変えてみせる」っていうような意味なんですけど、そんな意味も込めつつ、myu:が伝えたいのは、この歌詞の世界に感じ逢える人がたった一人でもいる事を感じて、それは素晴らしいことなんだっていう、殻から自分が抜け出すときの痛みは後々に繋がっていくみたいな。だからすごい落ち込んだり、行き詰まった時とかに、この曲を聴いて前向きになれたりとか、ちょっとでも気持ちが晴れたり、自分が歌う事によって伝えれたらいいなって思って。「世界を変えたい」っていうのもあるんですけど、聴いてくれている人の心の中をちょっとでも変えれたらって想いもあって、壮大は壮大なんですけど、心の中の事も凄い大事に歌ってて。

−歌詞の意味とかは考えて歌う?

m:そうですね。染みついている歌詞なんですけど、自分の言葉として出ているような感じで、myu:がこっちに出て来て2年間ちょっとで感じたことそのものを書いてあったりするんですよ。だから歌っている時に「これ、自分もそうやな」とか。だから表現って言うよりも、“自分の中から出ている”っていうほうがピッタリはまっている感じですね。

−この曲はmyu:さんにとって一生モノ?

m:そうですね!もう宝物です。他の曲も大切にしていきたいんですけど、これは凄く思い出が詰まっていて、myu:そのものなので。

−デビュー作には、あと2曲収録されていますけど、「Let me fell you more」はどんな思い入れがある曲なの?

m:これは初めて聴いたとき17歳だったんで、ちょっと私には大人だったんですよ、歌詞の内容が。自分が経験したことのない内容だったんで、自分の中に歌詞が入って来なかったんですよ。その曲を作ってくれて歌詞を書いてくれているのが、ごとうゆうこさんなんですけど、「どうしても自分の中で解釈ができへん」て話したんですよ。それがレコーディングの歌入れの時で、そしたらごとうゆうこさんが歌詞の頭から最後まで読んでくれたんですよ。この主人公の女の子はこういうことを思ってて、でもこういうことが出来なくって苦しいんだよって、丁寧に話してくれて。その時に、この曲は男の人と女の人が恋愛をしてる曲なんですけど、それが友達に会えなかったり、お父さんに会えなかったり、兄弟に会えなかったりっていうのがダブって、自然と涙が出てきたんですよ。「あっ!さみしかったんや」って初めて思って、歌詞の力って凄いと感じて。涙が止まってからブースに入って歌ったら全然違くて、自分なりに解釈して自然に歌うことが出来て。この曲はこの曲で歌詞のことについて印象深くて勉強になったのが、メッチャ思い出ですね。

−それまで詞を読んで泣いたことは?

m:なかったですね。感動したりはあったんですけど。この時は、泣いてるってことが分からないくらいホワーって出てきたんですよ。そういう感覚は初めてでしたね。

−「ごとうゆうこ」さんてどういう方なんですか?

m:この人はね、お酒が好きでよく酔って夜中とか電話かけてきて「myu:ちゃん何してるの〜?」って感じの人なんですよ(笑)。もうすっごい良い人なんですよ!この前も、ご飯食べに行ったりして、その後普通に家に泊まらせてもらって、ほんま仲良くしてもらってるんですよ。相談とかあったりすると、「ゆうこ姉そっち行っていい?」って、泊まりに行かせてもらって話し聞いてもらったりとか、ほんまにね、何も気を使わなくていいっていうか、自然とそこに居させてくれる人なんですよ。こういう人だから良い詞が書けたりするのかなって。尾崎亜美さんもそうだったりするんですけど。今度も動物園みたいなとこ行く約束してて(笑)。

−友達みたいな感じだね。

m:そうですね。年は離れてるんですけど、全然それを感じなくてメチャメチャ良い人なんですよ。

−詞を書いてもらう上では、今後もごとうさんに?

m:うん。ずっと一緒に。ごとうゆうこさんも私のデビュー作で、作詞・作曲デビューするんですよ。だから生意気な言い方になるかもしれないんですけど、同じところからスタートしていくみたいな。尾崎亜美さんから、一緒に色んなこと勉強していってたりするんで、そういう面では色々質問しやすくて、「ここ歌う時、どんなふうに感じて歌うんやろ?それがちょっとわからんからちょっと教えて」みたいな感じで(笑)。

−完全にパートナーですね。

m:うん。ほんま良い人なんですよ。お酒呑んだら面白いし(笑)!

−3曲目「Brand New Sky」ですけど、このナンバーでは詞を共作しているんですよね。作詞の経験とかって今まであったの?

m:17歳の時かな?myu:が初めて書いた詞って、堅かったり変に詞を書こうとしてたりしていて、それを一通り尾崎亜美さんに見てもらって「ここはこうした方が伝わりやすいよ」って教えてもらって、直して出来た曲とかってあったんですよ。で、なんでmyu:が一緒にやらせてもらったかと言うと。実は、ごとうゆうこさんが初めに歌詞を作っていてくれていたんです。「葉っぱのフレディー」って絵本があるじゃないですか。あれをmyu:が知らなくて、初めてそれを「凄く良いよ」って薦められて読ませてもらったんですよ。そしたら自然と涙が出てきて、その葉っぱのフレディーくんが散っていくことに凄い共感を覚えたんですよ。散っていった時に今まで自分の居た場所とか、橋の向こうの景色とか見て、幸せな気持ちで葉っぱのフレディーくんはなくなって、新しい葉っぱが生えるみたいな。当たり前に起こっていることが、切ないなって自然と涙が出て来て。それで「Brand New Sky」は、その葉っぱのフレディーくんのことをテーマに歌っている詞だったんです。それで、凄い良いなって思って歌わせてもらっていたんですけど、葉っぱのフレディーくんを読んでいない人はきっとわからへんやろうなって思って。それで「myu:の言葉やったりそういうのでちょっと直させて」って頼んだら、「言葉に想いを込めやすくmyu:が直してくれる?」って、ごとうゆうこさんが言ってくれたので、想いを込めやすいように直させてもらって、2・3ヶ月くらいかけて出来た詞なんですよ。だから、葉っぱのフレディーを人間に置き換えるっていうので、勉強になったなって。

−アルバムでも詞は書いてたりしているんですか?

m:そうですね。11月6日に出るアルバムでは5曲かな。一人で完璧に書けた詞とかはないんですけど、自分の言葉で歌うのも大事なことだなって。そういう違いをスッゴイ感じたんで歌詞はどんどん書かせてもらいたいなって。

−今はどういうスタンスで書いているんですか?

m:暇な日とか公園に行ったりするのが好きなんですよ。公園に行って勝手におじいちゃん、おばあちゃんを見たりして、「何か幸せそうやな、将来はこうなりたいな」って書いてみたり、カップルがいると、仲良さそうにしてたり喧嘩していたりするじゃないですか。そういうのを見て、「きっとあの男の人はこう思っているな」とか、「女の人はこう思っているな」とか勝手に想像して書いてみたりとか、あとは普通に電車乗っている時にパッと出てきてそれを携帯にメモったり。そんな感じですかね。

−人間観察が好きなんだ?

DEBUT ALBUM
「as you are」

01.As You Are
02.Innocent Flower
03.Dear Angel
04.The World Is All Changing
05.高い空の記憶
06.Brand New Sky
07.VANILLA
08.手に
09.Misty Blue
10.その中に僕がいる
11.君がいない
12.君がいない(Instrumental)

2002.11.6 in STORES
BVCS-21030/\3,059(w/tax)

(C)BMG FUNHOUSE 2002
http://www.bmgjapan.com/_artist/info.php?id=1328

このCDを購入、
または過去の作品を知りたい方は
こちらまで

myu:

m:そうなんですよ!歌詞を書くとき、人間観察していると結構楽しいんですよ。「あっ!めっちゃ幸せそう!」とか(笑)。

−もしかしたら、どこかの誰かが・・・。

m:歌詞の内容になっているかもしれないです。気づかないでしょうね(笑)。

−今回のデビュー作は、myu:さんにとってどんな作品と言えますか?

m:2年間のmyu:が17歳の時に感じたこと、18歳の時に感じたこと、19歳の時に感じたこと、全部詰まっていて、自分が歌うことに色んな人が支えてくれているって凄いことじゃないですか。そういうのが歌の温度に出ている作品なんですよ。だから17歳から19歳まで全て詰まっている作品で、ずっと何年も何年も歌っていきたいですね。

−せっかくのデビューのタイミングなので最後に目標を。

m:デビュー前に京都でライヴしていた時に、一番前に座ってくれていたベビーカーを隣に置いていた女の人がいて、やんちゃな子と一緒だったんですよ。でも凄い楽しそうに聴いてくれて、その人に向かって歌ったりしていたんですよ。で、終わって控え室みたいなところに戻ったら例の仙人が、その女の人からmyu:宛の手紙を貰ってくれてたんですよ。そこに書いてあったのが、名前が間違えてたんですけど「ミユさん」って(笑)。でも、「歌が凄い良かったです。感動しました。声の温かさに凄いひかれました。こらからの活躍を楽しみにしています。」ってお子さんの名前も書いていてくれて、たまたま持っていたパンをくれたんですよ。「美味しいとこのパンなんで食べて下さい」って、そのパンがスッゴイ美味しくて忘れないんですけど、その時は嬉しかったですよ。そういうの初めてだったんで。「嬉しいな」って、「こういう人に支えられてんのや」って思って、だからそういう人が居てくれるんやし、これからプロとして厚生年金とかで大人数の人の前で歌わせてもらっても、「たったひとりのあなたのために歌っているんですよ」って気持ちを忘れずに歌っていきたいんですよ。自分の中からも魂込めて、自分の想いとして届けたいっていうのがあって、そういう気持ちをずっと忘れずに、どんどん良い方向に成長していけたらなって思ってて。初心忘れるべからず(笑)!!

◆「myu:ライヴについて語る!」◆

−ライヴは好き?

myu:(以下m):ライヴ凄い大好きなんですよ!

−前に厚生年金でやったんですよね?あそこは人はどれくらい入るんですか?

m:二千二百位ですかね?楽しかったですよ〜!メチャメチャ!

−みんなに見られている中で歌うと全然違いますか?

m:基本的に一人で歌っていても楽しい人なんですけど、デビュー前に京都でライヴをやらせてもらっていた時も、1人とか2人とかの前で歌わせてもらっていたんで、その人が良い顔で聴いていてくれてたり、「頑張って!」って言ってくれたりしたのが励みになったりしたんで。それがちょっと増えてんなって感覚なだけで、自分の中から出て来るものは変わらないって感じだったんで、楽しくいつも通り。

−ずーっと昔からそういう性格なんですか?

m:そうですね。でも、何かをキッカケでコロッと変わったのはあるんですよ。初めて書いた詞で自分の事を書かせてもらって「自分は昔こういう人だったけど、こういうことがあって、乗り越えられたからこうなれた」みたいなこと書いてて、「myu:はこういう人です」って感じの、名刺みたいな詞になっているんですよ。「初めは従うことで誰かに合わせて自分を隠してた。でもそういうことでは何も生まれなくて、手を広げて風を感じてみたら色んなことが楽しく見えてきたよ、あなたも怖がらずにもっと前を見て」ってみたいな詞で。昔は何か自分を隠してしまうみたいな、人に合わせてしまうみたいな所があったりしたんですけど、何かをキッカケに変わったんですよ。コロッっと。歌ですかね、やっぱり。

−表現するようになって。もう天性だね。

m:ありがとうございます。(笑)

Interviewer:Tetsuo Hiraga