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小谷美紗子 インタビュー

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  アルバム
『Odani Misako Trio』

2008.08.27 RELEASE
[初回限定盤(CD+DVD)]
UMCK-9236 \2,500(tax in.)


01.Out
02.How
03.Who -08-
04.雪でもいい
05.照れるような光
06.春遅し
07.楽
08.mad
09.YOU
10.Rum&Ginger
11.消えろ
12.雨音呟く
 
  [通常盤(CD)]
UMCK-1271 \2,000(tax in.)



 
   
   
   
   
Interviewer:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
 
 
   
   今から約3年4ヶ月にリリースされたアルバム『adore』の制作からスタートした、玉田豊夢(dr)&山口寛雄(ba)とのトリオ編成による音楽活動。小谷美紗子がセルフプロデュースをしていく上で選択したそのスタイルは、彼女の音楽により深く、そして広大なスペースを与えた。更には「天狗になってる」と自覚するほどの(笑)自信を与えた。そしてテレビ朝日系ドラマ「ゴンゾウ〜伝説の刑事」の主題歌のオファーに、今回のトリオベストアルバム『Odani Misako Trio』のリリースという、美しい流れ。ひたすらに良い音楽を追究した結果として、より多くの人にその音楽を聴いてもらう状況が生まれるなんて、最高である。その最高への経緯を本人に聞いた。
 
−−お久しぶりです!『adore』のインタビュー以来、約3年4ヶ月ぶりになるんですが、あのアルバムで始まったトリオ編成。もう最初からこれだけ長く続けるつもりだったんですか?

小谷美紗子:はい。そのつもりでした。

−−バンドへの憧れみたいなものは以前から強くあったの?

小谷美紗子:憧れはないですけど、単純に1人じゃなくていいなって。ただ、今も「バンドらしくしよう」みたいな意識はないです。自分で書いた曲をやりたいようにやるだけっていう。

−−そこの部分って『adore』以降、より自由になりましたよね。

小谷美紗子:単純にそれまではアレンジャーとかプロデューサーがいたので、その違いじゃないですかね。『adore』以降は、アレンジャーもプロデューサーもいなくて、ミュージシャンと一緒に作っていく形になったので。どっちが良いかって言ったら、どっちも好きなんですよ。でも大変なのは今の方ですよね。もちろんその分、やり甲斐はあるんですけど。

−−小谷さんて確か『night』と『adore』の間に「CD出せない!」「これは私が動かなきゃいけないのか?」といった葛藤を経験してますよね。そこで「何も変わらないなら変えてやれ」精神を手に入れたことも、今の小谷美紗子の環境を作り上げるキッカケになったんじゃないですか?

小谷美紗子:そうですね。やっぱりメジャーとインディーズって違うじゃないですか。表向きが違わなくても、作業スピードも全然違うし、関わってくる人も違うし。ただ、インディーズの方がスタッフが少ない分、ギュッとコミュニケーションが取れるし、音楽を作る上で本来こうあるべき姿というか、音楽にとって良い環境だなって。あとは、それまでメジャーという世界で私を守っていたバリアみたいなものがなくなったことが今の状況や環境を作ったんだと思います。それによってイベントとかにも呼んでもらいやすくなったりとか、いろんなイベントに出ることで「小谷美紗子って聴いても大丈夫なんだな」って若い子とかに思ってもらえたり(笑)。

−−どういうこと(笑)?

小谷美紗子:聴いたら落ち込むイメージだったけど、実際聴いたら意外と大丈夫だったみたいな(笑)。

−−確かにここ数年で、ライブの在り方が大きく変わっていきましたよね。それによってシーンにおける小谷美紗子の立ち位置というか、見られ方も変わって、対バンする相手のカラーも変わっていって。

小谷美紗子:それは、eastern youthのライブ【極東最前線】に出たことが大きかったと思います。「小谷美紗子ってこういう人とも出るんだ」って知ってもらえたし、そこでのライブの内容の評判がすごく良かったんですよね。それによって周りのスタッフとかも「あ、こういうイベント組んでいいんだ」みたいな。あれが草分けでしたね。

−−その変化の真っ最中に行った、『adore』のインタビュー時の小谷さんの印象って「嬉しそう」とか「幸せそう」って感じだったんです(笑)。今思えばあれは、ずっと探していたものを手に入れたり、これから新しいことが始まっていったりすることへの喜びの表れだったのかなと。

小谷美紗子:そうですね。それまでは自分がちょっと遠いところにいたんです。プロデューサーやアレンジャーを通すことで、ライブでもレコーディングでも直接自分で何かに触れている感覚が弱くて。でも『adore』ぐらいから、直接、同世代のミュージシャンと関わるようになって、何の恥じらいもなく分かんないことは「分かんない」と言うし、嫌なものは「嫌」って言うようになった。壁がない感じ。

−−ただ壁を無くせば無くすほど、自分の責任は大きくなるし、単純にやることが多くなりますよね。

小谷美紗子:そこはもう「やるしかないな」って感じで。例えば、昔だったら譜面とかもプロの人が綺麗に清書したものがあったんだけど、今はそれを自分が書かないといけない。それまでは自分のための譜面だけあれば良かったのに、今はベースもドラムもエンジニアも見れる譜面を書かないといけない。そういう面倒くさいことはいっぱいあるんですけど、でも「楽しい」っていうことと、レコーディングのスケジュールが毎回タイトだから「しんどい」って言ってる暇がなかったので。

−−じゃあ、トリオ編成になってからの3,4年は凄まじい勢いで駆け抜けていった感じ?

小谷美紗子:駆け抜けたと思いますよ。メジャーで活動していた頃より忙しかったんじゃないかな。イベントとか夏フェスにたくさん出させてもらえるようになったんで、いつも気付いたらレコーディングの時期になってて。で、それをリリースしたらまたすぐにイベント出て。

−−それだけタイトな日々の中で、玉田さんと山口さんとの付き合い方とか接し方も変わっていきました?

小谷美紗子:ダウンタウンの松ちゃんと浜ちゃんみたいな感じで、一緒にいる時間が長すぎてイチイチ話さないみたいな(笑)。最近は挨拶もしない(笑)。

−−(笑)。

小谷美紗子:ソロなのに長年やってるバンドのグルーヴを掴むことができたので、それはラッキーでした。「親しき仲にも礼儀あり」っていう言葉がない感じを(笑)。まぁそれが良いのかなって。ミュージシャンだから何よりも音に惚れているので。そこは信頼してるから。

PAGE1 音楽を作る上で本来こうあるべき姿
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PAGE3 ますます天狗になってます(笑)。→  
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