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奥田民生 インタビュー

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シングル
『MANY』

2006.07.19 RELEASE
SECL-423
\1,020(tax in.)

01.MANY
02.KYAISUIYOKUMASTER





奥田民生 レビュー
『MANY』
 
Interviewer:杉岡祐樹
Photo:齋藤卓侑
 
−−そしてM-2『KYAISUIYOKUMASTER』はさっき言ったバランス感っていうのが、『MANY』と逆転している楽曲ですよね。

民生:去年の夏にLAに行ってこの2曲だけを録ってきたんで、そこでバランスを取っているとは思います。コッチはチャーリー・ドレイトン(※5)が「曲のアイディアがある」ってデモテープを送ってきてくれた方なんですよ。だからリフが殆どでメロディなんてないようなモンだし。これを歌いたい、とは思わないからね(笑)。演奏したいとは思うけど。

−−確かにこの曲の一番の聴きところは最後のコーラスのリフレインからギター、ドラムと続くアウトロの部分だと思います。「音楽でトリップする」じゃないですけど、ヘッドフォンで聴いた時にぐわぁ〜ってあがってくるものがあって、いわゆる演奏に重きを置く民生さんの魅力が集約されていると感じたのですが?

奥田民生 画像
 
民生:うん、ありますね。さっきも言ったけど、バランスを取らなければいけないものだと思いますから、ただダラダラこういうことをやっていると、独りよがりなものになるかもしれないですが、たまにはいいだろうみたいな(笑)。
ライブではそういう瞬間も多かったり、「間奏長いな」みたいなところもある訳で、「ツェッペリンがやってたからだ!それをただ、やりたいんだ!」みたいな、様式美みたいな部分もあるし(笑)。そういうのを小出しにするくらいはやりたいけどね。

−−そしてこの曲の歌詞は、民生さんの状況をそのまま綴った詞、ですよね?(笑)

民生:大体詞を書く時っていうのは詞ができない時だから、当たり前だけど!(笑) 「詞を書くぞ!どんな詞を書こう?」って思って風景を見ると、もうその風景を書きはじめて、「窓の外には・・・、タクシー?」とかね。大体、煮詰まった時はそういうのが出てくる。この詞は「LAまで来て何でホテルにいるんだ・・・」っていう哀しみが表れた曲ですね(笑)。

−−ではこのシングル『MANY』は民生さんにとってどのようなシングルに?

民生:そうですね、LAに行ってチャーリーと一緒にやってきたっていうのが一番重要な訳で、LAでチャーリーやドン・スミス(※6)小原礼さん(※7)とかと一緒にやるにあたり、みたいなところで作った曲だから。人と一緒にやったりするっていうことは、色んなアイディアを生んだり、曲を生む訳・・・だよねー、みたいな(笑)。他人ごとのように考える訳なんですね!

−−(笑)。例えば海外で録音するのと国内での録音。違いを挙げるとすれば?

民生:日本でやるのも同じことで、例えば湊雅史くん(※8)と演るにあたり、と思って曲を作る訳ですから。最近は何もないのに曲を作らない訳で、誰々と演る、とかコータロー君が言ってきた!とか(笑)。そういう理由がないと当然作らないですし、「良い曲を作るんだ!」って意識は最初にはなくて、「それを誰とプレイする?」とかを楽しみに。「そのためには曲が必要だ!」とか、そういう作り方ですからね。

−−曲作りのきっかけも演奏に引っ張られているんですね。

民生:そうですそうです。そっちの方が楽しい、そっちの方が頭の中でのメインになる訳ですよね。まあでもツアーで一回演ったっきりなんで、これから何度も色んなところで演奏するだろうっていうか、それは楽しみですね。

−−そういう意味では、今年も恒例といってもいいくらいに夏フェスに多数出演されます(※9)ので、そこでも披露される訳ですよね。では今年の夏フェスに対する意気込みは?

民生:まあ、いつも一緒ですけど、夏フェス出ないと怠けてると思われるし・・・。こんだけずっと出ていただけに、出ない訳にはいかないというか、老体に鞭打って(笑)。
フェスやイベントでの生演奏は、ビアガーデンでおっさんが演奏するのと何ら変わらない訳で。単に楽器を演奏する楽しみっていうのがあるし、曲がどうのってのもあるけど、演奏自体の喜びも観れば観るほどあると思うんですよ。「このバンドはCDでは聴いて曲は知ってたけど、こんな演奏するんだ」とか「ココで声が裏返った」とか、楽しいですよね。人のライブを観ていて声が裏返ると、もの凄い嬉しいんですよ!

−−やらしいっすねー!(笑)

民生:ダハハッ!そういう喜びが基本的にある訳で、その中のひとつとしてバンド演奏をやっている、「何であんた20年もその仕事やってんの?」というものに対する理由な訳ですから。そこを基本的には楽しんでもらいたい訳で、そのためには良い楽曲が必要だと、そういう順序っていうんですかね。
特にイベントだといっぱい観る訳だから、それぞれに芸風っていうか良いところ悪いところがあって、何がやりたくてやってるかっていうのが、並べて色んなバンドを観ることによって出てくるんですよね。ツアーなどを観る楽しみとはまた違う。それはもっと楽しんだ方がいいですし、誰それ目当てで行くけど、他の人もいっぱい観た方が良いし。色々観て比べたりとかしてもらいたいですよね。
奥田民生 画像


※5.チャーリー・ドレイトン・・・ソロ当初から奥田民生を支える盟友のひとり。ドラムやパーカッションに加え、共同プロデューサーとして今作では参加し、『KYAISUIYOKUMASTER』では作詞・曲にもクレジットされている。
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※6.ドン・スミス・・・前述チャーリーと同じく民生のソロを長く支える敏腕エンジニア。
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※7.小原礼・・・70年代よりサディスティック・ミカ・バンドのベーシストとして活躍、現在はプロデューサーなども務める。奥田民生との親交も深く、『MANY』でもベーシストとして参加。
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※8.湊雅史・・・80年代よりサーベル・タイガー、DEAD ENDなど伝説的なバンドに加入し名を挙げた名ドラマー。民生作品ではアルバム『comp』などに参加し、本文にもあったDVD『okuda tamio Cheap Trip 2006』でもそのパワフルなドラミングを体験することができる。
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※9.奥田民生 夏フェス情報!!
【SETSTOCK '06】
07.22(土) 広島県 国営備北丘陵公園
07.23(日) 広島県 国営備北丘陵公園
※22日はひとり股旅で出演
【HIGHER GROUND 2006 前夜祭】
07.28(金) 福岡県 海ノ中道海浜公園野外劇場
【ROCKIN'ON PRESENTS ROCK IN JAPAN FESTIVAL. 2006】
08.05(土) 茨城県 国営ひたち海浜公園
※ひとり股旅での出演
【SUMMER SONIC 2006】
08.12(土) 千葉県 幕張メッセ
【ロックロックこんにちは!in 仙台】
08.17(木) 宮城県 Zepp Sendai
【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO】
08.18(金) 北海道 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
08.19(土) 北海道 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
※18日はsoul of どんと from EZOに出演
【ロックロックこんにちは! 10th ANNIVERSARY】
09.02(土) 大阪府 泉大津フェニックス
【OkinawAmp'06 “Tug+CHU!”】
09.09(土) 沖縄県 宜野湾市海浜公園屋外劇場

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※OTサマーキャンペーン!!
ニューシングル「MANY」発売記念として、夢いっぱいな企画「OTサマーキャンペーン」を実施中!
1.「夢いっぱい〜たみおネットFESTIVAL」
7/18〜9/上の期間限定でオフィシャルサイトにて開催!毎週出演する夏フェスでのOTをファン垂涎の角度からマネージャーにより撮影された映像や、このサイト限定でのOTインタビュー他が楽しめます!また、全国のCDショップで同時期に展開される「夢いっぱい〜サマービッグタミオクジ」の当選番号抽選会の模様なども配信。
さらに、サイト来場者に夏フェスの趣を堪能していただくべく、全国各地の名産品を集めた屋台?を日本地図と共に展開。出品された名産品をサイト来場者に抽選でプレゼントします!
2.「夢いっぱい〜サマービッグタミオクジ」
全国のCDショップにて、「MANY」購入者に宝くじ形式で「タミオクジ」を先着でプレゼント。9/1に「たみおネットFESTIVAL」サイト上で当選番号抽選会を行い、当選者にはOT使用と同じモデルのギター、OTサイン入りバット・OTサインボールなどの豪華賞品をプレゼント。さらに、一部のCDショップでは「サマービッグタミオクジ」を、OTの旧譜アルバムも対象商品としてキャンペーンを展開します!


   
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