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小野リサ インタビュー



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ALBUM
『Jambalaya -Bossa Americana-』

2006.7.12 RELEASE
TOCT-26040
\3,000(tax in.)
GIZA studio

01.Jambalaya
02.Take Me Home Country Roads
03.Stay All Night
04.Saliane
05.I'm An Old Cowhand
06.Gentle On My Mind
07.Crazy
08.I've Just Seen A Face
09.Old Fashioned Love〜You Are My Sunshine
10.Little Cabin Home On The Hill
11.She Wore A Yellow Ribbon
12.Danny Boy
13.My Boy

国内盤のみボーナストラック2曲追加収録
14.ファシネーション(魅惑のワルツ)

15.モーニング サン


小野リサ レビュー
『Jambalaya -Bossa Americana-』
 
Interviewer:平賀哲雄

−−正直に言いますと、僕はボサノヴァという音楽に対しての知識がほとんどないんです。とは言え、もちろん耳馴染みにはある音楽で、とても心地良い音楽という印象は持っていて、興味もありまして。今日はこのインタビューを通してボサノヴァの魅力を感じさせて頂ければなと思っているんですが、まず小野リサさんはブラジル生まれなわけですが、もう生まれた頃からボサノヴァは聴き馴染みのある音楽だったんですか?

小野リサ:生まれたときからボサノヴァは聴いて育っていて、とても親しみがある音楽。私のバックグラウンドです。

−−家でも外でもいつも小野さんの周りで流れていた音楽という感じで?

小野リサ:ブラジルから日本に帰ってきたのが10歳のときだったんですけど、その頃からブラジル音楽を中心に聴いていました。今は何でも聴きますけどね。最近は日本でもいろんなところでボサノヴァが聞こえてくるようになったので、私としては大変嬉しいです。

−−今、小野さんも仰っていたように、最近はボサノヴァの要素を取り入れた音楽をいろんなところで聴くようになりましたが、当時の日本でボサノヴァのアルバムを日本人が出すというのは小野さんが唯一だったんじゃないですか?

小野リサ:私の両親がブラジルのお店、レストランとライブハウスをその頃からやっていたから、そこに出演していたミュージシャンの方々が毎週末ウチに遊びに来ていて、私はよくお店に行ってそのミュージシャンの方々が演奏するブラジルの音楽を聴いていたんですよ。なので、ボサノヴァを演奏することはとても自然で。

−−小野さんがボサノヴァに惹かれた一番の要因というか、魅力はなんだったんですか?

小野リサ:ボサノヴァを聴きながら街を歩いていると、すごくその街がパステル色になるような印象があって。10代の頃、ウォークマンがちょうど流行っていたので、それでボサノヴァを聴きながら通学したり、過ごしたりしていたんですけど、すごくその場の空気を変えてくれるんですよね。それでいて、ずっと聴いていても疲れない。長時間聴いていられる音楽だったから。

−−それで自分でもやりたくなったと。

小野リサ:私自身は両親のお店で初めて歌うことになったんですが、そこではメインがサンバで、お客さんを踊らせるっていう感じだったので、そこではそういう音楽もやっていたんですけれども、あるホテルのラウンジで歌うお仕事をさせてもらったときに、初めて「静かな音楽をやってほしい」ということで、そのときボサノヴァを中心としたレパートリーで歌ったんですよ。そのときに自分の音楽を発見したような気持ちになって。私は声量がない方なんですけど、サンバを歌うにはやっぱりエネルギーも声量もある程度ないとダメなので、そこで感じていた違和感をボサノヴァを歌うことで全部なくすことができて、それで自分の音楽を見つけたと感じたんですね。そのときからボサノヴァを演奏していくようになりました。

−−そして、小野さんは、1989年に『カトピリ』というアルバムでデビューを飾るわけですが、これはどういった経緯で決まったんでしょう?

小野リサ:いろんなレコード会社の方々がお話に来ていて、デビューの話を頂いていたんですけど、その中で私の希望に応えていただけたレコード会社が見つかったのがミディというレコード会社だったんですよ。それで『カトピリ』はリリースすることになったんですけど、それまではずっと都内のジャズ系のライブハウスで歌っていて。

−−1989年当時の日本におけるボサノヴァの浸透率というのは、どのぐらいあったんですか?

小野リサ:私がライブ活動を続けていく中で、ちょうど87年頃、私のライブに来るお客さんがある日突然、変わったんです。それまではやはり年配の方で、ジャズからボサノヴァに入った方、セルジオ・メンデスを聴いていた人が「懐かしい『マシュ・ケ・ナダ』を聴きたい」と思って来ることが多かったんですが、ある日突然、ワールドミュージックという音楽が浸透し始めたときだったと思うんですけど、若い子たちの行列ができて。それがすごく印象的だったんですけれども、その頃からしばしばレコードデビューのお話を頂くようなったり、ジャズフェスとかにも出演するようになって。アルバムを作るのは夢だったので、89年のアルバムができたときは本当に嬉しかったです。

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