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元“MOON CHILD”で現“SCRIPTの佐々木收。元“The Kaleidoscope”の石田匠。最初この二人がツインボーカル、ツインギターのロックユニットを結成すると聞いたときに全く僕はピンと来なかった。音楽性全然違うし、二人の歌声が絡み合うイメージも浮かばない。でも彼ら“Ricken's”のライヴを初めて体感したとき、心の底から“楽しい”と思えるロックがそこにあって目から鱗。伸縮自由自在の佐々木の歌声と、説得力に溢れた石田のハスキーボイスが絡み合い、というよりは、ぶつかり合い、そこにリッケンバッカーが“ジャーン!”と鳴り響けば、もう何も考える必要がなくなる。体が激しく揺れるだけ。納得。ぜんぶ納得。気が付けば、「“Ricken's”のインタビューやらせて下さい」と僕は頼んでいた。あまりにも楽しそうにライヴをする彼らと会話したくて仕方なくなったのだ。 × Tetsuo Hiraga ![]() 「WHO」 01.Dear my friends 02.80's pure 03.フロウ 04.Rolling 05.girl friend 06.アイドント・ウォナ・クライ 07.アンチヒーロー 08.overtake 09.ラストナンバー 10.ふさわしい場所 11.Message 12.give me some mo'rock スタジオ・ライブセッション映像収録 01.Ah ha ha! 02.フルスロットル 【CD+DVD】AVCD-17596/B \3,800(tax in) 【CD】AVCD-17597 \3,059(tax in) 2005.1.13 in STORES <Ricken's ポニーキャニオン公式サイト> http://www.d-a-i.com/index.htm ◇このCDを購入、 または過去の作品を知りたい方はこちらまで◇ ![]() |
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−実際に佐々木さんがこの曲を聴いた時は、どんな感想を持たれました? S:最初は英詞だったんですよ。「良い曲だな」と。“KISS”って歌うサビの部分のコーラスが、自分がやるとなるとちょっと照れ臭いなっていうのが最初はあったんですけど(笑)。 I:けっこう僕、照れ臭いことやってますからね(笑)。 S:でも本当に良い曲なので、声をそんなに張らないように気をつけたっていう。優しい歌い方を心掛けましたね。 −そういうのがひとつひとつ初体験だったりするわけですよね? S:そうですね。ライヴでも必ずこの曲は歌ってるので。でも何が一番緊張するかと言うと、コーラスよりもギターソロが一番(笑)。あれを失敗するともう台無しにしちゃうんで。実際にCDで弾いてるのは石田君なんですけど、やっぱりライヴとなると歌もあるので。 I:ソロではペンタトニック以外はなるべく使わないようにしてるんですよね。 −続いて、3曲目の「フロウ」ですけど、この曲はどんなイメージを膨らませて作っていった曲ですか? S:速い曲ばかり作っていたので、ちょっとミディアムテンポの曲が聴きたいなって感じで持って行ったんですけど。なんかロックって言うと、変に格好付けるよりも、ワーッ!て突き抜けちゃってる方がロックだなって思うところがあるんですけど、どうしてもロックでミディアムテンポの曲を作ると、暗くておどろおどろしいものに向かってしまいがちなんですよね、僕ら。その一連で出来た曲です(笑)。 −実際にこの曲を2人で歌ってみてどうでした? S:不思議な歌だなって。 I:そうですね。 S:サビが“ラララ〜♪”って僕のファルセットがあるんですけど、最初の出始めは俺の方がキーが高いんですよね。石田君が低いところから入って、その後グッ!と急に逆転して。一瞬どっちか歌ってるのか自分でも分からなくなるんですよね(笑)。あと、自分の中では“oasis”を意識して作ったんだけど、“suede”っぽいって言われちゃった(笑)。やっぱり俺のしゃくりあげる声がそう聞こえさせるみたいです。 −続いて、石田さんの作った「Rolling」ですが。 I:もうちょっと俺的にはガレージ寄りにいくつもりだったんですけど、なんか“C.C.R.”みたいになっちゃった!みたいな(笑)。そういう感じでしたね。もうちょっとテイストはクールな感じだったんですけど、どんどん作っていく中で、やっぱり現場が明るかったので、ちょっと“南部テイストに溢れる”みたいになっちゃって。でも、あまり考え込まない感じの曲にしたかったので、結果良かったかなと。 −続く「girl friend」はどんな感じだったんですか? S:最初に原田さんに「J.D.サリンジャー知ってるか?」と言われて「はい。」と。「それを自然に“はい。知ってます”って言える人達と仕事したいんだよね」って言われて、「きっと俺、引っかかってくるんだろうな」と思って(笑)。そういうことを含めつつ書いた曲なんですけど。けっこう自然にギターをいじってて、「このコード良い響きだ!」っていうところから始まって、最初はワンコーラスになってたんですよ。Aメロ、Bメロあってサビが来て、その後に間奏もあまり無くBメロが来て、またサビが続いて終わるっていう形だったんですけど、石田君から「ちょっと盛り込みすぎじゃない?」って言われて、別バージョンをまた作ってきて聴いてもらって採用みたいな。 −この曲をライヴでやってみるとどうですか? I:もちろんウケも良いし。 S:ギター弾くのに必死だけどね・・・(笑)。 −(笑)。続いて、6曲目の「アイドント・ウォナ・クライ」ですが、この曲にはどんな想いが込められているんですか? I:ちょっとメタルが好きなのでそういうテイストの曲が作りたいなと思ってやりましたね。で、『話を聞かない男 地図の読めない女』という本の話をしていたので、情けない歌詞を付けようと。それはもう一連のウィーザーの流れですけど。そういうものをやりたいなと。 −この曲は聴いてみてどうでした? S:洋楽だなと思いました(笑)。詞の“濡れた髪のままで 寝て風邪ひいた そんな感じがする 別れかただった”っていう一連の歌詞がすごく不思議な歌詞だなと思って。どういう意味なのか後で聞いてみたかったんですけどね。 I:情けない話です。彼女の濡れ場をそのままにして、ウェットな部分をそのままにして寝ちゃって彼女がいなくなったみたいな、そんな感じです(笑)。他聞のイメージですけど。なんか子どもとか頭濡れたまま寝たら風邪引いたりするじゃないですか。それと同じようなミステイクで彼女がいなくなったみたいな感じですね。 S:そんな深い詞だったのか(笑)。でも短い言葉にすごいドラマを入れてきたなと。 |
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−この曲は力強さ+哀愁が感じられるのがすごい良いなと思ったんですけど。 I:ロックやってる情けなさというか、ジム・モリソンが格好良いと言えば格好良いけど、情けないと言えばすっごい情けないじゃないですか。そういうのが好きなんですよね。 −そんな12曲入りの“Ricken's”ファーストアルバム「WHO」ですが、このアルバムの素直な感想を聞かせてもらえますか? S:ライヴに行きたくなるようなアルバムになってるんじゃないかなと思います。あと聴いた後の爽快感が「あぁ良かった!」っていう気持ち、まぁ僕は作ってるから余計そう思うのかもしれないですけど、聴いて良かったなというか、ちょっとドキドキしてホッとするような。ジェットコースターとまではいかないですけど、つられて最初から最後まで聴いて、「乗って良かった!面白かった!」っていう感じのアルバムになってると思いますね。 I:“LED ZEPPELIN”のアルバムじゃないんですけど、曲名言えなくてもリフで次の曲が分かるようなものになれば嬉しいなと思いますね。ライヴも基本的にはこういう流れでやってるし、1曲目で「Dear my friends」やって、一通り楽しい音楽をやって聴かせて、最後大円になってみたいな。多分その感じは絶対変わらないと思うので、逆に変えない方が良いと思って。そのままでライヴが出来ればなと。 −今年は2部構成のライヴを毎月やっていくということですが、正直バテたりしてませんか? I:ステージで抱擁しましたからね(笑)。やっぱり燃え尽きることって感動的なんだなって(笑)。何も考えられなくなるくらい夢中になってるっていうことが、自分の中では衝撃的だった。もう考える余地が無いっていう発見がありましたね。まぁ体鍛えて余裕を持つようにしようとしても・・・。 S:「鍛えなきゃ」と思ってる内に次のライヴだからね(笑)。 I:鍛えても筋肉痛になるだけですよね(笑)。 −では、最後になりますが、年の初めということで2005年の抱負をお願いします! I:“Ricken's”はすごい加速していくし、僕も收さんも色んなことをやっていくと思うんですけど、なるべくゆっくりいこうと思いながら突き進んでいきたいなと思っております。しっかり自分を見据えていきたいなと思ってます。 S:僕は自分で自分のおしりを叩かないと動かないタイプの人間なので(笑)、自分に厳しくいこうかなと思います。やっぱりライヴやってギターももっと上手くなりたいなと・・・なんかすごいアマチュアバンドっぽく言っちゃった(笑)。でも本当思うんですよね、上手くなりたいなって。説得力のあるギターが弾ければなと思います。 Interviewer:平賀哲雄 |

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