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ロボピッチャー インタビュー

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アルバム
『アリバイと40人の盗賊』

2006.09.13 RELEASE
POCE-2541
\2,100(tax in.)

01.紺碧の歌
02.卓球 makes me high!
03.モーニング・モーニング
04.ビッグバンデイ
05.ライムライト
06.たった2つの冴えたやり方
07.かさぶたロックンロール
08.ファンファーレ
09.幸せの意味
10.Velvet a Go! Go!
11.ぎりぎりロッテンマイヤー
12.宴
13.だいじょうぶ、たぶん。





ロボピッチャー
レビュー
アリバイと40人の盗賊
ロボピッチャー
ライブレポート
『東京コントロール Vol.6』
ロボピッチャー
インタビュー
『まぼろしコントロール』
 
Interviewer:杉岡祐樹
 
今作のタイトルについて、Vo&G.加藤はセルフライナーの中で「自覚しているような意味はない」と語っている。では受け手たる私たちは、例えばレコ屋でこのアルバムを購入し、まだビニールを開ける前。ぼんやり変な(失礼)顔が描かれたジャケットとこのタイトルを眺めながら、何を感じるのだろう。
ただの駄洒落だと意に介さないのも間違いではない。様々な考察や見解、強引なこじつけや妄想も絡めて400文字くらいのショートストーリーを紡ぎ出すことだって悪くない。自分が40人のひとりだと思いこんじゃう人も、個人的には嫌いではない。どこにも正解はなくて、間違いもない。ただ確実に言えることは、ビニールを開けて、プレイヤーにセットした12インチ、重さたった15グラムの円盤の中に、涙が零れる程に美しく残酷な、60分弱の悠久(※)が収められているってこと。
そんな訳で、その全作詞作曲を担当しボーカルを務めたVo&G.加藤隆生氏に、ロボピッチャー1stフルアルバムにしてどうみても明らかに最高傑作、奇跡と呼ぶに相応しい名盤、アルバム『アリバイと40人の盗賊』のついて語ってもらいました。



−−まず、先日『これがほんとのアニソンじゃい!!』(※1)が発売されましたが、この企画は周囲の評価も高かったですよね。

加藤:あのアルバムに関しては異常に高くて。「『卓球 makes me high!』は過去のロボピッチャー楽曲の中でも最もクオリティが高い!」とか言われちゃうと、「ちょっとなぁ・・・」と微妙にね(笑)。中途半端にアニメっぽい曲を作ったら負けだっていう感じがあって。
でもどっちかっていうとミュージシャンが作ったというよりは編集者サイドの加藤が作った感じかな。何が求められているかみたいなところ、基本的には自分が作りたい曲を作っているんだけど、あの曲に関しては恐らく初めて「企画に沿った楽曲を作る」って中で、どこまで振り切れなければいけないか、みたいなところをある程度コントロールして作った楽曲ですね。

−−そして早速ですが、9月13日に発売される1st フルアルバム『アリバイと40人の盗賊』について伺いたいと思いますが、一聴して最高傑作だと。これは更新した(※2)なと(笑)。

加藤:またやっちゃいましたか(笑)、それは良かった。

−−ただ、この作品を完成させるまでには相当な苦境を乗り切ってきた(※3)、とのことですが作っていく過程での精神状態はネガティブだった?

加藤:基本的に僕は音楽は全てポジティブな方向に向かうと思っているので、取り巻く環境がネガティブであっても、やっぱりメンバーが楽器を持った時、僕が曲を作ろうと思った時やマイクの前に立った時。その刹那刹那は全然ネガティブじゃなかったし、スタジオワークも穏やかに、順調に進んでいったけども、そこに至るまでに色々あったから。でもバンドのテンション自体は一回も途切れることはなかったし、ネガティブな状況で進んだって感じではなかったですね。

−−では制作に入る前の段階で加藤さんが意識したのは?

加藤:今、ロボピッチャーが持っているものを全部出すってことですよね。それはつまり出せなかったんですよ、ミニアルバムでは。ロボピッチャーは色んなものを幅広くやるじゃないですか。6曲の中でそれを全部出したら訳が分からないものが出来てしまうので、「じゃあ今回はこういうテーマで」みたいな感じでやってきた。でもそれは“ロボピッチャーのある一部分を切り取ったミニアルバム”なんで、凄く歪(いびつ)な出し方になったな、一枚一枚で完結しているものではひょっとしたらないんじゃないかなって。だから今回はとにかく良いところも悪いところも、出来ることも出来ないことも全部出そうと思いましたね。

−−私は3部作(※4)では『消えた3ページ』が一番好きだったんですけど、確かに今作にはその世界観も見事に収録されていますよね、M-03『モーニング・モーニング』であるとか。中には他2作の雰囲気を感じる楽曲もあったりして、今作は3部作にバンドの成長をプラスして紡いだ一枚なんだと感じました。

加藤:そういう要素はあると思います。3枚がひとつになって、そこにプラスアルファが加わった。これまでのロボピッチャーから今のロボピッチャーまで一聴して分かる、これ以上は何もない、全部を絞りきったアルバムですね。

−−これまでの音源には加藤さんのセルフライナーがありましたよね。今作のライナー(※5)も読ませて頂いたんですが、確かに私もノーコンセプトというか、アルバムの印象を言葉で明確に伝えることが難しいと感じてしまったんですよね。

加藤:何せフルアルバムを作るのは初めてだったので、今ある楽曲の中から好きなものをドンッと入れていこうって。その結果、何か見えてくるかもしれないって思ったんだけど、そこからコンセプトとか起承転結のあるストーリーが見えて来なかった。それが僕は凄く嬉しかったんですけど、何かひとつのバンドが音楽で全てを語り終えている、って感じがしたんですよ。あとから補填するようなコンセプトや説明が一切ない、楽曲を聴いてもらえれば音楽、バンド、人、想いがあって、それに付け足す言葉、物語が一切必要ないアルバムになったなって。

−−そういう意味ではインタビュアー泣かせの一枚だな、と思う訳で(笑)。

加藤:まあまあ、そこを何とかするのが仕事じゃないですか(笑)。

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