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サンボマスター インタビュー

PAGE2 愛と平和
PAGE3 死んでほしくねぇなぁ
PAGE4 有終の美なんてあったもんじゃない
PAGE5 サンボマスター、愛の告白
  シングル
『I Love You』


2007.04.18 RELEASE
SRCL-6547
\1,223(tax in)




01.I Love You
02.ベイビーベイビースー
03.コースター
04.教会前通り



 
   
   
   
   
Interviewer:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
   
 
 
 

 予想はしてましたが、ぶっ濃い内容のインタビューになりました。サンボマスター、hotexpress初登場にして、泣いて怒って笑って、最後は愛の告白!という最高のストーリーを展開。なんで、今回は冒頭分もこのぐらいにして、全人類にこのインタビュー本文をお届けしたいと思います。


−−あの、実は僕、サンボマスターの音楽に興味を持ったのが遅くてですね、『美しき人間の日々』を聴いて大変共鳴させていただきまして。当時好きだった女の子がいてですね、まぁお水の女だったんですけど・・・。

山口隆:ウチにピッタリのお客さんだ(笑)。

−−どんなに口説いても上手く行かず、そのモヤモヤをあの曲にぶつけて聴いたり歌ったりしていたんですよ。

山口隆:あぁ〜、よくぞいらしてくださいました!

木内泰史:嬉しいね。

山口隆:待ってた!待ってた!よくぞ来てくれました。

−−で、あの曲ってすごく力強いメッセージソングだとは思うんですが、実はそんな日常の中にある小さな恋から生まれたもんだったりするんじゃないかって。

山口隆:まずはそっちでいいんじゃないかと思ってね、何を歌うにしても、そっからですよ。だからお水のオネーチャンをね、口説き落とせなくてね、「上手く行かない」なんて悩んでても、女の子からしたら「バカじゃないの?」みたいなことかもしんないけど、あんな真剣な時、ないと思うよね!俺、みうらじゅんさんが「山口が鬱で落ち込んでる」って、鬱じゃなかったんですけど、そういう噂を聞いたって言って、初めてキャバクラに連れていってくれたんですけど、いやぁ〜もうめくるめく世界じゃないですか。「女の人とこんなに話が出来るのか!?」って驚きましたけど、そういうところで歌ってもらったら嬉しいですよ。

−−実際に『美しき人間の日々』は、どういう背景から生まれた曲なんですか?

山口隆:いや、もうあれはね、全くああいう曲が世の中になかったから作ったんですよ。音楽的アンチテーゼがものすごくありましたけどね。みんな英語で歌ってたし、なんか、スケボー持ってライブハウス行くのがカッコイイみたいな空気があったし、僕はそういうのがすごく嫌で。嫌っていうか、それはそれであってもいいんだけど、僕にはできなくて。僕の本当にやりたい音楽をやろうと思って『美しき人間の日々』は作ったんですよ。あの、日本の昭和の頃からある映画、『復讐するは我にあり』とか、ああいうすごいタイトルの映画が昭和にはあったわけですけど、ああいうのを全部引っくるめた音楽をやってみたかったんですよ。それは誰もやってなかったし、そういったソウルとハードコアがぶつかったような音楽をやってみようと思って。それですね、あれを作った背景っていうのは。

最近になって「日本のロック」っていう言葉をみんな口にするけど、僕らがファーストアルバムを出すまでは、そんなにみんな言ってなかったと思うんですよね。40年前にはっぴぃえんどが言いましたけど、もう「日本のロック」なんていう言葉は誰も言わなくなっていたし、だから『新しき日本語ロックの道と光』っていうのを最初から打ち出した。そういう背景はデカイですけどね。

−−で、その『美しき人間の日々』が収録されていたセカンドアルバム『サンボマスターは君に語りかける』がリリースされた頃から、テレビや雑誌、あらゆるメディアからサンボマスターの情報を得られるようになって、とりあえず理由は分からないけど、めちゃくちゃ売れたじゃないですか。あれはサンボマスター的には想定の範囲の盛り上がり方だったんですか?

山口隆:あんな風になるとは思わなかった。ていうか、すべて想定なんか全然してないですよね。だって、俺らがやってる音楽なんて、そんなにね、コマーシャル的なモノじゃなかったと思うんですよ。だけど、とりあえずワァ〜ってなって、まずはカルチャー誌とかが結構来てくれて。ウェブの人とか。つまり若い人が食いついてきてくれた。だから音楽誌とかは結構遅くって、そういうのも含めて一部を除いてダメな音楽誌が多いなとは思うんだけど、とにかく音楽誌は後からなんですよね。でもとにかくどんどんワァ〜ってなっていって。それは想定なんかしてなかったね。

木内泰史:してない。むしろいろんな人が聴いてくれたその状況が「あ、僕らの音楽がそういう風に聴いてもらえるモノなんだ」っていう風に気付かせてくれたぐらいで。

山口隆:「そこまで衝撃的だったの?」って思いましたけどね。パフォーマンスとか、僕らの恰好とかを含めてなんでしょうけど、そんなに衝撃的だったんだって。

−−でもそこの自信はあったんじゃないですか?

山口隆:音楽的な自信、新しい音楽をやるっていう自信はありましたけど、商業的なモノに結び付くかどうかっていう自信は・・・というか、自信も何もそんなこと考えてもいなかったですからね。「有り難いな」って思いましたけど。

−−ただ「有り難いな」って思いつつも、やっぱり露出が増えれば増えるほど、しんどいことがいっぱい出てくるじゃないですか。

山口隆:いっぱいありましたよ、もう!コントでもやられたしね。アレの何が一番しんどかったって、「ブサンボマスターとして曲を出す」って言うんですよ。俺がそこに関われるんだったらね、まだしも、それもさせずに俺らの名前を使うわけでしょ?。だから「やめてくれ!」って言って。曲も何も俺が関われないんだから。でもやめてくれなかったんだよね、結局ね。それをやった芸人さんに関しては、芸人さんは言われてやるしかないからアレなんですけど、ファンの人たちが怒るわけだし、それには僕ら、本当に申し訳ないなと思いましたよね。僕らは何の力もないから「やめてくれ!」って言うことしかできなくって。あそこらへんは、ちょっと変でしたよね。異常すぎるっていうか。今思えば、ロックってそういうことなのかなとも思ったりするんですけど。まぁでもそれで一切テレビには出なくなった状況でサードアルバムを出したんですよ。でも、みんなね、有り難いことに買ってくれるんですよ。それで、チャート上位に入るんですよね。18曲も入ってる本当に無茶苦茶やったアルバムなのに。それは「有り難いな」って思いましたね。

−−あと、テレビ露出もそうですけど、こうした取材でも、どんなに忙しくてツラくても自分の意思や信念みたいなモノを真剣に語ったり、伝えたりし続けなきゃいけないっていうのは、もう本当消耗戦だと思うんですけど、実際のところはどうでした?

山口隆:それはありましたね。真剣に語るのは、いいんですよ。本当にそう思ってるから。だけど、僕が必要以上にカリスマ視されたりとか、お客さんの中でそういう盛り上がり方をするようになっちゃったりとか、それは「そういうところじゃないところで僕らの音楽を聴いてもらえないかな」とは、思いましたね。あれね、嬉しいんですよ、カリスマ視されるのって。なんか、思ってもいないところにはめられる。でもそれは「違う」ってことは分かるわけじゃないですか。「そんなことでやってはいけないな」って。

−−そんな中、M-ON!で実にくだけた番組をやらせてもらっていましたよね。なんか、「パンツイン」とか、やたら鮮明に憶えてるんですけど(笑)。

近藤洋一:(笑)。

山口隆:やってましたね!ああいうのやんないとダメでしょ?やんないと嘘になっちゃうから。ああいうの楽しかったですよ。今でもああいうの大好き。オファーがあれば、いつでもあの手の番組はやりますよ!


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