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ソウル・フラワー・モノノケ・サミット インタビュー

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アルバム
『デラシネ・チンドン』

2006.06.07 RELEASE
XBCD-1012
\3,000(tax in.)
BM tunes

01.ああわからない 
02.竹田こいこい節
03.お富さん
04.くんじゃんジントーヨー
05.島育ち
06.釜ヶ崎人情
07.ストトン節
08.ドンパン節
09.トラジ
10.マジムン・ジャンボリー
  (命の祝い)
11.チョンチョンキジムナー
12.三池炭坑節
13.竹田の子守唄(元唄)
14.あまの川

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ソウル・フラワー
モノノケ・サミット レビュー
『デラシネ・チンドン』
ソウル・フラワー・ユニオン
ライブレポート
【芸能生活20周年
人生40周年記念ツアー】
ソウル・フラワー・ユニオン
インタビュー
『ロロサエ・モナムール』
 
Interviewer:杉岡祐樹
 
ソウル・フラワー・モノノケ・サミットが実に9年ぶりのサードアルバム『デラシネ・チンドン』を発売した。95年、阪神淡路大震災による被災地での演奏活動を開始し、その年には1st『アジール・チンドン』、97年に2st『レヴェラーズ・チンドン』と発売。以降、国内外問わず様々な土地で、音楽を欲する人々の前に立ち、その音を鳴らしている彼ら。
足を運び、人と出会い、共に語り合うことで触れることの出来た音楽、そして生み出された音楽について。その中心人物でありボーカル&三線を担当する中川敬に語ってもらった。ブレのない精神力とバイタリティ、時々ユーモア。ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの魅力、そして中川敬の人間としての魅力に是非触れてみて下さい。




−−ソウル・フラワー・モノノケ・サミット(以下、モノノケ・サミット)としては初登場となる訳ですが、ニューアルバム『デラシネ・チンドン』は実に9年ぶりの新譜です。

中川:そう、9年ぶり(笑)。

−−そもそもそれだけ期間が空いてしまった理由というのは?

中川:初めの2枚っていうのはドキュメンタリーに近かったね。モノノケ・サミットのスタートは神戸の震災なんやけど、当時よく言われたんよね、被災地、避難所のおばあちゃんたちから「カセットテープとか出してないの? そういうのがあったら買って毎日聴けるのに」って。そういうのがあって「CDを作ろう」ってなって、勢いで作ったのがあの2枚。だから特に新曲を作ってバンバンCDを出していくバンドでもないし、ライヴハウスで演奏するようなバンドでもない。いろんなイベントや祭りに呼ばれたり、海外から呼ばれたり、そういうバンドやから、「サードアルバムを早く作らなあかんぞ!」みたいなのがなかったんよね。
けど、あの2枚に収録されていない楽曲も相当貯まってきているし、周りからポツポツ「作らへん?」っていう声が出てきたりした中で、2年くらい前に日比谷野外音楽堂で開催された【教育基本法の改悪をとめよう! 全国集会】(※1)っていうイベントに出演した時、明らかに70歳を越えているあるお爺ちゃんが楽屋に来た。その人は前の2枚のアルバムを持ってて、「中川さん、サード・アルバムは出ないんですか?」って。お爺ちゃんが「サード・アルバム」(笑)。「8年間、あんたたちのCDばっかりずっと聴いてる」って言われて、これは最後の一押しやったね。

−−中川さんが大切にしている、人と人との繋がりですね。

中川:そうやね。ソウル・フラワー・ユニオン(以下:ソウル・フラワー)の場合はある種、職業的な部分もあって、1〜2年に一枚は作ろうっていう、いわば体内時計もそうなってる。けどモノノケ・サミットは「名前を売るぞ!」みたいなバンドじゃないから、アルバムを作るにしてもきっかけがないとね(笑)。

−−では今の中川さんにとってモノノケ・サミットとはどんなバンドだと位置づけされていますか?

中川:あらゆる面で特殊な活動をしているから、一口で言うのは難しいんやけど、ソウル・フラワー・ユニオン、あるいはニューエスト・モデルはライヴハウスとかコンサートホールで、自分たちのことを認知している人たちの前でやるライヴ。モノノケ・サミットは本当に知られていないところでやることが多いから、そこが決定的に違うところ。そういう特性を持ったバンドにも参加してることが、俺は幸せやと思う。どっちもやれる。片方だけやったら、もはや不満やね。

−−ただ、その分だけ2つのバンドを維持していくエネルギーやバイタリティは相当必要ですよね。

中川:いやいや、本当に知らないうちにやってるなあっていう感じやね、震災はやっぱりでかかったから。実際、95〜96年で100発以上のライヴを神戸でやってんねん。で、神戸に来ているボランティアたちはその後、自分たちの持ち場へ戻っていく訳やけど、元来それぞれのところで自分らの問題に対して闘っている人間が多かったんよね。ってなると、「ココでこういう祭りがあるんやけど、ソウル・フラワー出てくれへん?」みたいな、やっぱり人の繋がりの中で、どんどん広がって行って。知らないうちにあらゆる場所でやってるって感じ(笑)。

−−ただ現在、震災というのは報道されることも少なくなってきています。10年、15年という節目で振り返られることはあっても、今ある問題について深く報じられないことに対する憤りを感じることは?

中川:マス・コミュニケーションの問題。・・・それはもうず〜っとあるよ(笑)。タレントのどうでもいい情報を延々と見せつけられる。テレビの場合、特に主婦層。あの感じは、「どうにかならんのか」と思うけどね。くだらない話題が独占する時期に限って、重要な法案がどんどん通って行ってたりするし。非常に政治的なものも感じるよね。



※1.【教育基本法の改悪をとめよう! 全国集会】・・・政府の教育基本法改正に反対する「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が、日比谷野外音楽堂にて行っている全国集会。ソウル・フラワー・モノノケ・サミットは2004年11月6日に参加。詳細はこちらを。
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