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ソウル・フラワー・ユニオン インタビュー

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アルバム
『ゴースト・ヒッツ 00〜06』

2006.09.20 RELEASE
[限定盤]
XBCD-1016
\3,675(tax in.)


[通常盤]
XBCD-1017
\3,150(tax in.)


01.うたは自由をめざす!
 (2006 DERACINE REMIX)
02.サヴァイヴァーズ・バンケッド
03.永遠の語らい
04.世紀のセレナーデ
 (2006 DERACINE REMIX)
05.殺人狂ルーレット
06.ピープル・ゲット・レディ
 (2006 DERACINE REMIX)
07.荒れ地にて
08.緑の沖縄
 (2006 DERACINE REMIX)
09.ビッグ・アップル
10.クレイジー・ラヴ
11.フリー・バルーン
12.リキサからの贈り物
13.そら(この空はあの空につながっている)
14.極東戦線異状なし!?
15.神頼みより安上がり
16.不死身のポンコツ車
17.松葉杖の男





ソウル・フラワー・ユニオン
レビュー
『ゴースト・ヒッツ 00〜06』
ソウル・フラワー・モノノケ
サミット インタビュー
『デラシネ・チンドン』
ソウル・フラワー・ユニオン
ライブレポート
『芸能生活20周年
人生40周年記念ツアー』
 
Interviewer:杉岡祐樹
 


−−では話をアルバムに戻しますが、続く『ラヴ・プラスマイナス・ゼロ』から選曲の<ビッグ・アップル>はアメリカ同時多発テロに触発されて綴られた楽曲です。あれから5年経ちましたが、今、改めて振り返ってみて9.11はどういう出来事だったと思いますか?

中川:一言で語るのは難しいことやけど、何よりもまず、「対テロ戦争」という口実を与えてしまったよね、アメリカのネオコンの連中やイスラエルはもちろん、世界中の為政者達に。
結局、「対テロ戦争」を持ち出せば、国家は何でもできるようになってきてしまっている。実際9.11に関しても、詳細はわからないわけやん、今だに。21世紀も同じ調子やね。本当に人類って進歩しないね〜。不安を煽るというのは、為政者の常套やで。日本なら「北朝鮮や中国が攻めてくる〜」やね。

−−不安を煽って人を動かすというシステムにある程度気付いても、結局はその不安に勝てずに流されてしまう部分が自分には少なからずあるのですが、中川さんにもそういう意識はありますか?

中川:まずもって、テレビ、マスメディアの垂れ流す偏った情報、あるいは単純化・記号化されたワンフレーズ・ポリティクスにみんなが支配されちゃってる。俺の場合は、阪神の試合以外、あんまりテレビを観ないからね(笑)。
でも、こういったものは、消費者民主主義の世界でしか成り立ち得ないものやから、みんなしてハッキリと「必要ない」って言い始めたら、立ち行かなくなるはずやね。何となくワイドショーとかバラエティ番組とか観ちゃうやん、みんな。でもこれ、あまりにくだらないって思うようになると、みんな観なくなるはずやね、ホントは。だからテレビのみならず、シビアに個々が選択することが大事。資本主義、消費者民主主義の世界に生きていて、よりマシにしていきたいと思う人間が増えてきたら、本来少しずつ変わっていくはずやねんな。

−−例えば、アルバム『シャローム・サラーム』からの楽曲<リキサからの贈り物>は、実際に東ティモールに行かれて作られた楽曲ですよね? 先程の<ビッグ・アップル>もそうですけど、そのレスポンスの早さはソウル・フラワーのひとつの特徴ですが、タイムリーな状況を歌うことによって、そのきっかけを作り易くしたいという気持ちはありますか?

中川:その要素が無いと言ったら嘘になるけれども、俺にとっての詞作は、よりもっと日記的かな。やっぱり「突き動かされて書く」ということやね。<リキサからの贈り物>にしても<ビッグ・アップル>にしても、歌詞をちゃんと見てもらえればわかるように、「政治的メッセージ」に対して、あきらかに背を向けてる。
例えば<極東戦線異状なし!?>なんていうのはちょっとそういう要素があるけれども、それでもやっぱり企画性が高い(笑)。そういう曲を書こうとしてる。理由も不純で「みんながやらないから」(笑)。あるいは具体的に「ムカツクから」(笑)。人ってこうやって喋るやん。伝えることは喋って伝えるし、自分の音楽の中にそういうメッセージ性が高いものや啓蒙的な言葉を盛り込みたいとは、別段思ってないね、昔から。俺は「知識」というものを芸術によって伝達することにはちょっと懐疑的やねんけど、映画とか音楽っていうのは「知識」に顔を与えるときがある。理解を深めるための触媒になることはできるでしょ。だから、「知識」に顔を与えるという作業を結果的にやっているようなところはあるよね、映画とか音楽っていうのは。

−−何かを押しつけるわけではなく、何かのキッカケを与えるということですか。

中川:だって、俺みたいな人間が押しつけても、みんな嫌がるやろ(笑)。<極東戦線異状なし!?>はシニカルな俺にとってある種チャレンジでもあったし。周りの中川敬に対するイメージ、それが出てきたときに、必要以上に嫌がる人間に対して、ちょっと俺の中のいやらしい天の邪鬼な部分がムクムクと出てきたということはあったよね。「反戦ロッカー・中川で結構や!」みたいな(笑)。

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